第二部 トロン仕様チップ命令詳細第ニ章 転送命令
MOVA
転送命令 <<L1R>>, <<L1>>, <<L2>>

【ニモニックとオペランド】

MOVA srcadr, dest

【機能】

Move effective address
実効アドレスの転送

【オプション】

なし

【命令フォーマットと表記法】

【解説】

 この命令はソースとして指定されたsrcadrの実効アドレスをdestへ転送します。

【フラグ変化】

【発生EIT】

RIE srcadr [Gen/a], dest [Gen/w]のアドレッシングモード違反
RIE s = 1

【注意事項】

 srcadrにPC相対間接アドレッシングモードを使用し、ディスプレースメントが0のときには、現PC値(つまり、MOVAの開始アドレス)がdestへ転送されます。ディスプレースメントがMOVAのバイト数に等しいときには、MOVAの次の命令の開始アドレスがdestへ転送されます。これらの機能は
ユーザプログラムレベルでコルーチン処理が行われるときに有効です。

【使用例】



 16ビット長の数値H'5142を32ビットに符号拡張して(H'00005142)、汎用レジスタR3の内容(H'0010e23c)に加えます。実効アドレスとしての加算結果(H'0011337e)がR7へ転送されます。命令前後での値の変化は以下の通りです。