くりてぃかるひっと!
ソードワールドRPGリプレイ
旅芸人一座の冒険・第11話
「思い出の町」
ダランを離れ、早くも3か月。旅の一座にしては珍しく、平穏な日々が続いて
います。一座はこれから、ラーサの南、ルーバという小さな町で仕事をするため
に、馬車で移動中です。
なお、今回アンポはお休みです。
★☆★ 久々の収支決算 ★☆★
アスファロス 3か月もたったのなら、だいぶ金がたまったはずだ!
GM そういえばそうだね。久しぶりに、「収支決算ルール」を使おう。えっと
……どういうのだったっけ?
アマーニ リプレイの2話で使ったはず。
GM そうそう。98のハードディスクに原稿が入っているだろ? ちょっと見
てよ。
アマーニ えっと……(2d6−7)×10 が決算になっている。ただし、ゾロ
目が出たら50倍。座長、頑張れ!
アンダルシア ちなみに、赤字になっても43ガメル以上は払えないから。(笑)
アスファロス 1月目は……−20ガメル? 2月目……−40!?
アンダルシア バカ野郎!
アスファロス うるさい、お前たちの働きが悪いからだ!
アックス 2月目で、早くも−60ガメル? 俺、金なんて全然持っていないのに
……。(笑)(アックスは、いまだに給料の前借りをしています)
アマーニ あ、間違いだ。×10というのは誤植で、本当は×100。
アスファロス 何だ、6ゾロを出してもたったの250ガメルとは、随分と少ないと思っ
てたんだ。
アニース と、いうことは……
GM 赤字もそれの10倍で、−600ガメル!(一同爆笑) で、最後の1回は?
アスファロス えっと……何とか200ガメルもうけた。
アンダルシア こんな調子じゃ、そのうちに飢え死にするぞ……。
アックス 所持金が、まだプラスにならない……。
GM それから、前回の話の仕事での儲けを足そうね。収支決算ルールで、ダイ
スに+4の修正を付けていいよ。
アスファロス それっ、やった、1000ガメルのもうけだ!
アックス でかしたぞ、座長!
アスファロス それじゃその1000ガメルは、みんな160ガメルずつ分けよう。余
りは座長の分。
結局、現在の所持金は、アックスが100ガメルとほんの少し。アンダルシアは、
それよりも少しまし。一方、アニースなんかは1000ガメル以上も持っています。
……どうしてこんなに差がつくんだろう?
★☆★ 押し掛け女房 ★☆★
GM さて、最初に言った通り、今はルーバに向かっているところ。名産品は葡
萄酒で、街道沿いにはずっと、葡萄園が広がっている。
アマーニ それから?
GM 実はこの町、プレイヤーも知らないだろうけれど(笑)アンダルシアにと
っては、ちょっとした思い出がある町です。
一同 おおっ!
アンダルシア そうなの?
GM そうなの。アンダルシアがまだ子供の頃、旅の楽士だったお父さんが、た
またまこの町で事故にあって足を折ってしまったので、2、3か月滞在したのだ
な。
アンダルシア そんなことがあったのか。(笑)
GM まあ、それまでずっと旅をしていたから、一ヶ所にずっと住み着くという
のは、アンダルシアにとって最初で最後の経験だったんだね。
アンダルシア でも、みんなに知られると何か言われそうだから、黙っているよ。
GM いいよ。他のみんなもそういうことにしておいてね。
アスファロス よし、到着したら町長さんに広場の使用に許可をもらって、早速
仕事に取り掛かるぞ!
GM では、許可を取ってきました。
アスファロス よし、アックスはテントを張るのを手伝え。アニースたちは道具
の準備。アンダルシアは、客集めだ。お前の仕事だろ?
アンダルシア 客寄せねぇ。
アスファロス 儲かるかどうかは、お前の働きしだいなんだからな!
アニース あ、そうだよ! 今までの赤字は、「全て」アンダルシアのせいなん
だ!(一同笑)
アスファロス その通り!
GM でも、収支決算のダイスを振るのは座長。(笑)
アニース なんか、理不尽なもの、感じているでしょう?(笑)
アンダルシア だから、俺がいくら頑張っても、お前らの芸がつまらないと、次
から客が離れていくんだ。
アスファロス そんなこと言っても、赤字の時は、最初から客の入りが悪かった
ぞ。(笑)
アンダルシア それは、お前のつまらない手品のせいだ!
アマーニ 2人で、責任のなすり付けあいをしてるのね。(笑)
GM せっかくだから、「客引き技能」使ってみる?
アンダルシア どんなのだっけ?
アマーニ えっと……「詳しいことは決まっていません」だって。(一同笑)
GM まあいいや、とにかくダイス振って。一応知力のボーナス付けてね。(笑)
アンダルシア それっ!
GM 結構いい目が出たじゃないか。それならば、客の集まりはかなりいい方だ
ね。
アンダルシア でも、収支決算を振るのは座長だもんな。これで赤字だったら、
絶対にお前のせいだからな!
ということで、ルーバに来たその日は、準備と宣伝をして終わったのでした。
ところで、みんなの一般技能は、現在次のようになっています。
アマーニは軽業師技能5レベル。アニースが家事6レベル、踊り子7レベル。
アンダルシアは客引き4、声帯模写6。アスファロスは手品師7。アックスは一
般技能を持っていなくて、アンポはさぼっていたので、ほとんど技能が上がって
いません。
GM ということで夕方です。
アックス 今日の夕飯のメニューは? 家事が4から6に上がったんだから、き
っとご馳走に違いない。
アニース この町の特産は?
GM さっきも言った通り、葡萄酒だよ。
アニース う〜ん……。それじゃメニューにならないじゃない。
アマーニ ということで、今日は葡萄酒だけが出てくるとか?(笑)
アックス そうじゃなくて、葡萄料理。
一同 一体どういう料理だ!?(笑)
アニース べつに儲かったわけじゃないんだから、いつもどおりのメニューね。
でも、葡萄酒はつけてあげよう。(笑)
次の日からは、さっそく仕事に取り掛かります。アンダルシアの客引きのおか
げか、はたまた座長の手品がうけたのか、客の入りはまずまずです。(お互い、
黒字の時は自分の手柄、赤字なのは他の人が悪いと思っているらしい。)
さて、あっという間に日が過ぎて、公演も7日目に入りました。
GM 7日目の夕方です。今日の出し物も終わって後片付けをしていると、女性
が1人、アスファロスのところにやってきました。
アスファロス おや? 何か用ですか?
GM 「あの、この一座に、アンダルシアってのがいるはずですけど……」
アンダルシア 何だ、その「っての」というのは?(笑)
アスファロス ああ、いるけれど、あれに何か用かい?
GM わたし、お嫁さんになりに来たんです!
一同 な、なんだってーっ!!
余りに突然の爆弾宣言に、一同大爆笑! アンダルシアだけは、飲みかけてい
たお茶が気管に入って、全部吹き出してしまいました。
ところでこの女性、いったい何者なのでしょうか?
アスファロス 悪いことはいわん、「絶対に」やめたほうがいい! わしは、あ
んたのためを思って言っているんだぞ。
アックス いきなり、見ず知らずの男にプロポーズするなんて……
GM 見ず知らずの人じゃありません。昔から決めていたんです。
アニース なんだ、アンダルシアに婚約者がいたのか。知らなかった……
アスファロス とにかく、会わせるだけ会わせてみよう。お〜い、アンダルシア、
お前の嫁さんが来たぞ。(笑)
GM ずいぶんとひどい目にあったみたいだけど、お茶飲んでる途中にやって悪
かったね。大丈夫?
アンダルシア はあ……何とか。まじまじと見てみるけど、全然記憶になかった
りするぞ。きっと、僕のファンの1人だろう。(一同笑)
GM 「何を言っているのよ。もう20年以上も会っていないけれど、ずいぶんと
いい男になったじゃないの。」
アスファロス きっと目が悪いんだ、かわいそうに。(一同笑)
アンダルシア うるさい!
GM あの頃は近所のいじめっ子にいじめられて、よく泣いてたのにねぇ。
アンダルシア そんなこといっても、本当に記憶にないんだ。
アニース 本当は覚えているのに、ないって言っているだけじゃないの?
アンダルシア 本人が言っているんだから、間違いない!
GM プレイヤーの記憶にないのは当たり前じゃないか。(笑) ということで、
アンダルシアの記憶力をチェックしてみよう。知力のボーナスだけを付けて、成
功ロールをしてみて。
アンダルシア くそ、低い目出ろっ! えっと、10が出た。
GM 10か、何とか思い出したぞ。10以上だと思い出す……と、シナリオにも書
いてある。(一同笑)
アンダルシア 本当かよ?
GM 本当本当、嘘じゃないって。(笑)
アマーニ GMには、こういう強引さが必要なのよ。(一同笑)
GM えっと、アンダルシアがまだ子供のころ……5、6歳のころなんだけれど
……父親が足を折ったせいで、この町に2、3か月滞在したというのはさっき話
したよね?
アンダルシア うん。
GM その時、君は旅の流れ者ということで、近所の悪ガキどもにいじめられて
いたんだよ。……思い出した?
アンダルシア その時、いつも助けてくれたとか言うんじゃないだろうな?
GM 何だ、覚えているんじゃないか。(笑) この町のチャ・ザの司祭の娘で、
アンダルシアよりも1つ年下の、アエリアという女の子がいたんだけれど、この
子が結構おてんばで、いつも助けてくれていたんだね。
アックス それで、子供心に愛を誓いあったのか。(笑)
GM そうだね。2人はとても仲良くなったんだけれど、アンダルシアのお父さ
んの足が治ったので、この町を出ていく時が来てしまった。泣き出したアエリア
にアンダルシアは、「そんなに泣かないで。僕が大きくなったらお嫁さんにして
あげるから、迎えに来るまで待っててね。」と、約束したそうです。(一同笑)
アンダルシア そ、そんなことは、ぜんぜん覚えていないぞ!(笑)
アマーニ 本当にぃ?(笑)
GM 大丈夫。さっきの成功ロールがぎりぎりだったから、そこまでは覚えてい
ない。でも、とても仲よしだったということは思い出してもらおう。
アンダルシア 名前は、アエリアだったっけ?
アニース でも、思い出してよかったじゃない。これでめでたしめでたしで、今
日のシナリオはハッピーエンド。(一同笑)
アンダルシア あのねぇ……。
アマーニ 「俺はいつもさすらい者さ」って?
GM いや、前回と前々回のリプレイを読んでみると、なんか結婚したそうだっ
たから。バジリスクに「奥さん」という名前を付けてみたり、「俺と見合いしな
いかい」とか言ったりね。(一同笑)
アンダルシア ちょっと待ってよ。
アンダルシアは記憶の糸をたどり、アエリアと仲が良かったことは思い出しま
した。……が、結婚の約束など思い出しもしなかったし、思い出したとしても、
子供同士の約束など、本気にはしていなかったでしょう。
しかし、アンダルシアの当惑にも関わらず、アエリアの方は本気のようです。
★☆★ 困惑のアンダルシア ★☆★
アンダルシア 君のことは思い出したよ。でも……22年も前の話だし……。
アスファロス 昔の約束を破るなんて、男らしくないぞ。(笑)
アックス まあ、積る話もあるだろうし、中に入ってもらったら?
アマーニ その前にアエリアさん、馴れ初めなどお聞かせくださいな。(笑)
アックス そうそう、夕食でも食べながら。
アニース そうね、どうぞどうぞ。今から夕食の用意をするところだけれど、豪
華メニューに変えないとね。葡萄酒も用意して、お肉を焼いてと。こんなめでた
い事は、今までなかったでしょう?(笑)
アンダルシア だまれ、お前らは! 引っ込んでろ!
GM 1人納得のいかない、アンダルシアであった……。
アスファロス ところで、アエリアさんの容姿は?
GM 相当の器量良しだよ。アンダルシアは、とてもとてももったいなくて、ど
う考えてもやれないってくらい。(一同笑)
アスファロス そんなに凄いのか。(笑)
アックス でも、そんな器量良しが28歳まで結婚しなかったなんて。
アニース きっと、ずっと待ってたんだね。
アスファロス 20年以上も、よくもまあ……。
アニース こんな人、もう見付からないよ、アンダルシア。
アマーニ これで嫁にもらわなかったら、男じゃないよ。
アンダルシア そういう連中を、ギターでバシゴキバキッと殴る。
アマーニ いった〜い!
アスファロス お前、来月の給料なしだぞ!
アマーニ 駄目よ、座長。来月からアンダルシアは、アエリアさんを養っていか
なくちゃならないんだから。(笑)
アンダルシア えい、うるさい! あきらめてくれと言うよ。
一同 どうして?
アンダルシア 俺は、女を不幸にしか出来ない男だ……。俺に付いて来ちゃいけ
ねぇ。
アスファロス 良く分かっているじゃないか。(笑)
GM 「そんなこと言っても、わたしは帰りませんよ。さあ、みなさん、夕食の
支度でもしましょう!」
アンダルシア ちょっと待って……
アニース そうと決まれば、さっそく手伝ってもらいましょう!
アマーニ わーい、今日はご馳走だ!
アスファロス 久し振りに、座員が増えたぞ!
アンダルシア ……俺は、本当に知らないんだよぅ。
GM そりゃ、5歳の時の話だからね。
1人困惑するアンダルシアを尻目に、他にみんなはアエリアさんの歓迎パーテ
ィーを始めてしまいます。そして、賑やかな夕食も終わりました。アンダルシア
の必死の説得にもかかわらず、アエリアさんは家には帰らないと言います。
アスファロス そうか、今日はテントに泊まるのか。……他のみんなは、馬車で
寝るとするか。(笑)
アニース 小さくてもいいから、新しいテントを1つ作らないとね。
アマーニ そうか。ということで、慣れないお裁縫をはじめる。
アンダルシア やらんでいい!
アマーニ ちくちくちく……グサッ! 痛っ、指刺しちゃった。……グサグサグ
サッ! をーっ!(一同笑)
アンダルシア やらんでいいと言ってるだろうに!
GM アマーニが怪我をすると、「あら大変!」と言って、アエリアさんがキュ
アー・ウーンズで治療してくれます。
アスファロス へえ、チャ・ザの神聖魔法も使えるんだ。たいしたもんだ。
アンダルシア 魔法が使えても、一座に何の得にもならないだろ? このまま1
人増えたんじゃ、養っていけないよ。
アスファロス 大丈夫。チャ・ザの加護があるんだから、商売繁盛間違いなしだ。
(笑)
アニース この経営状態の悪化も、すぐに良くなるって。(笑)
アマーニ これこそ、救いの女神だわ。(笑)
アスファロス だから、経済状態のことは何の心配もしなくていいぞ。
アンダルシア お前、さっきは結婚しない方がいいと言ってたじゃないか!
アスファロス そうだっけ? でも、気が変わった。(一同笑)
アックス ところで、このことは親も許してくれているのかい?
GM アエリアさんは、沈黙しています。
アンダルシア そうだったのか、やっぱり、親の反対を押し切って結婚なんて、
よくないぞ。ということで、家に帰ってくれ。
GM 私はもう、結婚に親の意見を聞くような年じゃありません!
アニース それもそうね。でも、後で2人で挨拶に行った方がいいわよ。
アスファロス ということで、この話は決まりだな。よし、チャ・ザの加護を受
けて商売繁盛! 座員が2桁いた昔の勢いを取り戻すぞ!
アマーニ えっ、そんなにいたの!
アニース そうらしいわよ。そのうちに経営危機に陥って、座員がどんどん辞め
たり独立したりして、最後に残った中で一番の古株だった座長が、前の座長の後
を引き継いだらしいわ。
アンダルシア えい、そんなことはどうでもいいんだ! 親の反対を押し切って
の結婚なんて、やっぱり良くないよ! ……今日は主役だと聞いたから、小道具
にハーモニカまで用意してきたのに。
アンダルシア(のプレイヤー)はハーモニカを取り出して吹き始めましたが、
どうも調子が狂っているようで……。
アンダルシア 駄目だ、精神状態が良くない。(一同笑)
GM アエリアさんは、「何と言われようと、今日は帰る気はありません!」だ
ってさ。
アンダルシア それじゃ、明日になったら帰るんだね!
GM それは、明日になってから考えますっ!
アンダルシア ……そ、それなら今はそう言うことで。まあ、一緒にいればその
うちについてこれなくなるだろう。
アニース え? いびり出すの?
アマーニ 「一緒にいれば」か……実は、満更でもない気持ちなんでしょう?(笑)
というわけで、アエリアさんは一座のテントに泊まり込むことになりました。
みんなは歓迎し、困っているのはアンダルシア1人……。しかし、これはアンダ
ルシアに降り懸る災難の、ほんの糸口でしかなかったのでした。
★☆★ 傷心のアンダルシア ★☆★
GM さて次の日の朝、とは言っても、まだ早朝で、みんなまだ寝ているころ。
「ここの座長、出てこーい!」という怒鳴り声で座長は目を覚ましました。
アンダルシア やった、やっと来てくれた!
アスファロス うるさいなぁ……まだ開演前ですよ?
GM うちの娘が来ているはずだ! おい、アエリア、勝手なことは許さーん!
アスファロス 何だ、そう言うことか。どうぞ中に入って下さい。
アンダルシア 良かった。早く中に入って来て欲しい。こっちこっち。
アマーニ 起きたのは座長だけでしょ?
アンダルシア うるさい、俺は起きているんだよ!
アックス 何で?
アマーニ そうか、アエリアさんがいるから、一睡も出来なかったのか。(一同
笑)
アンダルシア 俺は、身の危険には敏感なんだよ。やっと危険から解放される。
(一同笑)
一同 身の危険?
GM さて、アエリアのお父さんが入ってくると、アエリアさんもその前に出て
くる。「アエリア、いったい今まで、誰が育ててやったと思っているんだ! お
前が12の時母親が死んでから、ずっとわし1人の手で育てたんだぞ!」
一同 おお、そうだったのか。
GM そうなの。偉いでしょう?(笑) 「それに、挙式の日は1週間後なんだ
ぞ、いったい何のつもりだ!」
アマーニ えぇーっ! もうそこまで決まってたの!
アスファロス 何と、親の了解も取っていたのか!
アックス 目出たい目出たい。
アニース それは……ちょっと違うんじゃないかな?
GM アエリアさんはアンダルシアの腕をつかんで、お父さんの前に引っ張って
くる。
アンダルシア アエリア、君、結婚するんだってね、おめで……
GM 「お父様、私はもうこの人の妻です! いまさら他の人と結婚なんて出来
ません!」
アンダルシア ちょ、ちょっと、ねぇ……
GM お父さんはそれを聞いて、真っ青になった。「ど、どこの馬の骨かは知ら
んが、わしの娘に手を出すとは……。今日のところは帰ってやるが、これで済ん
だと思うなよ! 何があったとしても、娘は連れ戻すからな!」
アンダルシア ちょっ、もしもし、それは誤解なんだってばぁ!
GM お父さんは、さっさと神殿に戻っていってしまいました。後が恐いねぇ。
(笑)
アニース これって、アエリアさんを連れて逃げたほうがいいんじゃないかなぁ?
アマーニ 協力するわよ。(笑)
アスファロス ここでまごまごしてるとまずいぞ。特別休暇をやるから、アエリ
アさんを連れてラーサにでも行っていろ。
アンダルシア 俺は、アエリアさんは帰った方がいいと思っているんだ。
GM さて、それからちょっとして落ち着いてから、アエリアさんが、みんなに
話があると言っています。
アマーニ アンダルシアの他に、婚約者なんていたの?
GM 「実は、最近父の様子がおかしいのです。」
事の起こりは2、3日前、アエリアが父の代わりに隣町までお使いに行ってい
る行っている間に、父が急に結婚を決め手しまったことから始まります。
アエリアの父は、それまでは、アエリアのことを本当に大切にしていたのに、
今回はいきなり何の相談もなしに結婚を決め手しまいました。その相手というの
も、今まで少しも会ったことのない人で、他の町の人に聞いても、その人につい
ては何も知りませんでした。
GM ということで、どう考えてもおかしい、何かあるんじゃないだろうかと…
…
アンダルシア どうもおかしいと言ったって、俺と結婚するのも、二十何年も会
ってなかったのをいきなりなんだから、おかしいだろ!
GM だから原因を調べようと、時間かせぎのつもりで、ここにやって来たん
でしょう!
一同 へえ、そうだったのか。(笑)
アンダルシア 何だ、そうだったのか……そんなことだと思ってたよ……。
アックス ここに、ほっとしているのが1名。(笑)
アスファロス ……って事は、早くこれを解決しないと、ここでの仕事に支障を
きたすこともあると言うことか?
GM そういうことになるかもね。
アニース それじゃ、アンダルシアが責任を持って解決しましょうね。
アンダルシア 俺にどうしろと?
アニース いや、何かいい考えでも持っていないかなと思って。(笑)
アマーニ アンダルシアが、あのお父さんと交渉してくるとか。
アンダルシア どうして俺が?
アニース だって、アンダルシアの奥さんということになっているんだから……
ねぇ。(一同笑)
GM ちなみに、アエリアのお父さんは、この町のチャ・ザの神殿で一番偉い司
祭で、ランデンさんと言います。
アスファロス それじゃ、とにかくそのランデンさんの様子を探ってみないとな。
よし、開演までの間、作戦会議だ!
アマーニ でも、本当に偽装結婚のつもりだったのかしら?
アスファロス そうだろ? アンダルシアと結婚なんて、絶対に変だと思ってた
んだ。(笑)
アンダルシア 俺はもう、アエリアさんとは話なんてしないからね。
GM でも、アエリアさんが色々とアンダルシアに話し掛けてくるよ。
アンダルシア ……どうせ俺は、あて馬なんだ……。
アックス なんか、アンダルシア落ち込んでるなぁ。
GM アエリアさんの話は、「ほら、アンダルシア、昔あそこの池に落ちたでし
ょう?」とか、「溺れてたのを引っ張り上げてあげたのを、今でも覚えているわ」
とか。(笑)
アンダルシア ああ、分かった分かった、その時のお礼で、偽装結婚だろうと何
だろうとやってやるよ。
アニース それじゃ、まず相手がどんなのか調べないとね。
アンダルシア はいはいはい、大昔の恩返しでも何でもやりますよ!
アックス 何か、さっきからすねてない?
GM さて、その後いつもどおりに仕事をするんだよね? で、その日の公演は
何事もなく終わりました。
アマーニ 何か、アンダルシアの芸に切れがなかったわ。
アニース そういえばそうね。(笑)
アマーニ やっぱり、本当に結婚しに来てくれたんじゃないと分かって、ちょっ
と気落ちしているのね。
アンダルシア そんなんじゃねぇよ。
アマーニ 聞こえないように、ぼそぼそと言っているんだけど?
アンダルシア 聞こえているんだよ、うるせーなぁ!
アニース こういうことは、全部聞こえるんだよね。
アンダルシア 俺を道具に使ったのが、許せないんだよっ!
GM (ちょっとまずかったかな? なんかさっきから、ものすご〜く不機嫌…
…) と、とにかく、この後どうするのかな?
アスファロス ランデンさんはどこにいるんだっけ?
GM 町外れの、小さなチャ・ザ神殿。
アマーニ この町の神殿というのは、チャ・ザだけなの?
GM 他にもファリスとかマーファとかあるけど、どれもそんなに大きくない。
それから、捜せばファラリスもあるかもしれないけど?
アニース 捜さない捜さないって。(一同笑)
アックス とにかく、相手が分からないんじゃなぁ。会ったこともないんだから、
捜しようもないし。
アニース 未だに会ったこともないの?
GM そうだね。
アマーニ すると、結婚式で両者が入ってきて、初めて顔をみるんだ。(笑)
アンダルシア なんかの宗教の結婚式みたいだな……。
アマーニ チャ・ザの合同結婚式? なんか恐い。(笑)
GM では、そうやって作戦会議(?)をしていると、外の方が騒がしくなった。
アスファロス 何だろう? ちょっと外を覗いてみる。
GM 町の若い男が3人、手に木の棒なんかを持ってやってきた。テントの前ま
で来た。「アンダルシアとかいう奴はいるかぁ!」
アスファロス おい、お呼びだぞ。
アンダルシア はーい……。
アニース 気を付けてね。
アンダルシア はーい……。行ってきまーす。
GM 君が出てくると、「きさまかっ、アエリアをたぶらかしたというのは!」
アンダルシア べつに、たぶらかしたわけじゃありませんが……。でも、みんな
私が悪いんです……。
アニース なんか、魂がぬけかけてる。(笑)
GM そうやっていると、そのうちの1人が、「こいつの様子を見ていると、な
んか思い出すんだよなぁ?」とか言いだす。
アンダルシア すみません、みんな私が悪かったんです……。
アマーニ これって、昔いじめられていた頃そのものじゃないの?(一同笑)
GM そうだ、このおどおどしたところ……俺たちがまだ子供のころ、弱虫な旅
の楽士のガキがいただろう? そいつだ! 確か、そういう名前だった!
アンダルシア そうですけど……。
GM 「このやろう、ふざけやがって! 覚悟しやがれ!」 とか言って、アン
ダルシアを裏路地に引っ張っていくけれど?
アンダルシア はーい……。
GM 殴られてますけど? 誰も助けないの?
一同 ……。
GM アンダルシアは?
アンダルシア 殴られてます……。
GM ……あ、そう。ボコボコボコ……HPを1にしてね。(一同爆笑)
アックス 帰ってきたら、相当ボロボロだぞ。(笑)
アスファロス かわいそうに。(笑)
GM 今日のところは、これで勘弁してやる!
アスファロス 半殺しじゃないか。(一同爆笑)
GM さっさと、この町から出ていくんだな!
アンダルシア はーい……。
アックス 議論の余地も無かったね。(笑)
かわいそうに、薄情な一座のせいで、アンダルシアは半殺しになってしまいま
した。おまけに、誰もアンダルシアを回収に行きません。
結局、アンダルシアをテントに連れ戻ったのは、心配になって見に来たアエリ
アさんでした。
GM 「だ、大丈夫? 今治してあげるから。」ということで、アエリアさんが
キュアー・ウーンズをかけて、HPはとにかく全快ね。
アンダルシア なんか、これってみんなのおもちゃじゃないか……。どうせ僕は、
だめな男ですよ……。
アマーニ いつものような、過剰な自信がない。(一同笑)
アンダルシア ちんぴらには殴られるし、女には利用されるし……。僕なんて、
生きてたってしょうがないんだぁ〜……。
アスファロス かなりのショックだったんだなぁ。(笑)
アンダルシア というわけで、体の傷は癒えても、心の傷は癒えていないのであ
った。テントに戻ると、布団をかぶって寝てしまうアンダルシアであった……。
GM それじゃ、アエリアさんがつきっきりで看病をしてくれる。
★☆★ 捜査開始 ★☆★
アスファロス さてと、相手のことを調べないとな。アエリアさん、本当に、心
当たりはないんですか? 町の人にも聞いてみたんですか?
GM ええ。町じゅうの人に聞いたわけではないのですが……。
アスファロス それじゃ、一応聞き込みにでもいってみよう。
GM そうですか。私はアンダルシアの看病をしていますから、みなさんお願い
します。
アスファロス 2手にわかれよう。お父さんの方の調査と、結婚相手の調査。
アマーニ とは言っても、顔も名前も分からないんじゃ、相手の事の調べようが
ないじゃないの。写真かなんかないの?
アニース あるわけないでしょ、写真なんて。(笑)
アマーニ あ、そうか。それじゃ似顔絵でも。
GM ないよ。
アスファロス 名前は?
GM 知らない。
アマーニ それじゃ仕方がないわ。とにかく人が集まるところで、アエリアさん
の結婚について聞き込みでもしましょう。
アスファロス それじゃ、こっちは神殿に行ってみよう。
アマーニ、アックスは町の酒場に聞き込みに、アスファロスとアニースはチャ
・ザ神殿へと出掛けました。アンダルシアはベッドにもぐりこんだきり、アエリ
アさんは、その看病です。
GM それじゃ酒場の方だね。
アマーニ あの、アエリアさんって結婚するんですってね。
GM ああ、今まで何人もプロポーズしたらしいが、アエリアさんはみんな断っ
ていたんだよな。ようやく結婚が決まって、ランデンさんも一安心だろう。
アックス へえ、そんなことがあったのか。
アマーニ 相手の方って、一体どういう方かしら?
GM 何でも、この町に来ている一座の客引き係だと聞いたが……。(一同笑)
アックス 名前は、アンダルシアとかいう……。
GM 「ああ、そういう名前だったかな?」 すると、隣のテーブルに座ってい
た男が、「お前、何を言っているんだよ。なんか知らんが、偉い貴族の息子だと
聞いたぞ?」
アックス なんか、前回の話と似てきたような。
GM するとその隣にいたやつが、「いやいや、この前あの一座のテントの横を
通り掛かったら、アエリアが、アンダルシアの嫁になるって言っているのが聞こ
えたぞ?」
アンダルシアの意識 ちょっと、そんなにタイミング良く通りかかったのか?(笑)
アックス 一体、どっちが本当なんでしょうねぇ?
アマーニ ねえみなさん、この事もっと詳しく知っている人いますかぁ?
GM するとみんな何かしら聞いていたらしくて、みんなでわいわいがやがやと
やり始める。結婚相手は、アンダルシアだと言うのと貴族だと言うのが半々くら
いだね。
アックス 貴族の方の話を聞いてみよう。
GM 相手は絶対に貴族だと言っている人の中に、こう言うことを言う人がいた。
「アンダルシアって、昔よくいじめたやつだな」って。(一同笑)
アマーニ 町じゅうからいじめられていたの?(笑)
GM それから、アンダルシアの方の話では、「昔、アエリアと仲の良かったあ
いつか。アエリアが今まで結婚をしなかったのは、あいつのせいなんだな!」と
かいうのもいる。
アマーニ 貴族の方は?
GM そういう話があるだけで、正体不明。見た人もいない。
アックス 話で聞いたことしかないのか。
GM そうだね。ある人が言うには、「一座の客引きにしても、正体不明の貴族
にしても、どっちにしろろくな奴じゃないな。器量良しなのに、かわいそうに。」
だってさ。(一同笑)
アマーニ どっちにしても、みんな妬んでいるのね。(笑)
アックス でも、どうして今まで結婚しなかったんだろう?
GM 何でも、「私には、心に決めた人がいるのです。」とか言って断ったのだ
そうです。
アマーニ やっぱり!
アニースの意識 で、真相はどうなのかしらねぇ、アンダルシア?
さて、次は町外れのチャ・ザの神殿の方。アスファロスとアニースが向かって
います。
GM さて、神殿にやってきました。
アスファロス 外から、ランデン司祭がいないかどうか調べられるかな?
GM まあ、いいでしょう。外出中のようです。
アスファロス それじゃ、他の司祭の話でいいや。ウインド・ボイスを使います。
GM まあ、全然関係のない世間話ですね。でもそのうち、ランデンさんについ
ての話が出てくる。「しかし、最近ランデン司祭はちょっと様子がおかしいです
な。アエリアさんの意見も聞かずに、いきなり結婚を決めるなんて、あの人らし
くない。」
アスファロス なるほど。よし、「いったい、どうしたんでしょうね?」という
声を送ってみよう。(一同笑)
GM 「え? 今、何か言いましたか?」「いや、何か聞こえましたか?」「い
やあ、最近年のせいか、ちょっと耳が遠くなりました。」
アニース 直接聞いてみましょうよ。ドアをノックします。
GM はい、何か御用でしょうか?
アマーニの意識 チャ・ザの挨拶って、「もうかりまっか?」じゃなかったっけ?
(一同笑)
アニース 「ぼちぼちでんな」って? ちょっと違うと思うよ。(笑) あの、
アエリアさんの結婚について、ちょっとお聞きしたいことがあるのですが。
GM ああ、ひょっとして、アエリアさんをたぶらかした、アンダルシアとかい
う方のいる一座の方ですか?
アニース たぶらかしたんじゃなくて、利用されたんですよ。
GM やはりそうですか。そうだと思ってましたよ。あの娘は器量良しなのに、
それに似つかわぬ行動力のある娘でね。旅の楽士の子をかばって、ガキ大将たち
と喧嘩までやったんですよ。(一同笑)
アニース その子っていうのが、アンダルシアなのですよ。
GM そうだったのですか。その子の父親の治療をしていたのが、ランデン司祭
だったのですがね。いや、こんなことになるとはねぇ。
アスファロス で、結婚相手のことですが……
いろいろと話を聞きましたが、アエリアから聞いた以上の情報は手に入りませ
んでした。神殿の司祭たちも、相手を見たことがなかったのです。
ただ1つの収穫といえば、結婚を決めた日から、2、3日に1度の割合で、行
く先も告げずに外出しているということです。
アスファロス 結婚相手と会っているのか? 尾行でもしてみるか……。
アニース どうもありがとうございました。それから、このことはランデンさん
には内緒にしておいてくださいね。
GM はい、いいですよ。私たちも、何か訳があるのではないかと思っていまし
たから。
アニース それから、これ一座のチケットです。暇な時にでも見に来てください
ね。
アマーニの意識 転売されたりして……。(一同笑)
GM そうだったりして。(笑) まあ、とにかく帰るんでしょう? 「それで
は、あなたがたにチャ・ザの加護がありますように。」
アマーニ いいな、それって。ソードワールドPCなんて、「チャ・ザは偉大な
り!」しか言わないんだよ。(一同笑)
さて、テントに戻ってきて情報交換。どちらにしてもたいした情報は集まらな
かったので、唯一の手掛かり、ランデンさんの外出をつけてみることにしました。
★☆★ 宣伝効果抜群 ★☆★
一応捜査の基本方針は立ちましたが、それでも日頃の仕事を続けるのがこの一
座の偉いところ。次の日もいつもどおりに仕事を始めます。でも、今日は邪魔が
入ったようで……
GM それでは次の日です。アンダルシアの客集めのほどは?
アンダルシア まだ寝込んでいます……。
GM ……あ、そう。それじゃ仕事をしていると、この前の3人組が嫌がらせに
来ました。
アスファロス 何、仕事中に来るの?
GM そう。「やいやい、どけどけ!」とかいって、客を追っ払ったりしている。
(一同笑)
アスファロス な、きさまら何をする! 客を追い払うな!
アマーニ いったい、何を考えてるのよ! この、でくのぼう、ろくでなしーっ!
GM アンダルシアがいないようだが……中か?
アスファロス こら、勝手にテントに入るんじゃない!
アックス ひっつかまえる。
GM 何を、やるか!
アマーニ やった、喧嘩だ喧嘩だ、素手戦闘だ!(笑)
GM いや、あっちはこの前と同様、木の棒を持っている。
アスファロス 困った、仕事中なのに。客はどうしているの?
GM 喧嘩がみられるというので、今まで以上に集まっている。(笑)
アマーニ それじゃロープを張って、「はいはい、ただ見は駄目よ」って。(笑)
アスファロス お、アマーニ、気がきくじゃないか。(一同笑)
さて、どうでも良いような喧嘩が始まりました。でも、一座の方はまともに喧
嘩するつもりはないようで、何とか見せ物にしてしまおうという魂胆です。この
あたり、今まで散々ひどい目にあってきた、唯一の見返りでしょうか?
アマーニ はいはい、ただ見は駄目よ。
GM チャリン、チャリン、ガメルが飛んできた。(一同笑)
アスファロス 一体、どうしてこういう話になったんだろう? 相手は?
GM 3人だよ。名前を聞きたければ教えるけれど?
アンダルシア えっと、あいつがアブラハム、次がブラック、もう一人が……
アニース へえ、名前覚えていたんだ。(笑)
アスファロス 「よし、わしは今から、この3人に金縛りをかけるぞ!」と言っ
てから、ホールドをかけよう。広場の地面は土だよね?
GM 小さな町だからいいでしょう。それで結果の方は?
アスファロス 1人目は……1ゾロだ!(一同笑) それから15と11。
GM 15はかかったね。「あ、足が動かん!?」 あとの2人は動けるから、アス
ファロスを殴りにくる。
ちょっとは腕に自信があったようですが、この一座はただ者ではありません。
アスファロスは殴られましたが、ちょっと痛いだけ。
アックス 座長が危ない! ということで殴りに行きます。15で命中する?
GM それは命中だね。ダメージは0レートでどうぞ。
アックス 11がでた。えっと……4ダメージに追加を付けて、11ダメージ。
アニース 素手で11ダメージ? うっかりクリティカルなんかしたら、普通の人
だと死ぬかも知れないじゃないの!(一同笑)
GM さて、殴られた奴はふっ飛んで、野次馬の輪の中に落ちた。まだ動けるみ
たいだけれど、気絶したふりをしているらしい。(一同笑)
アニース 観客の反応は?
GM 「やったーっ!」「やれやれーっ!」
アマーニ 随分と弱いのね?
GM そりゃ、腕っ節が強いとは言っても、冒険をしている訳じゃないからね。
この間だって、アンダルシアが本気になれば、簡単に撃退出来たはずだよ。
アンダルシア 何だ、ランデンさんの差し金じゃないのか。
GM そうだよ。ただ、アンダルシアをいじめに来ただけ。(一同笑) で、も
う1人動けるのがいるけど?
アスファロス 観客のみなさん、今度はこいつに金縛りをかけます! それっ!
GM 13か。かかったぞ。
アックス さすが、われらの大魔術師アスファロス座長だ!(一同笑)
アンダルシア アブラハムと、ブラックと、ザックだな。放っておけば、みんな
にぼこぼこにされるだろう。
アックス よし、延びている奴を片手で持ち上げて、テントの裏に持っていこう。
ちょっと聞きたいこともあるし。
GM それを見た観客から、「いいぞーっ!」とか言う掛け声がかかり、またガ
メルが投げられる。
アマーニ それを、地面に落ちる前に全部拾う。軽業師技能ね。(笑)
アスファロス どうだ、これに懲りて、もう来るんじゃないぞ!
GM ち、畜生、今日のところはこのくらいにしといてやる!
アスファロス そうか、「それでは、今からこの2人の金縛りを解く、フン!」
といって、ホールドを解いてやる。
ということで、アブラハムとザックは逃げていきました。一方、アックスに捕
まったブラックの方です。
アックス アエリアさんの結婚相手の貴族について、何か知らないか?
GM なにも知らないさ。ただ、相手が貴族ならばあきらめもつくが、あのアン
ダルシアの嫁になるのだけは、俺は絶対に認めんぞ!(一同笑)
アマーニ アエリアさんて、もてるのねぇ。(笑) 今は何しているの?
GM 奥で、アンダルシアの看病をしている。お粥をつくって、「はい、あーん
して」とか。(笑)
アスファロス 絶対、アエリアさんが年上の方が似合っていると思うんだけどな
ぁ。(一同笑)
★☆★ アマーニの張り込み ★☆★
そのあと、いつもどおりの芸をやって、夕方になります。これからは副業(?)
の時間。
アスファロス ……ああっ! 良く考えたら、精神点がないじゃないか! あん
な馬鹿なことに使うんじゃなかった!(一同笑)
アニース お、愚かものめ! ウインド・ボイスも使えないんじゃ、座長なんて
何の役にもたたないじゃないの!
アスファロス すまん、つい金に目がくらんで……。(一同爆笑)
アマーニ それじゃ、あたしは、神殿の張り込みをしてるね。
GM 他の人は?
アニース みんなで行っても仕方ないだろうから……やっぱり酒場かな?
GM それじゃ酒場に入ると、みんな今日のことの話をしています。「いや、今
日のは面白かったぜ。特に、あの大男がブラックをつかみ上げるところなんて、
いやあ、たいした怪力だよ!」
アックス いやあ、それほどでも……。(笑)
GM おおっ、昼間のはすごかったじゃないか! ここでも何か見せてくれよ。
アックス それじゃ、テーブルをいくつか一度に持ち上げてみよう。(笑)
こっちは、こんなことで盛り上がりました。次の日の出し物も、大盛況間違い
なしでしょう。
一方、ただ一人見張りに行っているアマーニの方です。
GM アマーニが張り込みをしていると、外からランデンさんが帰ってきました。
アマーニ あらら? 仕方がないから、部屋の位置を確認。
GM 2階の1番日当たりがいい部屋。
アマーニ それじゃ、屋根の上に登って、屋根裏に入れないかな?
GM それじゃ、シーフ技能を使ってみようか?
アマーニ 軽業師じゃだめ?
GM まあ、いいでしょう。1ゾロじゃ無ければいいよ。
アマーニ 成功。で、屋根裏に入れるの?
GM 明かり取りの窓があって、そこから屋根裏の物置に入れそうだよ。
アマーニ 開ける。当然、シーフの道具は持ってきている。えっと、15。
GM 鍵は開いたよ。忍び込むわけね。ランデンさんの部屋の上に来た。
アマーニ 床に耳を当ててみよう。なんか聞こえる?
GM 「アエリアめ、親の気持ちも知らずに! 結婚式まで後3日しかないとい
うのに!」
アマーニ 聞いていてもしょうがないわね。よし、このまま明日まで見張ってい
よう。
アニースの意識 途中で寝ちゃうんじゃないの?
アマーニ 大丈夫!
GM そうかな? いつも起こされなければ、昼過ぎまで寝ているくせに。とい
うことで、冒険者レベルと知力で、目標値15の成功ロールをしてみて。
アマーニ 知力か……9しかないんだけれどな。ああ、10しかいかない! とい
うことで、起きたのは昼過ぎということで。(一同笑)
GM それじゃ、起きるまで他の人の方をやってみようね。その夜、アマーニは
なかなか帰ってきません。
アスファロス 捕まったのかな?
アニース ちょっと、様子をみてきましょう。神殿が騒がしいとかない?
GM そういった感じは、全然しない。
アニース レビテーションで浮いて、ランデンさんの部屋を覗いてみよう。
GM 独りで、何やらぶつぶついっているようですが?
アニース アマーニが捕まった様子はないわね。
アスファロス なんて言っているんだろう?
GM さてね。ウインド・ボイスでも使ってみたら?
アスファロス だから、精神点を使いきっちゃって、使えないんだって! とに
かく、捕まった様子はないんだな?
アニース ない。どうせ、またどこかで寝ちゃっているんでしょう?
アマーニ あ、あたってる……。
アスファロス それじゃ、今日は戻るとするか。明日になれば帰ってくるかも知
れないしな。
GM それでは、次の日でいいのね。アンダルシアがいつもどおり、布団の中に
潜り込んでいると、アエリアさんが布団をひっぺがします。「もう3日も経って
いるのよ、甘えるのもいい加減にしなさい!」
アンダルシア 何だ……まだいたのか。いい加減に帰りなよ。
GM この件が片付くまで、帰りません!
アンダルシア 片付くって……
GM そんな、いつまでもぐだぐだ言っているから昔よくいじめられたのよ!
いい加減に、仕事に戻りなさい!
アンダルシア 仕方がない、出ていこう……。
アスファロス あ、起きてきたぞ。アンダルシア、さっそく仕事だ、客引きだ!
アンダルシア はーい……。みなさーん……いらっしゃ〜い……。
アックス 駄目だこりゃ。
アニース これじゃねぇ……。
アスファロス おい、これじゃ逆効果だ。もう1日休んでろ!
アンダルシア はーい……。どうせ僕はだめな男ですよー……。
アンダルシアは、まだ立ち直れないようです。仕方がないのでそちらは放って
おいて、昼過ぎに起きたアマーニの方。
アマーニ 暑くなって、寝苦しくなったから起きた。下に、人はいそう?
GM 人の気配は無いけれど?
アマーニ それじゃ、人に見付からないようにして、廊下に出る。それから、神
殿から出ていく。ところで、ランデンさんは?
GM 神殿で仕事をしているらしい。
アマーニ それじゃ外に出て、他の人に見付からないようにして、外から見張っ
ている。
アニース アマーニって、夕食と朝食は抜きだったのね。お弁当を作って、昼休
みにでも神殿へ行ってみよう。昨日は見付からなかったけれど、今日は見付けら
れるかも知れない。
GM アマーニは隠れているんだよね? それじゃ、アマーニのシーフ技能の潜
伏と、アニースのレベルと知力の成功ロールとで勝負して。
アニース 15。
アマーニ 18。
アニース それじゃ、私には分からない。いないみたいだから、お弁当を持って
帰ろうっと。(笑)
アマーニ こっちはアニースが見えるのよね? アニースのところに出ていって、
あ、アニースだ。
アニース いた。あなたいったい、昨日はどこで寝ていたの? とにかくお弁当
持ってきてあげたけど、食べる?
アマーニ うん!(笑)
GM と、その時です。ランデンさんが神殿から出てきました。
アマーニ あっ、それ後でね!
アニース えっと……どうしようかな……。アマーニを追い掛けよう。
アスファロスの意識 すると、午後の部は3人も欠けているのか。まあ、アック
スの力技で何とか場をつなごう。
ランデンさんは、森の中へと入っていきました。そこで、ちょっと身形のいい
男と落ち合い、それからまたしばらく奥に進んで、森の中の小さな小屋へと入っ
ていきました。
アマーニ 小屋の外で聞き耳! 成功ロールは12。
GM 「アエリアはどうしてもあの男と結婚するといっているのか? 仕方がな
い、明日は私が部下を連れて、その一座の所へ行くとしよう。」
アマーニ 部下か、結構偉い人なんだね。
GM それからいろいろと話した後、ランデンさんは小屋から出て、神殿へと帰
っていきます。
アマーニ ランデンさんは放っといて、もう少し貴族の様子をみていよう。
GM ランデンさんが帰ってしばらくすると、「アエリアめ、一体どうしてここ
まで意固地になっているんだ? ……まさか、計画がばれたのでは……いやそん
なはずはない、思いすごしだ。」
アマーニ 計画? とりあえず、顔を覚えよう。それから、どこか行くのならば、
それを追い掛ける。
GM 男は小屋を出て、しばらく森の道を歩いていったけど、途中で木につない
であった馬に乗ってしまった。この後は、ちょっと追跡は無理だね。
アマーニ 足跡を追い掛けるという手もあるけれど。
アニース どこまで行くか分からないよ? 帰ろうか?
アマーニ そうね。……でも、その前にごはんだ、ごはん!(笑)
★☆★ 夜中の襲撃 ★☆★
アニース ただいまーっ。
アスファロス 遅かったな、何してた?
アマーニ かくかくしかじか。
アックス 計画か……神殿乗っ取り計画かな?
アニース 誰が、何のために?
アスファロス 乗っ取るのは、貴族の親父。乗っ取る理由は……分からん。
一同 うーん……。
アマーニ とにかく、明日来るとか言ってたわ。
アスファロス 今日中にここを引き払ってしまうという手もあるが……
アニース それじゃ、アエリアさんの方は全然解決にならないじゃないの。
アスファロス そうだよな。それに、それじゃ赤字になってしまうし。(笑)
アマーニ アンダルシアとアエリアさんだけ、とにかくどこかに隠れたら? 明
日来るって言っているんだし、そのときゴタゴタすると、余計に面倒でしょう?
GM でも、この町の中じゃ多分無理だよ。
アスファロス そうだよな、年頃の男は、みんなアンチ・アンダルシアだもんな。
アエリアさんを取られたんだから。(一同笑)
アンダルシア ところで、俺は今どこにいるんだ?
GM まだ、布団に潜り込んでいるんでしょ? アエリアさんはそれを見て、い
い加減にしなさいと言って怒っている。
アンダルシア 君も、僕の看病なんてしなくていいから、早く帰りなよ。
アマーニ アエリアさんが本気で心配しているのに、まだそんなこと言ってるの、
いい加減にしなさい! と言って、アンダルシアを蹴り起こす。
アンダルシア そんなの、全然こたえないよ。HPが1になるのと比べたら……。
放っといてくれよ、もう!
アマーニ その理由は?
アンダルシア うっとうしい。
アマーニ あんたのほうが、よっぽどうっとうしいわ!
アニース 本当に、こっちの方もどうにかならないものかしらね?
アンダルシア 日頃、態度がでかいだけあって、一端落ち込むと、復活するのが
非常に困難なのだ。(笑)
GM どうして落ち込んでいるんだっけ?
アンダルシア 利用されたから。しかも、その利用した相手が、どうして僕の看
病なんかするんだよ。
アマーニ まったく、被害者意識もいい加減にしなさい! もう一発、ドカーン!
(一同笑)
アンダルシア 何とでも言ってくれよ。俺はまた寝るからさ……。
GM それを見ていて、アエリアさんはちょっと悲しそうな顔をしました。
アマーニ アエリアさん、アンダルシアは、いつもはこんなのじゃないのよ。嫌
いにならないでね。
アンダルシア お前が、そんなことを言うのか? らしくないぞ。
アマーニ 言うよ。
GM まったく、あの人は昔から、こういうことには鈍感なんだから……。
アスファロス それって、アンダルシアには聞こえてるの?
アマーニ 聞こえないようなところで話しているんでしょ?
アックス 調度いい、アンダルシアを起こして、その近くに連れていこう。
アンダルシア アックス、いったい何だよ、放っといてくれよ……。
アスファロス 良く聞こえるように、ウインド・ボイスも使ってやろう。
GM それじゃ、さっきの台詞は聞いていたのかな?
アスファロス いや、それを聞いて、これはいいと思って引っ張ってきた。
アックス その後がボロクソだったら、今度こそ救いようがなくなるぞ。(一同
笑)
アマーニ 「そりゃ、アンダルシアは猿よ!」とか?(一同爆笑)
GM アエリアさんは、そんなことは言いません。「アンダルシアがいじめられ
ていたのも、本当は全部、私をかばってくれたからなの。もっともわたしは昔か
ら勝ち気だったから、そんな事してくれなくても良かったんだけど……。優しい
人なのよね……。」
アニース ということは、本命は……やっぱりあれ?
アマーニ あれ……でしょう?(笑)
GM アエリアさんは、ポッと赤くなりました。(笑)
アマーニ やっぱりねえ。……でも、とうてい信じられないわ……。(一同笑)
GM 私が助けてばかりいたみたいに思っているようだけれど、私が助けてもら
った方がずっと多いのよ。アンダルシアは、すっかり忘れてしまったみたいだけ
れどね。
アニース へえ、結構いいところもあるんだ。
アスファロス 何か言うことはないの?
アンダルシア 肝心の、「ポッ」というところを見ているわけじゃないから。
アマーニ でも、あたしたちが騒ぐから、分かるんじゃないの? 「あ、赤くな
ったぁ! やっぱりそうなんでしょう?」とか。(笑)
アンダルシア ……。
GM 私がどんな気持ちで看病しているかなんて、ちっとも気付いてくれないの
よね。まあ、そこが彼らしいところなんだけれど。
アマーニ でも、お嫁さんにしてくれるって言ったんでしょう?
GM でも、小さい時の話だから、すっかり忘れているわよ。
アンダルシア そのことに関しては、本当に、綺麗さっぱり忘れています。はい。
(一同笑)
GM まあ、そういうことを話していた、と。
アンダルシア 夜になったら、「ちょっと、1人にさせておいてくれ」と言って、
ハーモニカを持ってテントの外でしばらく1人で考えてみる。
さて、夜も更けて夜中過ぎ。みんなは当然、寝ている時間ですが、アンダルシ
アだけは、独り物思いにふけっています。(ハーモニカで、ドナドナを吹いてい
る)
GM さて、夜中の0時を過ぎて、次の日になったね。アンダルシアは、裏路地
の方から、何者かが数人、近付いてくるのに気付いた。
アニースの寝言 確かに昨日、「明日行ってみよう」とか言っていたけれど、か
なり早いのね。(一同笑)
GM そいつらはアンダルシアに気付かれたは思っていないらしい。こそこそと、
物陰に隠れながら近付いてくる。
みんなの寝言 でも、みんな寝てる〜。(笑)
アンダルシア 無視……いや、やっぱりそっちの方へ行ってみよう。
GM 影に隠れたまま、じっとしている。
アンダルシア それなら、こっちもじっと見ている。いったい、何をしているん
だろう?
GM アンダルシアに気付かれたのか!? と思って、様子を見ているんだろうね。
アンダルシア それならそのまま気付かないふりをして、テントの前に座って、
またハーモニカを吹いていよう。(またドナドナを吹き始める)
GM 彼らはまた動き出した。そして、またちょっと近付いたところで止まり、
じっと様子を伺っている。
アンダルシア 気付いていないふりをしながら、曲を呪歌に変えていく。うまい
作戦だろう?(一同笑)
アマーニの寝言 何を使うの? ダンス?
アンダルシア 俺は何でも持っているぞ。でも、相手の意図が見えないから、ま
だ様子見だ。
GM すると、突然アンダルシアの頭上に、真っ黒な球体が浮かび上がった。こ
れはシェードだ!
アンダルシア えっ、いきなりですか! 抵抗は14!
GM えっと、抵抗してるな。ありゃ!? ついでにダメージもスカだ。精神点に
たったの8ダメージだよ。
アンダルシア 8点でたった? どっちから飛んできたか分かる?
GM そんなこと考える間もなく、潜んでいた影が飛かかってきた。シェードを
使ってさっさと片付けるつもりだったのが、ちょっとしくじったらしいね。
アンダルシア しまった! 取敢えず、すぐに効くダンスだ! 14。
GM 1人は踊り出したけれど、もう1人は抵抗した。アンダルシアを攻撃して、
攻撃点15。
アンダルシア 回避失敗! 鎧なんて、当然着ていないよ。
GM ダメージは9点ね。そのまま刀を突き付けて、「大人しくしろ、黙ってい
れば命まで奪うつもりはない……」
アンダルシア し、仕方がない……。
アマーニ その騒ぎで起きられる?
GM みんな寝ているだろうね。冒険者レベルと知力の成功ロールで、15以上ね。
アマーニ それって、10以上振らないと……あ、出た。起きた。
GM 他はみんな失敗みたいだね。
アマーニ 取敢えず、テントの外を覗いてみよう。
GM それじゃ外の方ね。1人がアンダルシアに刀を突き付けていて、他の2人
がテントに忍び込んでくる。
アンダルシア 大人しくハーモニカでも吹いていよう……。
アマーニ う〜ん、1人じゃどうにもならないような気がする。ねえ、アックス
起きてよ!
アックス ムニャムニャ……寝ているんだから起こすなよ……グーッ……。
アマーニ 何言ってるの、侵入者よ!
アックス な、何だと!?
アマーニ あなたの出番よ、あなたの力を見せるのよ!
アックス 起きたぞ、ウオォーッ!(一同笑) 敵は何人じゃぁ!
アマーニ よく見えなかった。
アックスとアマーニが様子をうかがっていると、侵入者はテントの中へと入っ
てきます。そして、アエリアさんを見付けると、そちらの方へと近付いてきまし
た。
一方、アンダルシアの方はずっとハーモニカを吹いています。(いったい、何
とういう曲だろうか? うまく聞き取れなかった)
GM 侵入者は、君たちのすぐ近くまでやってきた。まだ気付かれていないみた
いだね。
アックス もうちょっと引き寄せてから、一気に飛びかかる。
アンダルシア (ハーモニカを吹くのをちょっと中断して)あの、そろそろいい
でしょうか? 呪歌が効くころなんだけれど。
GM え? 今までのハーモニカって、ひょっとしてララバイなの?
アニースの寝言 うまいなあ。(一同笑)
GM ……っということで、寝たぞ。
アスファロスの寝言 ちょっと、それって間抜けじゃないか?
GM いいんだよ。こういううまい手を考えたんだから、採用してあげなくちゃ。
ということで、どうする?
アンダルシア テントの中へ、こっそりと入っていく。先に入ったやつらの後ろ
に忍び込む。
GM そいつらは、アエリアさんの寝ているところに忍び寄っていく。
アックス 飛びかかるぞ、12!
GM 失敗だね。「し、しまった!」と小さな叫び声を上げ、外に逃げ出そうと、
アンダルシアのいる方へと走ってくる。そしてアンダルシアを見掛けると、刀を
持った方がアンダルシアに向かってきて、もう1人はその横をすり抜けようとす
る。
アニースの寝言 それで起きてもいいの?
GM そうだね、今度は目標値12でやってみて。
アスファロス 起きたぞ、よし、くせ者に向かってスネアだ! 14と、11。
GM どっちもコケない。次の人どうぞ。
アンダルシア 今は素手だからなぁ。素手でディザームって、出来るかな?
GM かなり難しいだろうね。
アマーニ パリーでもしたら……は、やっぱり無理だよね。(一同笑)
アックス 手で受けたら、怪我をするじゃないか。(笑)
アンダルシア それじゃ……よし、昔使ったスライディング・キックだ! 行け
ーっ、9だ。
GM はっずれーっ! その2人は、転んでいるアンダルシアなど無視して、外
にいる男を叩き起こしてから、裏路地へと駆け込んでいく。
アンダルシア 逃がすか、ダンスだ! 14でーす。
GM 1人だけ踊った。他の2人は逃げていった。一座の方は?
一同 みんな踊っていま〜す。(一同笑)
アンダルシア こりゃ駄目だ。呪歌をやめます。
GM それじゃ、残りに1人も逃げていった。
アスファロス いったい、何のつもりだったんだろう?
アマーニ 直談判に来たとか。(一同笑)
アニース いきなりシェードをぶつけてきて、それはないでしょう。(笑)
アンダルシア 俺は、最初は座長のいたずらかと思ったぞ。(笑)
アックス とにかく、たいしたこともなくて良かった。
GM それじゃ、それからは何事も無く、夜が開けた。
★☆★ 事件の真相 ★☆★
アスファロス 昨日の襲撃で、ちょっとは事態が進展したな。
アニース そうね、相手が精霊使いだということがはっきりして、夜中に襲撃を
してくるような人たちで、しかも正体は相変わらず分からなくて……ということ
で、状況は以前よりも悪化しているじゃないの!(一同爆笑)
アンダルシア どうしようか?
アニース とはいっても、どうもこうもないんだよね。
一同、しばらく沈黙。誰も名案が浮かばないらしい。
GM ……そろそろヒントをあげてもいいかな? 全員、知力の成功ロール。セ
ージかソーサラーかシャーマン技能を持っているのならば、そのレベルも足して
いい。それで14以上。
アマーニ それって、6ゾロじゃないと駄目だ。(笑)
GM で、成功した人は?
一同 ……。
アニース それじゃ、何のヒントにもならないじゃないの!(一同爆笑)
GM おかしいなあ、誰か1人くらい、成功してもいいはずなのに。成功したら、
相手が精霊魔法を使うということと、これまでの状況から、あることに気付くこ
とにしてあげたのに。(笑)
アスファロス え? ひょっとして、シャーマン技能も足してよかったの?
GM そうだよ。足してなかったの?
アスファロス そう。それならば、余裕で成功しているよ。(笑)
GM それでは、アスファロスは、5レベルの精霊魔法に、チャームという魔法
があることを思い出した。
アマーニ そうか、ランデンさんに魔法をかけて……それで急に様子がおかしく
なったのも説明がつくわ!
アスファロス そいつを解いてやればいいんだな。アニース、出来そうか?
アニース チャームは精神の精霊の魔法だから、他の精神の精霊をぶつけてみれ
ば、解けると思うわ。シェードとか、デストラクションとか。
アスファロス そうだな、デストラクションが一番精神点消費が少ないから、そ
れをかけてみよう。
GM ちなみに、ランデンさんは神殿で一番偉い司祭様だから、結構レベルが高
いよ。
アスファロス 大丈夫だ、デストラクションなら14倍までかけられる。(笑)
ということで、ランデンさんに会いにいこう!
アマーニ 今日あたり、やって来るんじゃないの?
アンダルシア そうか、アエリアさんが会いたいとかいえば、すぐに来るだろう
な。ということで、呼び出してもらおう。
GM それじゃ、そういうことを伝えるわけね。ランデンさんは、もちろん飛ん
できます。
アスファロス よし、とりあえず5倍してやってみるぞ。よし、18だ!
GM それはバッチリかかるね。ランデンさんは、ちょっとポーッとしてから、
「おや? 私は今まで、なにをしていたんだ?」
一同 やった!
GM そうだ、1週間ほど前、森の中であの妙な男と出会ってから、一体どうし
ていたのだ! 何か妙な術にかけられていたようだ!
アックス 妙な男って?
GM この町の者ではないはずだ。ずっと、町の貴族だと思い込まされていたが
……。
アニース それじゃ、計画云々の話もしておこう。
GM そんなやつの術にはまったとはいえ、娘の気持ちを踏みにじってまで結婚
を強要しようとしていたとは……。
アマーニ すると、アンダルシアとの結婚は、認めてくれるんですね!(一同笑)
アンダルシア なぜ、そういう話になる!(笑)
GM おや? アンダルシアといえば……そうだ、あの旅の楽士の息子か! 随
分と立派になったものだ。(一同笑)
アンダルシア どうしてそんな昔のこと、覚えているんだ!?
アニース だって、アンダルシアのお父さんの怪我を診てくれたのが、この人で
しょう?
GM そうだよ。「あの人は、旅の楽士とはいえ、非常に聡明な人であった。私
も、彼からいろいろなことを学んだものだ。」
アックス 実は、アンダルシアは気に入られていたのか。(笑)
アマーニ それじゃ、お母さんの話とかも出てくるかも知れないわね。
GM 出てくるだろうね。「ところで、ご両親は元気にやっているかね?」
アンダルシア それは……以下略。(笑)
GM そうか、君も苦労をしたんだね。
アマーニ わかった、娘はやろう! でしょう?(一同笑)
アニース アマーニってば、さっきからそういう事ばっかり言ってる。(笑)
GM そこまでは言いませんね。「ところで、奴はいったい何者だ?」
アンダルシア さあ、多分悪い奴でしょう。(一同笑)
GM それに、計画と言うのは……。それに、あの顔は、どこかでみたような気
もするのだが……思い出せん。
アンダルシア また、俺と関係があったりしないだろうな?
GM さすがに、そこまでは言わないよ。(笑)
アニース それでは、まだ術にかかっているふりをして、みんなで取り押さえに
行きましょう!
GM 精霊魔法か……どうもひっかかる……。
ということで、ランデンさんはまだ術にかかっているふりをして、森の中の小
屋へで待ち合わせをすることにしました。アスファロス、アマーニは一緒に小屋
の中に隠れ、残りは森の木の陰に潜んでいます。
しばらくすると、例の貴族ではなく、その手下のような者が小屋へとやってき
ました。
GM そいつは小屋に入ってくる。「ご主人様からの伝言です。今日はこの小屋
ではなく、森の外れで話をしようということです。」
アスファロス (ひそひそ声で)アマーニ、2人で飛びかかれば、何とかなるぞ。
アマーニ 大丈夫? 私、筋力全然ないよ? まあ、奇襲すれば何とかなるか。
ということで、「ちょっとお待ち!」
GM 何だ、小屋の外だけじゃなくて、中にも隠れていたのか! お前ら、例の
旅芸人だな!
アマーニ そんなの聞いちゃいないわよっ、とりゃーっ! 刀を抜けないように
する!
GM 筋力の勝負かな?(一同笑)
アマーニ あちゃー、それじゃ、刀を取り上げる!
GM 敏捷度の対抗ロール……いや、ディザームと一緒にしてあげよう。普通に
攻撃して、命中すれば取り上げたことにする。
アマーニ 行きまーす。やった、17!
GM 剣を取り上げた。
アマーニ それを、座長のいる辺りに放り投げる。
アスファロス インビジビリティーを使って隠れていたんだけど……それに、そ
いつの後ろに回り込んでいるから、もうそこにはいないよ?(一同笑)
GM ということで、刀は床に落ちた。(笑)
アスファロス そいつの足をつかんで、ひっくり返す。
GM よし、ひっくり返して、取り押さえたことにしよう。「畜生!」
アックス みんな、中に入ろう。そいつはどんな顔? ブラックさんとかじゃな
いよね?
GM ちがうちがう。昨日襲撃に来たやつだよ。
アニース あなたたちの親玉って、いったい誰?
GM ルイス様だ。
アニース それって、どういう人?
GM 偉大なお方だ。
アスファロス 偉大? チャ・ザは偉大なり!(一同笑)
アニース それは置といてさあ。(笑) 偉大なのは分かったからさあ、どういう
人?
アンダルシア チャ・ザの神官か?
GM 神にお使えするお方だ。しかし、チャ・ザなどという腐れ神ではないがな。
アックス デュール?(こら、ゲームが違うでしょう!)
アマーニ 分かった、ファラリスでしょ?
GM ピンポンピンポーン! もちろん、デュールじゃないよ。(笑) さて、
そのファラリスと言うのを聞いて、ランデンさんが、ハッとした顔をしました。
「そうだ、思い出したぞ! 奴は10年前、この町から追放されたんだ!」
一同 おおっ!
ランデンさんの話では、この男、追放されるまでは、ちょっと精霊魔法をかじ
ったひねくれ者という程度でした。おまけに、実はアエリアにプロポーズして断
られたこともあります。
しかしある時、実はファラリスの信者だと言うことが判明したのです。その結
果、彼はこの町から追放されてしまったのです。
アマーニ それで、わざわざ戻って来たのって、アエリアさんもチャームで引っ
掛けて、嫁にしようってことかしら?
アニース それと、神殿乗っ取り計画でしょう?
アスファロス チャ・ザの神殿から乗っ取って、それを足掛かりにして、この町
をファラリスの教えに染めようという魂胆だな。
アンダルシア チャームという武器もあるしね。
アックス 何という奴だ!
GM ランデンさんも怒っています。「そんな奴の術に引っ掛かってしまった
など、このランデン、一生の不覚!」(一同笑)
アスファロス ひょっとして、ランデンさんて不死身?(笑)
アマーニ 前頭葉左則部を削られても平気なんでしょう? って、これはダマラ
ム。
GM アンダルシアにしてみれば、「そういえば、いじめっ子の中で一番陰険だ
ったのが、そういう名前だったかな……」という感じ。
アンダルシア やっぱりそうだったのか。(笑)
GM でも、たいした恨みはないでしょう?
アンダルシア そ、そうかぁ!? 陰険さで群を抜いていたんでしょう?
GM 確かにそうだけれど、あまり偉くはないだろうね。戦隊物でいえば、一番
下っ端の戦闘員がいるでしょう? その上が、毎回作られる怪人。
アンダルシア 毎回作られる怪人ねぇ。(笑)
GM その上がレギュラーの幹部で、一番上が悪の総統というところだけど、そ
の怪人クラスだろうね。(一同笑)
アマーニ えっと、幹部クラスがゾイサイトとかネフライトで、その下が妖魔。
でも、その下がいないんだよね。(笑)
アンダルシア 怪人クラスというと、そのうちに巨大化するのか? 俺たちはロ
ボットなんて持ってないぞ。(一同笑)
★☆★ くたばれ悪党! ★☆★
アニース とにかく、放っとくわけにはいかないわね。今、森の外にいるんでし
ょう? ……何とかなるでしょう。
アンダルシア 意表をつかないとな。馬車に乗っていって、「あーっ、突然車軸
がぁ! ゴロゴロゴロ……あれ? ここはどこだろう? おや、あなたたち何を
やっているんですか?」(一同笑)
アマーニ いいかも知れない。やろうか?(笑)
アニース 馬車を取ってくるの? それに、車軸を折ったら大変よ?
アンダルシア それならば、「あ〜っ、突然馬がぁ!」でもいいけど?
GM で、どうするの? 町まで戻るには、結構な距離だよ。
アンダルシア そうか、ランデンさんが一緒じゃなければいいんだ。我々が先に
行けば、ただの通行人ですむ。いきなり喧嘩を仕掛けてきたりしないだろう?
GM それじゃ、みんなで行くんだね? 本当に?
一同 行く。
ということで、一座が先に森の外れまで行くことになりました。アンダルシア
は、これで奇襲が出来ると思っているんだから、おめでたいものです。
親玉が来ないで手下が来たのは、一座が待ち伏せしているのに気付いたからな
ので、向こうも当然それに応じた策をとっているはずです。でも、それに気付い
たのは、1人もいませんでした。
GM さて、森の外れには親玉と、手下が4人いる。
アスファロス おや、皆さんこれから町に行くんですか? そしたら、私たちが
広場で出し物をやっているから、見に来てくださいね。(笑)
GM 何をふざけた事を言っているんだ。お前たちが隠れていたので、部下を1
人、ランデンを呼びに行かせたのだが、帰ってこないではないか。
アンダルシア そ、んなことを言われても……
GM たかが旅芸人の分際で、私の邪魔をするとは愚かなものよ。お前らは邪魔
だ……消えてもらおう。
アスファロス ああ、ランデンさんと別々に来るんじゃなかったぁ!
GM 「かかれ……」と言うと、手下が一斉に襲いかかってくる!
さて、アンダルシアの作戦は全然役に立ちませんでした。当たり前と言えば、
当たり前ですね。(笑)
と言うことで、戦闘です。
アマーニ 誰よ、こんな作戦立てたのは!
アンダルシア はいはい、わるうごさいましたねぇ!
アニース とにかく、こうなった以上、仕方がないでしょう!
GM それでは、敏捷度の順にどうぞ。
旅の一座で、戦闘をだらだら書いてもつまらないということは目に見えている
ので、ざっと解説だけします。
アンダルシアは、手下を攻撃して外れ。手下とはいえ、結構な技量のようです。
アスファロスは、親玉にシェード。抵抗されて、ダメージはほとんど行きません。
アックスの攻撃は6ゾロで命中。この攻撃は、充分有効なダメージです。アニー
スは石ころを拾って、ストーン・サーバントを2体造ります。アマーニの攻撃は、
意味がなし。
敵の反撃。アンダルシアが手下からダメージを受けます。アスファロスには親
玉からシェードのお返し。アスファロスは精神点が5点も減りました。
次のラウンド。手下の方はストーン・サーバントに任せて、アックス、アンダ
ルシアは親玉のもとへ走り寄ります。敵の親玉は、キュアー・ウーンズ。手下の
反撃も、何発か命中。
第3ラウンド。アンダルシアが8点、アックスが14点のダメージを与えます。
もともと鎧の薄い親玉は気絶寸前。これにアニースのエネルギー・ボルトが効い
て、親玉は倒れました。
GM 何とか……生死判定は成功。手下はそれを見て、一斉に逃げ出そうとする。
「計画は失敗だ! 早く、上に報告するのだ!」
アニース 逃がさない。スリープ・クラウド!
GM それじゃ、3人引っ掛かったことにしよう。
アニース あっ、失敗。かからなかった。
アンダルシア それじゃ、5人も逃げていくのか。
GM そのとき、森の中から駆け出してきたランデンさんが、フォースを5発。
さっきの戦闘で傷ついていた3人は、倒れてしまった。
アンダルシア 後の2人は、ダンスの餌食。それ、13だ。(笑)
GM それは、踊ってしまった。
アスファロス わしも。(笑)
アックス 俺も。(笑)
GM で、ランデンさんは踊らなかったから、取り押さえてくれるだろう。
ということで、敵をすべて捕らえることが出来たのでした。
GM 「こいつら、いったい何をたくらんでいたのか、神殿に連れていって、全
部吐かせてやる! 逆さ吊にして、拷問だ!」と、ランデンさんは怒っています。
アンダルシア おいおい、チャ・ザの神官がそんなことしていいのかよ?(一同
笑)
アスファロス ファリスの神官だったらやりそうだけど。(笑)
アニース まあ、いいんじゃないの? 相手はファラリスの神官なんだし、身内
のことも絡んでいるんだし。(笑)
アマーニ それじゃ取敢えず、「えぇい、きりきり歩けぃ!」ということで。(笑)
アニース それじゃ帰りましょう。
GM それでは、神殿に帰ってきた。
★☆★ また来る日まで…… ★☆★
アックス それじゃ、拷問して聞き出したことの報告は後で聞くとして(笑)。
……結局、アエリアさんの本心は、どうなっているんだろう?(一同笑)
アンダルシア 分からないまま、一座は町を離れるのであった……。
アニース じゃないよ。今日は、中休みの1日だもの。それに、これから結婚式
やら何やらがあるから。(一同笑)
アマーニ そうそう、どうせ用意していたんだから、やっちゃいましょう! と
いって、話を最初の問題に戻す。(笑)
アンダルシア は? 結婚相手って、今捕まえた奴だろ? 当然破談だ。
一同 ちがーう!
アニース 結婚相手は、「自称」貴族の息子から、放浪の吟遊詩人に変更になっ
ただけじゃないの。(笑)
アンダルシア 違うだろ!
GM それでどうするの、アンダルシア?
アンダルシア は?
GM アエリアさんを嫁にするのかって聞いてるの。(笑)
アニース 後は、アンダルシアの意志だけなんだから。(笑)
アックス さあ、2人で夫婦漫才をするのだ!(一同笑)
GM まあ、一生のことだからね。良く考えればいいよ。(笑)
アンダルシア 「お祈りでもして」ってか?(笑)(←DQ5ネタ)
アマーニ それじゃアンダルシアが考えている間に、事の真相でも聞きましょう
か?
GM それでは、話してあげよう。彼は、戦闘前に説明した通り、ファラリス神
殿の組織では下級幹部クラス。彼がこの町に来たのは、「町にファラリスの素晴
らしい教えを広めましょうキャンペーン」というものの一貫なんだ。
一同 キャンペーン?(笑)
GM それで、その方法というのが、他の神殿を何か1つ乗っ取って、そこを足
掛かりにして教えを広めようということだったんだね。
アニース それで、チャームを使うのがてっとり早いと?
GM そうだね。それで、まずどの神殿から乗っ取るかということになったとき、
「そうだ、チャ・ザの神殿にはアエリアがいたな。調度いい、ついでに嫁にして
しまえ。」ということになったのだな。(一同笑)
アンダルシア それを、我々が打ち砕いたと。ということで……
GM ということで?
アニース で?
アックス やっぱり結末は、アンダルシアにかかってくるんだけど?(一同笑)
GM 嫁にするんでも、しないんでも、君が何か言わないと終わらないんだよね。
(笑)
アンダルシア う〜ん。……アエリア、色々とひどいことを言って悪かったよ。
一同 で?
アンダルシア え〜っと……でも、俺には放浪が似合っているんだ。(一同笑)
アマーニ アエリアさんがついてくればいいだけじゃないの。(笑)
アニース だから、俺について来てくれということかな?(一同笑)
アンダルシア 違う! アエリアならば、他にいい人が見付かるよ。
アックス 何をいまさら。20年以上も待ってたんだぞ。(笑)
アンダルシア そんなこといっても、一座の財政だって、親の意見だって……。
アスファロス 一座の財政は、心配しなくていいぞ。(笑)
GM どうしても今決まらなければ、次回に持ち越しにしてもいいけれど? 予
想はしていたから。(笑)
アンダルシア え? まだ続くのかよ?
GM それじゃそういうことで……この事件が解決して、アエリアさんは神殿に
戻りました。
さて、それから1月が経ちました。アックスの力技がウケたのか、お客の入り
もまずまずで、この町ので仕事は、まず成功と言っていいでしょう。
そして、一座がこの町を離れる日がやってきました。
GM さて、いくら儲かったかな? アックスの怪力がウケていたみたいだから、
+2の修正をあげよう。(笑)
一同 やった!
アスファロス これで赤字だったら……完全に俺の責任だな。(一同笑) それ
っ、やった! 200ガメルの収入だ! よし、今回アックスが頑張ったから、ア
ックスにはボーナスで50ガメル、他の人は30ガメルということで。
アックス いやぁ、めでたいめでたい。(笑)
GM で、出発の準備を終えて、町を出るという時。見送りには、チャ・ザ神殿
のランデンさんが来ているけれど、アエリアは来ていません。
アニース なるほど。どこかで見付かるかも知れないね。(笑)
アスファロス 馬車の中に隠れているとか? ちょっと調べてみよう。(一同笑)
GM そんなことはないよ。さて、見送りも終わって、これからラーサの方に向
かって進むんだけれど、その途中に、この前の騒動があった森がある。その森を
抜けようとすると、そこに人影を見掛けた。
一同 ほほう。
アンダルシア ……で、誰?
GM いちいち聞くなよ。分かっているだろ?(笑)
アマーニ 実は、ファラリスの幹部が復讐をしに!(一同爆笑)
GM ちがーう! アエリアさんに決まっているだろ! 「アンダルシア、今す
ぐ答えを出さなくてもいいけれど、私はずっとあなたについていくわ。皆さん、
宜しくお願いします。」
アマーニ 大歓迎よ!
アスファロス それじゃ、馬車に乗った乗った。(笑)
アンダルシア うーむ……。
GM ゆっくり考えていいからね。(笑)
アックス 一生考えることになったりして。(笑)
アニース それでも、充分幸せでしょう。
ということで、一座のメンバーが1人増えました。しかし、アンダルシアが答
えを出すのは、いったい何時になることでしょうか?
なお、今回の経験点は、ちょっと奮発して500点でした。
おまけ・その後のルーバの町
アンダルシアがアエリアさんを持っていってしまってからしばらく後。それま
で独身の男が多かったルーバの町では、結婚ラッシュがありました。それまでず
っとアエリアさんを本命だと思っていた人たちが、みんなあきらめたのです。
アンダルシアは未だに迷っていますが、ルーバの町では、アンダルシアは三国
一の果報者ということになり、祝福する者から、恨む者から……。
今度この町に寄るのが、少し恐い一座であった……
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Feb 28 1993
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