第二部 トロン仕様チップ命令詳細第四章 算術演算命令
ADDX
算術演算命令 <<L1R>>,<<L1>>,<<L2>>

【ニモニックとオペランド】

ADDX src, dest

【機能】

Add with carry
キャリー付き加算

【オプション】

なし

【命令フォーマットと表記法】

【解説】

srcdestとキャリー(X_flag)を加算し、結果をdestに入れます。
演算は符号付きで行われます。
srcのサイズがdestのサイズよりも小さい場合には、srcdestのサイズに符号拡張します。
Z_flagは、dest = 0、かつ命令実行前の Z_flag = 1のときセットされ、そうでないときクリアされます。
ADDXの使用例 :異種サイズ間演算で、4バイトの数 srcを8バイトの数 dest2, dest1に加算します。

 ADD	@src.W, @dest1.W
 ADDX	#0, @dest2.W

【フラグ変化】

【発生EIT】

RIE src [Gen/r], dest [Gen/m]のアドレッシングモード違反
RIE sx = 11, sy = 11

【使用例】



 フレームポインタ(FP, R14)の値を16ビット長の数値−D'12に加算し、結果(H'ffffac64)を4バイトのメモリ参照のアドレスとして使用します。8ビット長の即値0(32ビットに符号拡張)とX_flag(1)を、メモリ参照から得られた値(H'00000123)に加算します。演算結果(H'00000124)を被加数が格納されていたアドレスに格納します。