くりてぃかるひっと!
		      ソードワールドRPGリプレイ
			旅芸人一座の冒険・第6話
			「封印の水晶球(後編)」


 中編から2か月あけた後編です。いい加減、プレイヤーが話の内容を忘れかけ
ていたのと、マスターの準備不足のため、結構いい加減なプレイになっているの
で、あらかじめご了承下さい。



		    ★☆★ さあ、買い物だ! ★☆★


GM    :さて、久し振りのプレイだ。前回までの話を忘れてしまった人は、
      リプレイでも読んでね。(笑)
       今、君たちは街道を南に向かっています。そしてもうすぐ、ドレ
      インという、結構大きな町に着くところ。

アマーニ  :ザーンからドレインまで、どの位かかるんだっけ?

GM    :えっと……だいたい10日くらいだな。ドレインを出て街道沿いに
      進めば、さらに10日ほどで、ラーサへと到着する。
       ドレインは結構大きな町だけれど、そのまま入ってしまうの?

アマーニ  :指名手配されていないかなぁ。

アンダルシア:その可能性は、大有りでしょう。

アスファロス:人相書きが、まわっているかも知れないな。

アマーニ  :みんな、変装して入ろうよ!

アスファロス:そうだな。取敢えず、この中で変装がうまいのはいるか?

アマーニ  :ハ〜イ。

アスファロス:あと、アリさんは、もと泥棒じゃなかったっけ? 変装もうまい
      でしょう?

アリ    :でも、専門じゃないですよ。

GM    :軍需物資の運びこみとかが忙しいらしく、検問も、多少甘くなっ
      ているけれどね。それでも、町の入口には、長い列が出来ている。

アンダルシア:こんな所に引っ掛かっていないで、早く先に行きたいんだけれど
      ……

アスファロス:でも、馬は欲しいだろ? 他のところで調達するにしても、魔剣
      を売らないと、金がないし。

アマーニ  :……そうだ、みんなでゾロゾロ入っていくよりも、座長を商人に
      化けさせて、一人だけで行かせた方が、怪しまれないんじゃないか
      しら?

アスファロス:とんでもない手としては、わしがインビジビリティーを使って町
      に忍び込んで……

アンダルシア:馬を奪ってくる。

アスファロス:そう。でも、町から出る時はどっちにしろ検問に引っ掛かるから、
      やはり、変装は必要だな。

アリ    :俺は、お前たちみたいに、熱心には追い掛けられていないからな。
      俺が変装していった方が、安心かも知れない。

アスファロス:あっ、それいいねえ!

アマーニ  :ぬぁ〜んで、アリ・アントを信用できるわけ? まだ、知り合っ
      てからそんなにたっていないし、泥棒で捕まっていたんだよ?

アスファロス:俺は、信用しているの!

アリ    :それなら、何か、ものじち(「物質」と書くのかな?)を置いて
      いこうか?

アマーニ  :でも、魔剣を売りに行くんだよ!

アニース  :魔剣を売った金なんか、重すぎて、持ち逃げ出来るわけがない。
      (笑)

アリ    :そんなに信用がないんなら、アスファロスが透明になってついて
      くればいい。

アマーニ  :それならばいいわ。では、一応、座長にもメイキャップを……

アンダルシア:じゃあ、俺たちは町の外の、目立たないところで待っているぞ。

アマーニ  :それじゃ、行ってらっしゃ〜い。それから、馬だけじゃなくて、
      まともな服とかも買ってきてね。

アンダルシア:今の服は、ボロすぎるからな。(笑)

アニース  :私の服だけは、今のままでもまともですよ。(笑)


 何だかんだで、アリと、アスファロス(姿を消している)は、町の入口の検問
のところまでやってきました。そこには長い列が出来ていて、10分ほど待って、
やっと彼らの番がまわってきました。


GM    :アリは、いくつか質問のようなものを受ける。「お前、商人じゃ
      ないようだが……」

アリ    :はい、商人ではありません。たんなる旅の者です。

GM    :「そうか、ちょっと待て」と言って、何やら、人相書きのような
      物と、君の顔を見比べているけど、すぐに許可が出たよ。

アスファロス:当然、当然。計画は完璧!

GM    :はい、町の中です。まず、どこへ行く?

アリ    :取敢えず、姿を消しているアスファロスがいると思われる辺りに
      近付いていき、「お前、どこまで消えているつもりなんだ?」

アスファロス:出来れば、ずっと姿を消していた方が、安心なんだけれどな。

アリ    :それならばいいさ、はぐれるんじゃないぞ。取敢えず、魔剣を買
      ってくれそうなところを捜してみよう。


[Image: 座長とアリ、買い出しに出る]


GM    :売れそうなところと言えば、まずは魔術師ギルドかな。研究のた
      めとか、魔法の物品販売部門とかで、引き取ってくれるかも知れな
      い。それから、大金持ちの武器商人でも捜せば、当然、買ってくれ
      るだろう。あとは、傭兵部隊の中で、魔剣を求めている人が、いる
      とかいないとか……

アリ    :どうしようか……

アスファロス:商人になんか売って、足元を見られるのも嫌だしな。傭兵部隊の
      方も、本当にそんな人がいるかどうか、はっきりしないし、下手を
      すると、怪しまれてしまう。
       魔術師ギルドに持っていくのが、一番無難だろうな。

アリ    :それでは、魔術師ギルドへ行こう。

アマーニ  :アスファロスの魔法、見破られるかも知れないね。

アスファロス:その時は、見張りのためについてきていた、と言えばいいだろ?

GM    :それでは、魔術師ギルドです。受け付けに来たとたんに、「そこ
      の人、こっそり姿を消して来たって、分かりますよ! 一体、どう
      いうつもりですか!」(一同笑)

アンダルシア:やっぱり、見破られたか。(笑)

アスファロス:え、え? わしか? 仕方がないから、姿をあらわそう。

GM    :「そう、あなたですよ、あなた」受け付けの人は、怪しそうな目
      で君を見ている。

アスファロス:いやあ、よく分かりましたねえ。実は、彼を見張るために、ずっ
      と姿を消してついて来ていたのですよ。

GM    :何で、そんなにこっそりとついて来なくてはならないのですか?
      堂々と一緒に来ればいいじゃないですか。怪しい人たちですね。

アスファロス:仲間との話し合いの結果だ。それに、全員でついてくると、検問
      が長いので、わしだけがついて来たんだ。色々と、大変だろ?

GM    :ああ、そうですねえ。検問なんて、迷惑な話ですよ。何でも、王
      宮に賊が入ったとか……。

アスファロス:ああ、そういう話だな。

アリ    :ところで、この魔剣を売りたいのだが……

GM    :「ほお……結構な魔剣ですね。ちょっとお待ち下さい」と言って、
      彼は鑑定のために、魔剣を持って、奥へと入っていった。
       しばらくすると戻ってきて、「このくらいの魔剣でしたら、大体
      2万ガメル位で引き取りますが」

アスファロス:2万ガメルか……何とかなるかな? 荷馬が1500、乗用馬が5000
      ガメルか。

アンダルシア:出来れば、乗用馬がいいな。

アリ    :二人乗り出来るかな?

GM    :まあ、全速で駆けたりしなければ、大丈夫じゃないのかな?

アスファロス:それなら、4頭買えばいいから、何とか足りるな。

GM    :「ところで、2万ガメルでよろしいでしょうか?」

アスファロス:こういうところで、値を釣り上げるのは、よくないみたいだから
      な。いいでしょう。

GM    :「それでは、もうしばらくお待ち下さい」と言って奥に入ってい
      ってから、金貨で2万ガメルを持ってきた。

アスファロス:1金貨は、50ガメルだから、金貨が400枚か。

アリ    :では、馬を買いに行くとするか。どこが一番安く買えるかな?

アンダルシア:どうでもいいけれど、今は5人も、その場にいないんだから、な
      るべく早く済ませてくれ。

GM    :それでは、馬屋さん……っていうのかな? を捜していると、町
      を出てすぐのところで、馬を売っているという話を聞いた。

アリ    :それならば、一度町を出てから、みんなと合流しようか?

アスファロス:あっ、危うく、服を買うのを忘れるところだった! 服買った。
      終わり。(笑)


 入ってきた時と同じ方法で、難無く検問を通り抜けた二人は、町の外で待って
いる仲間と合流します。そして、アスファロスが買ってきた、商人ふうの服に着
替え、少し変装してから、町で聞いた馬屋(牧場主?)の所へと向かいました。


GM    :そこには、何人か人が並んでいます。それを見ていると、店の主
      人に何やら文句をいいながら、何も買わずに出てくる人ばかりです
      ね。

アスファロス:ややっ、なんか怪しいなぁ。

アマーニ  :戦争が始まるから、馬が貴重になっていて、高くなっている?

アスファロス:不服そうにして出てきた人に、話を聞いてみよう。

GM    :まったく、あそこの親父ときたら、定価で馬を売らないときてる!

アスファロス:何と、安く売ってくれるのですか!(一同笑)

GM    :そんなわけないだろ? 法外な値段をふっかけてくるんだ。

アスファロス:そうですよね、戦争で、馬が良く売れるからでしょう。

GM    :ところが、そういう訳でもないらしいんだ。

アスファロス:へ? すると、ただの業突張りということですか?

アンダルシア:実は、我々のために、馬を取っておいてくれている。(一同笑)

アックス  :この辺りで、他に馬を売っているところはないんですか?

GM    :戦争で、どこも馬不足でな。まともな馬がそろっているのは、こ
      の辺りでは、ここだけだろうな。

アックス  :取敢えず、主人に会ってみようか?

GM    :しばらく列に並んで、君たちの番になりました。

アスファロス:それでは、まず、馬一頭いくらでしょうか?

GM    :う〜ん、いくらだと思う?(笑)

アンダルシア:馬鹿ヤロウ! そんなこと、客に答えさせるな、マスター!(笑)

アスファロス:1000!

アックス  :100!(笑)

アマーニ  :乗用馬を買いにきたんでしょう? 普通は5000ガメルよね?

アスファロス:それなら、4000。

GM    :それじゃ、売れんな。

アスファロス:あ、じゃあ3000。

GM    :ああ、売れんな。

アスファロス:それならば、2000。(笑)

アンダルシア:ええいっ、やめい!

GM    :はいはい、早く帰れ。……次の人どうぞ。(笑)


[Image: ええいっ、やめい!]


アマーニ  :座長、何やってるのよ!

アンダルシア:この男、あまり頭が良くないのですよ。(笑)

アマーニ  :乗用馬が、4頭欲しいのですが。少し、急ぐ用があるので……

GM    :「う〜ん……」親父さんは、しばらく君たちを見ている。「なら
      ば、ちょっと奥へ来てくれないか?」

アリ    :なんか、足元を見られそうな感じ……


 アリの言うのも、もっともですが、とにかく、行くだけ行ってみようというこ
とになり、店の奥へとついていきました。


GM    :お前たち、商人の格好をしているが、どうも、ただの旅人のよう
      だし、どうみても、傭兵でもないようだな。

アマーニ  :そのとうりですが……

GM    :ようし、定価どうり5000ガメルで売ってやろう!

アスファロス:何と、この親父さんは、平和主義者だったのだ!

アンダルシア:要するに、戦争に使われるのが、嫌だったんだな。

GM    :当たり前だ!

アスファロス:そんなことに使われたら、馬が可愛そうだというのですね?

GM    :それだけではない。もともと、この辺りの3ヶ国は、ずっと仲良
      くやっていたんだ。それが、今の国王となってからは、ろくな事が
      ない!

アマーニ  :ああ、大きな声で言ってるわ。(笑)

アスファロス:そうですね。やっぱり、平和が一番です。

GM    :ところが、わしの所にやってくるのは、なるべく馬を安く買って、
      軍隊に高く売り付けようなどという、不届き者ばかりだ。だから、
      わしはそういう奴らには売らないことにしているんだ。まあ、うち
      の身上は、そのくらいで困るようなもんじゃないからな。

アンダルシア:この際、洗いざらい全部訳を話しても、大丈夫じゃないのかな?

アスファロス:逆に、迷惑を掛けてしまうよ。

アマーニ  :それじゃ、これ、お金ね。ジャラジャラっと。

GM    :しかし、結構な大金だな。お前たちみたいのが持っているとは、
      とても思えん。

アンダルシア:いえ、ちょっと、この人(アスファロス)の親父の遺産が手に入
      りまして……とか、適当なことを言っておこう。

GM    :ああ、金持ちのボンボンか。どうりで、馬の相場を知らないはず
      だ。(笑)

アマーニ  :それじゃ、さっさと鞍をつけて、出発の準備をしましょうか?

アリ    :馬具って、いくらするのかな?

GM    :値段は書いていないし、馬の値段とセットなんじゃないかな? 
      「まあ、馬具は、おまけだ。持ってけっ!」

アリ    :バグ?

アマーニ  :バグつき?

GM    :うわぁ、暴走した〜っ!(一同爆笑)

アスファロス:プログラムが止まってしまった〜!(笑)

アマーニ  :ハングったって?(笑)

アスファロス:馬が進まないで、同じ所をぐるぐる回るんでしょう?(笑)

アマーニ  :まあ、それはここにおいといて……

GM    :リセットでもかけるか?



		       ★☆★ 国境戦突破 ★☆★


 この日はもう遅くなったので、出発は明日ということにして、取敢えず、夜営
の場所を捜そうということになりました。
 夜警の兵士と顔を合わすのは、出来るだけ避けたいので、どこで夜営をするか
迷っていると、馬屋の親父さんが、親切にも、「それなら、うちに泊まっていか
んかね?」と、声を掛けてくれました。もちろん、ご好意に甘えて、泊めてもら
うことにしました。


GM    :「それじゃあ、わしは忙しいので……後で、夕食の時にでも、ゆ
      っくりと話でもしようじゃないか」と言って、親父さんは、店の方
      へ戻っていった。そして店の方からは、「何だと、お前なんかに馬
      は売れんぞ!」とか言う、怒鳴り声が聞こえてくる。(笑)

アマーニ  :それじゃ、馬と遊んでいよう。よろしくね、明日から、速く走っ
      てね。

アスファロス:わしは、夕食を食べたら、すぐに寝てしまうぞ。

アマーニ  :それでは、次の日……

GM    :には、ならないんだな。眠り始めてすぐの頃、店のおかみさんが
      部屋にやってきて、君たちを揺すり起こした。

アックス  :ムニャムニャムニャ……

アンポ   :うわあっ、地震だー!(笑)

アスファロス:んー、どうかしました?

GM    :表に、兵隊が来てるよ!

アンダルシア:何だと!?

アスファロス:あっ、水晶球だ、水晶球だーっ! と、わめき始める。(笑)

アンダルシア:何と言ってました?

GM    :ここに、怪しい7人組が入った、とか言う情報が入ったと言って
      ……今、うちの人が、何とか話を引き伸ばしているんです。早く、
      裏口から抜け出した方がいいですよ。

一同    :ありがとうございます!

GM    :馬とかは、裏にもうまわしてあります。

アスファロス:本当に、ありがとうございます。私が偉くなったら(笑)、いつ
      か必ずお礼にきます。

GM    :手品でも、披露しに来るのか?(笑) とにかく、裏口から出る
      と、馬が4頭つないである。二人乗りするんだから、誰と誰が一緒
      に乗るのか、決めてくれ。

アンダルシア:一番体がでかいアックスを、一人で乗せた方がいいだろうな。

アスファロス:後は、どうだっていいんじゃないのか? たいした違いはない。

アンポ   :そんなことない。座長と一緒に乗るのは嫌!(一同笑)

アマーニ  :それじゃ、座長とアリが一緒で、アンポとアンダルシア、アニー
      スとアマーニでいいわね?

GM    :それでは、二人乗りするんだから、一応、馬術ロールをしてもら
      おう。1ゾロじゃなければいいよ。


 一同、手綱を握る人は、ダイスを振ります。さすがに、失敗する人はいません
でしたが、どうもダイスの目が良くないようで……


アスファロス:おっと、危ないじゃないですか、アリ・アント殿。

アリ    :いやあ、最近、馬なんか乗っていなかったからなぁ。(笑)

アニース  :それっ!

アマーニ  :あっ、危ないわ!

アニース  :速度は出さないから、たぶん大丈夫……私はまだ、寝惚けている
      けれど……(一同笑)

アスファロス:危ない、居眠り運転じゃないか。(笑)

アンダルシア:アンポと一緒か、心配だなぁ……


 馬屋の親父さんが、うまく話を引き伸ばしている間に、旅の一座は、うまくド
レインの町から離れることが出来ました。しばらく馬を飛ばして、ここならばも
う安心、という所まで来て、結局、今日は野宿になります。


GM    :その夜は、適当なところで野宿して、次の日です。しばらく進む
      と、小さな村に着きました。村人は、旅人が来たので、少し驚いて
      いる。

アックス  :何を、驚いているんだ?

GM    :あんたたち、国境を越えようと思っているのかい? 国境では、
      すでに小競り合いが始まっているという話ですよ?

アンダルシア:どうしよう? つっきっていくか?

アスファロス:この辺りに、回り道かなにか、ありませんか?

GM    :回り道というと、南の山越えの道か、北の荒野をつっきるかだね。

アマーニ  :荒野をつっきるのは、難しいと思うわ。そうでもなければ、ちゃ
      んとした道か何かが出来ているはずだもの。

アリ    :どうせ、夜は戦闘なんかしないでしょうから、その間に、こっそ
      りと通り抜けてしまえばいいでしょう。

アニース  :でも、見付かるかも知れないわよ?

アリ    :見張りをしているのは、夜営地の周りだけだろう、どうせ。

アニース  :そう。夜営地から、ずっと離れたところを通れば、大丈夫でしょ
      う。

GM    :「そうするんですか? まあ、気をつけてくださいよ……」 と
      いうことがあって、この村を離れた。
       次の日になると、はるか彼方に、軍隊が集まっているのが見えて
      くる。

アマーニ  :どのくらいの数?

GM    :結構な数だよ。まあ、周りは畑しかないようなものだから、迂回
      するのは簡単だね。

アスファロス:それでは、夜になるのを待つとするか……

GM    :それでは、夜です。

アマーニ  :夜営地を右手に見ながら、ぐるーっと回っていこう。

GM    :山側の方だね? そのように、カッポカッポと行く。この辺りは、
      丘になっていて、林のような所もある。しばらく行くと、先の方に、
      明かりが灯っているのが見えてくる。

アスファロス:何か見える?

GM    :人が、6人ほどいるのが分かる。兵士みたいのが4人に、そうで
      ないのが2人だね。

アンダルシア:何をしているのか、声を聞け。

アスファロス:ウインド・ボイス行きます。はい、かけた。

GM    :何やら、儀式のようなものを、やっているらしい。呪文の詠唱の
      ような声が聞こえる。

アリ    :向こうは、徒歩かな?

GM    :馬は、見えないね。

アマーニ  :馬で一気に駆け抜けるというのは、どうかな?

アスファロス:さすがに、それはまずいよ。わざわざ見付かるようなことをする
      必要もないし……。

GM    :ところで君たち、明かりは持っているのかな?

アスファロス:月明かりで進んでいると思う。

GM    :それじゃ、走るのは、やっぱり危ないね。

アックス  :ゆっくりゆっくり、見付からないように迂回しよう。

アスファロス:見付かった時は、ウインド・ボイスがかけてあるから、すぐに分
      かる。そうなったら、全力で逃げればいいな。

GM    :それでは、そのようにして……しばらく進むと、馬が何かをふん
      ずけた。

アスファロス:何だ?

GM    :何がいい?(笑)

アスファロス:足元に金貨!(一同笑)

GM    :よし、足元に金貨が……ないよ。(笑)

アンダルシア:対魔神+3ソードとかあると、うれしいな。(笑)

アニース  :足元から、魔神が生えてきた。アックスが、それに水晶球をぶつ
      ければ、終わりだよ。(一同爆笑)

アスファロス:あ、なるほど! あれは、魔神を召喚する儀式だったんだ!(笑)

アンダルシア:さあ、アックス出番だ! いがいに早く、終わったな。(笑)

アンポ   :それで、本当は何があったの?

GM    :アリとアスファロスの馬が踏んだのは、人だ!

アリ    :人を……ふんじゃった……。

アマーニ  :死体でしょう?

アスファロス:早く、足をどけるんだ!

アリ    :ああ、走ってなくて良かった。

アスファロス:取敢えず馬から下りて、どんな人?

GM    :兵士だよ。首が、半分くらい切れていたりする。

アンダルシア:座長が殺したわけ?(笑)

アスファロス:違うって!

GM    :君たちが、そうやっていると、ウインド・ボイスの魔法で、「あ
      っ、あそこに何者かいるぞ!」というのが、聞こえてきた。

アニース  :何やっているのよっ、早く行きましょう! まったく座長はぁ。

アスファロス:よし、行くぞ!

GM    :走るのなら、馬術ロールをどうぞ。暗いから、−4くらいかな?
      目標値11でどうぞ。

一同    :大丈夫。

GM    :駆け抜けました。しばらく行くと、街道にぶつかりました。その
      まま街道を進むと、村に着きました。国境は越えたよ。

アマーニ  :ああ、よかった。

GM    :この村よりも国境よりには、レナの軍隊が控えているから、まず
      は安心でしょう。

アンダルシア:少し休む?

アックス  :そうしよう。

アマーニ  :でも、向こうの魔術師が、魂の水晶球をロケーションしているか
      もよ。

アンダルシア:魂の水晶球じゃない!(笑)

アマーニ  :あれ?

GM    :そうだったのか、みんな、安心して死んでもいいよ。(笑)

アニース  :まあ、大丈夫でしょう。今までも、そんなことはしていないみた
      いだから。

アマーニ  :それじゃ、寝ましょうか。



		★☆★ 最後の(おまけの)決戦! ★☆★


GM    :はい、日が昇ってきました。

アックス  :ああ、さっき寝たばかりなのに……

GM    :また、寝る?(笑)

アニース  :「また」じゃなくて、「まだ」寝ている。(笑)

アスファロス:目が覚めたら、そのまま出発してしまえばいいじゃないか。

アニース  :ええ、目が覚めたらね。

アスファロス:何時ごろ起きるかが、問題だな。

GM    :それでは、気が済むまで寝て、出発したことにしよう。村を出て
      しばらく行くと……不意打ちチェックだ! レンジャーは、知力で
      成功ロールをせよ! ない人は、さら目で振っていいよ。

アニース  :さら目で11。

GM    :それならばいいよ。突然、道のわきの薮から、昨日の兵士たちが
      4人ほど、わらわらと出てきて、道をふさぐ。その先には、魔術師
      のようなのも二人いる。

アンダルシア:何と!

アスファロス:今日は、馬をつれている?

GM    :乗ってはいないけれど、薮の中につないであるらしいね。

アスファロス:馬で蹴散らして、突破しよう!

アンダルシア:アニース、魔法を使う予定は?

アニース  :ない。馬に乗っているから、使えないでしょう?

アンダルシア:それでは、呪文封じに、シングでも歌うかな。

アスファロス:俺が出来るのは、追い掛けてきたらスネアをかけるくらいだな。
      というわけで、作戦終了。……行くぞ〜っ、突破!

GM    :一応、馬術ロール……全員大丈夫だね。道をふさいでいた兵士た
      ちは、思わず避ける。魔術師2人は、道端から呪文をかける。

アリ    :効果範囲から逃げる!

GM    :逃げるって言ったって、このラウンドの一発は食らうよ。誰に飛
      んだかはダイス勝負にさせてあげよう(笑)。運の悪い人たちを、
      二組決めてくれ。


 不幸にも魔法を食らったのは、アンダルシア・アンポと、アックスでした。


[Image: ファイアーボール炸裂!?]


GM    :それでは、その3人に……ファイア・ボールが飛んで来ま〜す。
      (一同爆笑)

アスファロス:でたーぁ!

アンダルシア:どひゃ〜ぁ!

アンポ   :はい!?

アリ    :ああ、よかった。

アニース  :これは、戦っても無駄ね。なるべく沢山の人が、逃げられるよう
      にしましょう

GM    :アンダルシアたちの方は、魔法強度15。アックスには17。

アンダルシア:今こそ、冒険者レベル4の威力を見せてやる! 根性(!)……
      駄目か。

アンポ   :当然、駄目。

GM    :ダメージは、アンダルシアに12、アンポに14。でも、この前もら
      った氷晶石(特別製)を持っているから、ダメージは半分ね。

アンダルシア:何だ、2ポイントしか来ないじゃないか。

GM    :アックスは、もらってなかったっけ?

アックス  :魔剣をもらったから、もらえなかったんだけれど、一回も使わな
      いで売られてしまった。(一同爆笑)

アンダルシア:しかも、アックスって、みんなが思っているほど、生命力はない
      んだよね。

GM    :アックスの方は、ダメージが15。生きてる?

アックス  :冒険者レベルが引けるんだよね? 残り生命点6。

GM    :それから、馬が暴れるから、落馬して下さい。ダメージは3点に
      するけれど、どうせ全部止まるでしょう。
       兵士は3人が寄ってきて、一人は様子を見ている。魔術師は、し
      ばらく傍観を決め込むらしい。他の人は?

アニース  :駆け抜ける。

アマーニ  :あたしは、その後ろに乗っている。何で、こんな所まで追ってく
      るのよ! 途中には、レナの軍隊がいるんでしょ?

アンダルシア:このくらいの人数だもんな。俺たちと、同じ方法で来たんだろ?


 残念ながら、あとすこしの所で敵と出会ってしまいました。しかし、むざむざ、
やられるわけにはいきません。もちろん、必死になって戦うことになります。
 (このあたり、旅の一座らしくないシナリオだなと、反省しております。)


アンダルシア:それ以上、近付いてみろ! この水晶球を、粉々に砕いてやるぞ!

アスファロス:「別にいいよ」と、いわれるのが落ちだぞ。(一同笑)

GM    :魔術師の、偉そうな方が、声をかけてくる。「久しぶりだな。し
      かし、うまく地下牢から抜け出したものだ」

アスファロス:マスター、コンフュージョンをかけます。

アニース  :あ、それはルール違反だよ。相手が口上を言っている間は、攻撃
      をしちゃいけないんだ。(笑)

アスファロス:あ、そうか。(笑)

GM    :話が終わったら、すぐにかけていいからね(笑)。ちなみに、こ
      いつの声と顔には、覚えがあります。君たちを、地下牢にぶちこん
      だ奴だね。
       「随分と苦労させてくれたじゃないか。まあ、旅の一座さえ捕ま
      えられない兵士たちにも、苛々していたところだったのだがね。と
      ころで、交換条件だ。君たちの命と、その水晶球を、交換しないか
      ね?」

アスファロス:もういいね? コンフュージョン!

GM    :いいよ。魔術師は2人いるけれど、どちらにかける?

アスファロス:両方。一人目たったの11、次はたったの12。

GM    :「ほう、取引するつもりは、ないようだな」

アンダルシア:みんな、踊れ! ありゃ!? いきなり「ピッ!」で、終わりだな、
      これは。(笑)

アマーニ  :あたしたちは、駆け抜けてしまったから、何をやってるのか分か
      らない。でも、どうせいつもと同じ事をやっているんでしょう。(笑)

アリ    :馬で突っ込んで、呪文を唱えさせないようにする。


 アリは、馬に乗ったまま、魔術師の一人に向かって突っ込みます。そして、見
事に魔術師の一人を、はね飛ばしました!(落馬はさせませんでした。)


GM    :そいつははねられて、しばらく呻いている。そして、「貴様ら、
      よくもやったなぁ!」と言うと、姿が変わっていきます。

アスファロス:へ!? どう変わるの? グルネルとか言うと、俺は悲しいぞ。

GM    :あったり〜! でも、セージチェックはしてね。

アスファロス:出てしまった、グルネルちゃん(笑)。でも、知らなかった。

GM    :一応姿を言うと、青銅色の肌をした、人型のレッサーデーモンで、
      手に持った武器か、尻尾で攻撃をしてくる。

アンポ   :馬をなだめる。

GM    :馬術ロールを、−4ペナルティーでやってみて。

アンポ   :10。

GM    :あれ、目が悪いや。馬をなだめることが出来た。

アックス  :俺も、馬をなだめ……(ダイスの目が悪い)……こりゃ駄目だな。

GM    :兵士たちは、切り込んでくる。アンポ、アンダルシア、アックス
      に一人ずつ行こう。残りの一人は、様子を見手から、アックスの方
      に行くよ。


 この兵士たちは、実はザコ。旅芸人でも、十分に相手が出来るような相手です。
もっとも、旅芸人の方も強いわけではないので、戦いは、ほとんど膠着状態に陥
ります。(ただし、傭兵出身のアックスだけは、優勢に事を運んでいます。)
 アリは、馬で、魔術師やグルネルを追い回し、魔法を使われないようにしてい
ます。


アンダルシア:グルネルに向かって、油壷を投げるぞ。うまく当たれば、この次
      は火達磨だ。

GM    :普通の命中判定でどうぞ。

アンダルシア:ビ〜ヨヨ〜ン、13だ。

GM    :残念、当たらなかったね。グルネルは、アリの後ろの、アスファ
      ロスに向かって、エネルギー・ボルトだ。

アスファロス:抵抗は9。

GM    :12ダメージだよ。

アスファロス:ああっ、死にかけじゃないか! 生命点あと5点。

GM    :魔術師の方は、馬を避けたところだから、何も出来ない。


 相手の兵士の方は、どうでもよいのですが、魔術師とグルネルの魔法は、結構
きついものがあります。何と言っても、プリーストがいないのか効いています。
 アスファロスが大怪我をしたので、アリはいったん、魔法が届かないところま
で離れました。そこに、アニースと、キュアー・ウーンズ・ワンドを持ったアマ
ーニが戻ってきます。


アニース  :みんなのところに戻ってきた。一回、駆け抜けよう。(つまり、
      魔術師たちのいるところから、一番離れたところまで、駆け抜けた
      わけです。)

アマーニ  :一度、止まってくれない? 馬から下りないと、スタッフが使え
      ない。

アニース  :軽業師技能を持っているでしょう? 飛び降りたら?

アンポ   :とにかく、一番近い相手を切るよ。あら、10点。(笑)

アンダルシア:同じ奴に、集中攻撃いきます。でごひょ〜ん、12。

GM    :命中。

アンダルシア:あー、ダメージ5点。全部止められてしまったな。(笑)

GM    :こっちの反撃だけど……アックス、先にやっていいよ。

アックス  :さっきと同じのに、9。

GM    :回避された。アンダルシア、アンポ、アックス、反撃いくぞ。

アンポ   :12。

アンダルシア:7。

アックス  :両方とも、回避出来た。

GM    :アンダルシアは、6ダメージ。

アンダルシア:何と、7ダメージも止めてしまった。(笑)

アマーニ  :馬が、みんなのところを駆け抜けたところで、飛び降りてみるわ。

GM    :多分、大丈夫でしょう。敏捷度で、成功ロール。

アマーニ  :それっ、17。

GM    :それだけ出せば、十分だね。


 アニースは、引き返してきて魔術師に突っ込みますが、回避されてしまいます。
 アンポたちと、兵士たちの方は、相変わらず膠着状態。
 アスファロスは馬から降りて、アリに、ファナティシズムをかけます。
 アマーニは、キュアー・ウーンズ・ワンドを使って、怪我をしている、アンポ、
アックスの傷を治しました。これで、2人は全快。


アンポ   :元気になった。それ、攻撃で命中!

アンダルシア:でも、クリティカルしてくれないと、ダメージが行かないんだよ
      な。(笑)

アンポ   :でた、クリティカル・ヒット! まず5点。それから、4点。追
      加ダメージを足して、合計13点!

GM    :これは……パッタリ!

アンポ   :よし!

アンダルシア:このラウンドは、ディザームしようと思っていたんだけれどな。
      次のラウンドは、そいつの武器を拾うぞ。

GM    :いいけれど……ブロートソードの14だよ?

アンダルシア:そんな、持てないではないか! 次のラウンド、拾った……でも
      重かった……ポイッ。(笑)

GM    :えーっとね、さっきアニースが突っ込んだのは、魔術師の方だっ
      たよね。では、グルネル君の方から、アンダルシアたちのところに、
      ザコはもう、あてにしていられないということで、ファイア・ボー
      ルが飛んできます。

アスファロス:さすがグルネル。こうでなくっちゃ、グルネルとはいわない。(笑)

GM    :魔法強度は15。さあ、抵抗してくれ。

アンダルシア:ダイスで9以上が出れば……抵抗!

アンポ   :抵抗した!

GM    :ザコはどうせ、抵抗に失敗しているな。(笑)

アスファロス:そして、ザコは当然死んでいる、とか言って、終わらせちゃうん
      でしょう?(笑)

アンポ   :あっ、また馬がぁ、馬がぁ。(一同笑)

GM    :アンダルシアに11ダメージ、アンポに9ダメージ。氷晶石がある
      から、ダメージ半分の、端数は切り上げ。馬はかわいそうだから、
      生きていることにしようね。(笑)
       ザコは、倒れてしまった。それを見て、アックスと戦っている方
      も、顔色が変わった。

アマーニ  :だろうね。

アックス  :そのまま切り掛かる。はい当たり、ダメージは9。

GM    :そいつは倒れた。アックスと戦っていた、もう一人の方は、くる
      っと向きを変えて、一目散に逃げ出す。残っているのは、グルネル
      と、魔術師。お次のラウンドどうぞ。

アンポ   :馬をなだめる。馬術ロール15。

GM    :失敗だね。

アスファロス:アリに、ウォーター・スクリーン。

アリ    :それがかかるまで待つ。

アマーニ  :ラウンドの最後まで、行動を遅らせる。

GM    :このラウンド、魔術師は馬に突っ込まれていないから、魔法を使
      ってもいいな。一番近そうな、アンポにエネルギー・ボルト11。

アンポ   :抵抗だ〜。

GM    :ダメージは8点。

アンポ   :こっちは、氷晶石が効かないのね……。ファイア・ボールの方が、
      ダメージが小さかったぁ!(一同笑)

アマーニ  :それでは、アンポにキュアー・ウーンズ。

GM    :それでは、次のラウンドどうぞ。

アニース  :アリ君に、ファイア・ウエポンをかけます。

アリ    :すごい、3つも魔法がかかっている。ファナティシズムに、ウォ
      ーター・スクリーンに、ファイア・ウエポン(笑)。それでは、グ
      ルネルと対決しに行こう。

アンダルシア:もう一つかけてあげよう。歌います。10です。(一同笑)

アマーニ  :また、アンダルシアが、発作をおこした。(笑)


 しかし、これは味方にしかかからず、意味がありませんでした。


アリ    :歌ってしまった。魔法が四つもかかっているぞ(一同笑)。それ
      では、グルネルを攻撃。14に、ファナティシズムの2を足して、16。

GM    :命中。ダメージはいくつ?

アリ    :レート8で……

アニース  :ファイア・ウエポンがかかっているから、18よ。

アリ    :そうか、すごいじゃないか。えっと……11ダメージ。

GM    :それは、結構来たよ。生命力と比べると、たいしたことはないけ
      れどね。グルネルは、尻尾で攻撃してくる。ファナティシズムがか
      かっているから、そっちの回避は−2がつくね。

アリ    :ああ、ひどいぞ。

GM    :尻尾で巻かれてしまった。魔術師の方は、アンポにエネルギー・
      ボルト15。

アンポ   :15だと? ……抵抗は6ゾロ!

一同    :おおっ!

GM    :ダメージは7。



		     ★☆★ あっけない結末 ★☆★


 アックスは、暴れている馬をなだめています。アマーニは、アンポにキュアー
・ウーンズ。
 次のラウンド。アニースは、敵2人にエネルギー・ボルト。これで、両方にか
なりのダメージを与えました。そして、グルネルは、アリを締め付けていた尻尾
を弛めます。このおかげで、アリは抜け出すことが出来ました。
 そうしている間に、なだめた馬に乗ったアンポが、魔術師に向かって突っ込み
ま、跳ね飛ばします。アンポは落馬しますが、魔術師も結構なダメージを受けま
す。


GM    :グルネルは、自分と魔術師にキュアー・ウーンズをかける。……
      あっ、グルネル1ゾロ!

アンポ   :10経験点をあげよう。(笑)

アスファロス:レベルが上がったりして。(笑)

GM    :よし、これで、モンスター・レベル6だ!(一同笑)

アンポ   :なに、レベルが上がったの!?(笑)

GM    :冗談はおいといて、魔術師はちゃんと回復した。魔術師は馬に蹴
      り飛ばされたから、起き上がって……と。さあ、どうぞ。

アニース  :また、エネルギー・ボルト。魔術師に14、グルネルに15。

GM    :両方、抵抗失敗。

アニース  :魔術師に10発、グルネルに16発。

GM    :死んだーっ! グルネルは、ぶっ倒れてしまった。

アンダルシア:お前、グルネルを、ほとんど一人で殺しただろう?(笑)

GM    :う〜ん、みんないなくなってしまったなぁ……

アックス  :馬をなだめる……失敗。またなだめる……失敗。もう一度……成
      功!(一同笑)

GM    :魔術師はね、「おのれぇ、貴様らのような、おちゃらけた連中の
      前に、わしの偉大な野望が、敗れようとはぁ!」だとさ。

アンダルシア:なんだ、こいつが黒幕か。もっと偉いのが、いるんじゃないのか?
      グルネルが付いていたんだし。

GM    :グルネルは、わしが学院の倉庫の掃除をしていた時、封印されて
      いるのを偶然見付けて、それを解放してやったのだ。

アンダルシア:掃除ねぇ。(笑)

アリ    :さては、掃除をさぼっていたな。(一同笑)

GM    :「うぐ……」言葉に詰っております。(一同笑)

アスファロス:とにかく、魔神の復活とかについて、聞き出そう。それで、魔神
      が復活するのはいつだ?

GM    :貴様らの邪魔がなければ、2、3日中には、復活できるはずだっ
      たのに……


[Image: 魔神の壷?]


 実は、この魔術師は、魔術師の学院でも、それほど位の高くない(どちらかと
いうと下っ端の)魔術師でした。ある日、学院の掃除で見付けた封印の壷から、
グルネルを解放した彼は、グルネルと手を結び、自分の野望を実現するために、
行動をおこしたのでした。
 グルネルから破壊の魔神の話を聞いて、「こんな俺でも、世界が手に入れられ
る!」と考えた彼は、グルネルの手を借りて、学院を乗っ取った後、これまたグ
ルネルの手を借りて、宮廷魔術師の地位を手に入れました。そして、国王には薬
を飲まし、自分の自由に操っていたのでした。


アマーニ  :すると、国の政治が悪くなったのも、みんなあなたのせいなのね!
      捕まえましょう!

GM    :もう、取り囲んでいるけれどね。

アマーニ  :それならば、せーのっ!

一同    :つっかま〜えたっ!(一同爆笑)

アスファロス:やーい、お前が鬼だぞ、にげろーっ!(笑)

GM    :こらこら、逃げてどうする。(笑)

アンダルシア:そうだ、2つの鍵というのはどうした?

GM    :彼は、懐をごそごそと探って、真っ赤な水晶球と、真っ黒な水晶
      球を取り出した。「これのことだ……。なあ、命だけは助けてくれ!」

アンダルシア:なんか、神妙にしているなぁ(笑)。そうだ、この水晶球さえあ
      れば! フフフフフ……(一同爆笑)

アンポ   :そうだ、世界征服が出来る!(笑)

アスファロス:なにを馬鹿なことを言っているんだよ(笑)。さっさと、レナスに
      持っていこうぜ。


 こうして、この、やけに長いシナリオも、無事に終幕を迎えたのでした。


GM    :後で、道々聞いた話です。国境での争いは、もともと兵力に勝る
      レナ軍が、あっけなくザーン軍を蹴散らして、片付いたそうです。
      それで、ザーンの本隊も、国境まで来ないで引き返したそうです。

アマーニ  :私たちを、追い掛けてきたりしないで、そのまま儀式をやってい
      れば、今ごろ魔神が復活していたのにね。

GM    :復活させた途端に、お前たちの持つ水晶球で封印されたら、意味
      がないからな。

アニース  :でも、こうなることまで考えが回らない辺りが、中の下といった
      位なのよね。

アンダルシア:でもね、グルネルの力を借りたにせよ、宮廷魔術師におさまった
      くらいだから、悪知恵に関しては、俺たちは足元にも及ばないな。

一同    :そうだな。

GM    :道中、そんなことを言いながら、やっとレナスまでやってきまし
      た。学院に寄ってみると、レノルード様は戦地の視察に向かったの
      で、留守だということだけど、代理の導師様が、「うむ、ご苦労だ
      ったな」と出迎えてくれて、レノルード様が戻るまで、学院でゆっ
      くりしていってくれと言うよ。

アマーニ  :それじゃ、また、お風呂で泳いでこようっと。バシャバシャバシ
      ャ。(笑)

GM    :2、3日待つと、レノルード様も戻ってきた。3つの水晶球は、
      学院に1個、王宮に1個、ミディス島の神殿に1個と、分割して保
      管されることになったそうです。
       それから、悪の魔術師は処刑されることになったそうです。
       薬を飲まされていたという、ザーンの国王は、じっと堪え忍んで
      いたザーンの重臣たちのおかげで、だいぶ良くなってきたそうです。
      国民の信頼も、戻ってきている。

アンダルシア:ほう。

GM    :君たちには、ご褒美として、新しいテント一式と、馬車が与えら
      れることになった(笑)。「今回は、だいぶひどい目にあったよう
      だが、これからも、面白い芸を見せてくれよ」だってさ。


 こうして、3部作になっていた長いシナリオは終了しました。あまり旅の一座
に向かないような話でしたが、それなりに楽しめたでしょう。
 それでは、今後の旅芸人一座の活躍に期待しましょう!


			Played by `CRITICAL HIT'
			      Dec 15 1991

[Image: 余白埋めのカット]

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