第二部 トロン仕様チップ命令詳細第十五章 制御空間、物理空間操作命令
LDC(特権命令)
制御空間、物理空間操作命令 <<L1R>>,<<L1>>,<<L2>>

【ニモニックとオペランド】

LDC src, dest

【機能】

Load data into control space
制御空間へのロード

【オプション】

なし

【命令フォーマットと表記法】

【解説】

 LDC命令はsrcdestに転送します。destの実効アドレスは制御空間を直接指定するアドレスです。
 srcのサイズがdestよりも小さい場合には、srcdestのサイズに符号拡張してから、転送が行われます。
 多段間接モードdestでは、論理空間がメモリの間接参照に使用され、最後のアドレスが制御空間を指定します。
 仕様レベル<<L2>>では、destのサイズをバイトまたはハーフワードとして指定でき、destとしてアライメントの取れていないアドレスも指定できます。
 この命令は特権命令です。

【フラグ変化】

destPSWのときフラグが変化します。その他の場合には変化しません。

【発生EIT】

RIE  src [Gen/r],dest [Gen-RS/cw]のアドレッシングモード違反
RIE sx = 11,sy = 11
RIE sy = 00,sy = 01(仕様レベルが<<L2>>に達しないとき)
RTVE リング0以外での実行
RFE PSWの0固定されたフィールドに対する1の書き込み
RFE destがアライメントの取れないアドレス(仕様レベルが<<L2>>に
達しないとき)
RFE PSWに対する予約値の書き込み
RFE destで未実装の制御レジスタを指定
DCT DCTまたはSMRNGの変更による条件成立
DI DIRまたはIMASKの変更による条件成立

【使用例】



 16ビットの即値H'f0f0を32ビットのデータに符号拡張し、制御空間のアドレスH'00000134(SP2)に転送します。