くりてぃかるひっと
ソードワールドRPGリプレイ
旅芸人一座の冒険・第5話
「封印の水晶球(中編)」
前編の続きです。旅の一座は城の地下牢に閉じ込められています。
なお、ゲストとして、シーフのアリ・アントが参加しています。
★☆★ 地下牢からの脱出 ★☆★
GM :一座が地下牢にぶちこまれたその夜です。牢の外は、薄暗い蝋燭
くらいしかないね。外は雨が降っているらしく、水の流れる音が聞
こえてくる。
アックス :真っ暗だよ〜、寂しいよ〜、暗いよ〜、恐いよ〜。
アスファロス:牢番は何している?
GM :牢番は一人いるけれど、こんな旅の一座なんか見張っていても仕
方ないと思っているんだろう。すっかり寝こけてるよ。
アスファロス:鍵はそいつが持っているんだろうな。
アマーニ :こっそり開けて、抜けだしちゃおうか?
アンダルシア:こっそり抜けだして、座長のシェードにみんな隠れていく。
アスファロス:ブラックマジックか?
アマーニ :こっそり抜けださなくても、別に悪いことなんかしていないから、
そのうちに出してくれるかも知れないわね。
アンダルシア:そうだな、二三日待ってみるというのも手だ。
アスファロス:とにかく、この辺りの構造を見てみよう。(GM:地図を書く)
…隣の牢には、誰か入っていないか?
アリ :いるけれど、今一生懸命キャラクターの名前を考えているから、
返事をするどころじゃない。俺の名前って、なんだっけなぁ?(笑)
アンダルシア:俺は、今日一日くらい待っていたいんだけれど。
アスファロス:おなかも空いているし、待ってみるか。
アンポ :え? おなかが空いたから出るんでしょう?
アスファロス:『腹が減っては戦は出来ぬ』と言うではないか。
アンポ :腹が減っては戦は出来ないから、これ以上減らないうちに戦をす
るんでしょう?
アニース :普通は、そんなものよね。
アスファロス:う〜む。
GM :さて、結局はどっちにするんだ? 待つか、脱出するか。
アックス :(情けない声で)座長、助けて…。(一同笑)
アスファロス:俺にどうしろと言うんじゃ!(笑)
アックス :こういう時だけは座長にすがる。(笑)
アマーニ :とにかく、鍵だけでも開けといてみましょうか? 14。
GM :カチャッ。簡単に開いた。
アマーニ :何だ、すぐに開くじゃないの。また閉めておこう。
アスファロス:牢番は寝ているんだな?
GM :熟睡している。
アンダルシア:よし、作戦を立てよう。大きな方針としては、誰かが来るのを待
つか、今すぐに抜け出すかだ。
アスファロス:しかしここは地下牢だから、牢屋から抜け出したとしても、その
先は大変だろうな。待ってみた場合は、何かメリットがあるか?
アンダルシア:我々が、なぜぶちこまれたのかが分かる。
アスファロス:それから、うまく行けば無実の罪ということで釈放されるかもし
れない。
アンダルシア:事実と引き替えに、しばり首という可能性もある。(笑)
アマーニ :水晶球を渡して牢屋だったから、それは大いにありえるわ。そう
だ、水晶球に関する秘密をあたしたちが知っていることにすれば、
殺されないですむかも知れないわ!
アックス :おお、なかなかいい考えだ。
アンポ :…そのかわり、拷問が待っているよ。(一同爆笑)
一同 :そうだったぁ!(笑)
アマーニ :でも、拷問されても、何も知らないんだから話すこともない。
GM :そうすると、そのまま一人ずつ死んでいくのが落ちだね。拷問と
はそういうものだ。
アンダルシア:それに、用が済んだらザクッていうのは、我々が今までやってき
たことじゃないのか? この前のホブゴブリンみたいに。(一同笑)
アマーニ :あたしたちはやってないわよ。アンポがやったの。
アンポ :え、そんなことしたっけ?
アマーニ :前回のリプレイを読み返してみなさい(笑)。
アンダルシア:まず、この部屋に抜け穴か何かないかを調べてみようか?
アスファロス:その前に騒いでみて、牢番が起きてくるかどうかみてみよう。
アマーニ :わざわざ起こすことなんてないでしょう。抜け穴を調べまーす。
アリ :(隣の牢で)なんか隣が騒がしいな。きき耳をしてみよう。
GM :隣の牢で、『抜け穴が見付かったぞ!』という話し声が聞こえた。
アマーニは抜け穴を見付けたね。牢屋の壁の石がいくつか外れて、
人間がかがんで通れるくらいの穴が開いている。
アマーニ :ここに抜け穴があるよ!
アリ :こっちにもあるかも知れないぞ。抜け穴を捜す…15。
GM :残念ながら、そちらにはないんだな。
アリ :でも、これは逃げるためのチャンスだな。鍵を開けて、隣の牢へ
行こう。鍵開けは14。
GM :鍵は開いたぞ。牢番は、ぐっすりと眠っている。
アックス :こちらはそんなことは知らずに、抜け穴からゾロゾロと出ていく。
アリ :牢から出る。寝ている牢番の横を通る。隣の牢に入る。出ていく
やつらの後ろを静かについていく。(笑)
アニース :抜け穴を出て、『ああ、良かったなぁ』とやっていると…
アリ :ああ、良かったなぁ。久しぶりの自由だ。
アマーニ :キャーッ、一人増えてる!(一同爆笑)
アスファロス:牢番ではなさそうだな。
アリ :怪しい者ではない。
一同 :うそだぁ!(笑)
アンダルシア:怪しくなければ、何で牢にぶちこまれていた!
アリ :少なくとも、お前たちと同じ程度の怪しさでしかないぞ。(一同
笑)
アマーニ :それならば、かなり怪しい。(笑)
アンダルシア:失礼ですが、名前と職業は…。
アリ :名乗るほどの名前ではないが、アリ・アントという。昔は傭兵を
していたが、あまり言いたくはないが、最近は別の仕事をだな…。
GM :抜け穴には水路のようになっていて、1センチくらいの深さの水
が流れている。
アスファロス:それならば、下流の方へ行ってみよう。近くの川か何かに続いて
いるだろう。
途中、変なドアを開けてスケルトンとご対面しましたが、すぐにドアを閉めた
ので何事もありませんでした。
そして、しばらく抜け穴を歩くと、町の南を流れている川へと抜けられました。
★☆★ 貧乏一座道中記 ★☆★
アスファロス:とにかく南に歩いて、町で、隠し持っていたルビーとかを売って、
金を作らないとな。食料も武器も必要だ。
アンダルシア:村ならば、ミニ・コンサートでも開けばいいしな。
GM :南に向かって歩いていくと、東の空が明らむ頃になって小さな村
に到着した。
アンダルシア:やはり、事の次第をレナスの最高導師様に報告するべきだろうな。
アックス :でも、レナスまでどのくらいかかるんだ?
GM :歩いていくと、1ヶ月くらい。
アスファロス:とりあえず…
アンダルシア:寝たい。
アスファロス:宿屋に入るか? でも、金がないぞ。
アンダルシア:お寺に行けば、泊めてくれるだろうな。
アマーニ :この村に、お寺ある?
GM :あるよ。ラーダのです。
アマーニ :ラーダ神殿…大丈夫かなぁ。馬鹿は泊められないとか言われたら
どうしよう。(一同笑)
GM :神殿はまだ誰も起きていないけれど、たたきおこす?
アスファロス:開けてもらえなくても、近くで寝ていれば…
アンダルシア:でも、毛布とかも持っていないんだぞ。せめて藁か何かが欲しい。
アマーニ :どこかの馬小屋にでも転がり込むとか。
アンダルシア:そうしよう。
そういうことになったので、近くの農家の馬小屋にもぐりこんで、そのまま眠
ってしまいました。そして、夜が開けて農家の人が起きてきます。
GM :『ちょっと、ちょっと、あんたら!』と言って起こされたよ。
アスファロス:あ〜ぁ? おはよう…。
アンダルシア:ン〜、まだねてる…。
アマーニ :すやすや。まだ熟睡している。
GM :『あんたたち、人の家の馬小屋で、何で寝ているんだ?』
アックス :んあ? これはどうも、しつれいしております。
アスファロス:みんな起きろ、家の人が現れたぞ。
アンダルシア:何だと?
GM :え〜と、アックス、朝起きると、枕もとに水晶球が来ている。
アックス :うわ〜っ!?(笑)
アンダルシア:これって、ロケーションで追跡されるかも知れない。
アスファロス:それなら、すぐに出発した方がいいな。とにかく、農家の人には
事情を話そう。我々は、身ぐるみ剥がされてしまった旅の一座です。
アリ :プラスαです。(笑)
GM :『それは気の毒だが、うちもこれから仕事をしなくてはいけない
のでねぇ。』
アスファロス:それじゃ、失礼しました。
アンダルシア:でも俺たち、昨日から何も食っていないんだよな。
アマーニ :馬小屋から出てきて、グ〜、バタンと倒れる…演技をする。
アスファロス:あっ、アマーニ! 大丈夫か!
アマーニ :(弱々しい声で)ざちょぅ…おなか…すいたぁ…。
アスファロス:そうか、しかし我々には金はほとんどないんだ。でも、何とかし
て今すぐに何か買ってきてやるからな! ちょっと我慢していろよ!
アマーニ :ありがとう…ざちょぅ…。(一同爆笑)
アスファロス:向こうの反応は何もない?
GM :『随分とお困りのようだな…ラーダ神殿へ行けば、食料くらい分
けてもらえるかもしれんぞ。』
アスファロス:本当ですか!
アマーニ :あ〜あ、こんな子供のような演技をするとは…。
アスファロス:それでは、ラーダ神殿へと行こう。
アックス :おはようございます、どなたかいらっしゃいませんか?
GM :『おや、見掛けない方々ですね。何かご用ですか?』
アンポ :おなか空いた。
アンダルシア:いきなり、なんなんだ?(笑)
アックス :お困りの方々なのです。
アスファロス:身ぐるみ剥がされたんです。ひもじいんです。この子が泣きそう
なんです。
GM :それはお困りでしょう、と言って、しばらくしてから神殿の中に
入れてくれた。
アンダルシア:お粥かな?
GM :パンかも知れないぞ。とにかく、朝ご飯を恵んでくれた。
アスファロス:ありがとうございます。ほら、アマーニお食べ。
アマーニ :むさぼり食う。座長の分までどんどん食べてしまう。(笑)
アスファロス:こらぁっ、わしの分まで食うんじゃない!
アマーニ :食べ終わった。(一同笑)
アスファロス:あぁっ、何ということだ!
アンダルシア:周りを見渡すと、全員食べ終わってしまっている。座長の分はな
さそうだ。(笑)
アスファロス:仕方がない。生命力を1D6だけ減らそう。わ〜っ、6点も減っ
てしまった!
GM :大丈夫、ちゃんとおかわりを出してくれるよ。
アスファロス:よかった。いただきま〜す。
アンポ :それを食べちゃう。(笑)
アスファロス:だめっ! これは俺の分だ! むしゃむしゃむしゃ…。
ラーダ神殿でお世話になった後、今後の方針を話し合います。
そして、ロケーションで追跡されているかもしれないと考えて、どうせ次の日
には戻ってくるのですが、水晶球を湖に投げておきます。
アスファロス:食料も調達しておかないとな。金も少ないし、この村では徹底的
に恵んでもらおう。この先も、寺院か何かがあるところでは恵んで
もらって、そうでないところでは買う。
アリ :なんせ、無一文だからな。何も持っていないからな(笑)。(本
当は200ガメルの宝石を隠し持っています。)
アスファロス:そうですか、あなたもかわいそうに。
アックス :実はみんなして、自分が持っている宝石を隠しているんだろ。(笑)
アマーニ :あたしは、200ガメルのルビーを隠してあることなんて、誰にも
言ってないよ。
アックス :僕も。
アニース :私も2つ持っていることを隠している。(笑)
GM :なんだ、それじゃみんな宝石を隠していることは、自分しか知ら
ないんだ。
アスファロス:仕方がないなぁ。それじゃ、金が必要になった場合は、わしが隠
していたルビーを売ってしまおう。(一同笑)
一同 :座長、えら〜い! うれしいな。
アスファロス:それでも、かなり食をつながなくてはいけないな。お前ら、こう
いう時のために宝石の一つや二つは隠しておけよ。(笑)
アマーニ :だって、あたしたちは金の亡者じゃないもの。(笑)
食料は、ラーダ神殿から少し分けてもらいました。そして、武器も持たないと
危ないだろうということで、その辺の棒切れを拾っておきます。
そうして、南に向かって出発しました。三日間、途中の村の神殿で食料を恵ん
でもらいました。
★☆★ 旅芸人一座 → 詐欺師一座 ★☆★
GM :さて、すこし大きめな町についたよ。
アスファロス:それじゃ、ルビーを売ってしまうか。換金しておきます。
アックス :また神殿をまわって、食料を恵んでもらおう。
GM :ほとんど、乞食みたいになっていないか?
アスファロス:金がないんだから、仕方がないだろう! 何でお前ら、ルビーく
らい隠しておかなかったんだ。
アニース :隠してあるよ。
アスファロス:え、あるの? 何でもっと早くそれを言わないんだ!
アニース :あると分かれば、無駄使いされるじゃないの。(笑)
アスファロスのルビーを売ったお金で、袋類をいくつか買いました。しかし、
食料も買うことを考えれば、とても武器などにはまわせません。
アックス :やっぱり、武器が欲しいな。隠していたルビーを売って、ロング
スピアを買おうかな。
アスファロス:なんだ、お前も隠していたのか!(一同笑)
アニース :だいたいみんな、隠しているでしょう。
アンポ :わたしは持っていないよ。ナイフを隠しておいたから。
アスファロス:本っ当に、持っていないだろうな? 疑いの目で見ている。
アックス :誰か10ガメル貸して。必要筋力19のロングスピアが買いたい。
アニース :あげよう。
アスファロス:なんてもったいないことを…。
アックス :だって、用心棒役が一人いたほうがいいじゃないか。
アスファロス:そうだ、アックスのチェインメイルを売ればいいじゃないか!
アニース :ルビーだけでお金が足りなくなったらね。
GM :買い物はもういいかな? 買い物をしていると、一人の店の人に
呼び止められた。『あんたたち、この前のビラに書かれていた集団
とぴったしだな。』
アスファロス:どういうやつらですか?
GM :怪しげな7人組。それで、この先の峠で検問をやっているそうだ。
それで、その7人組はどちらへ逃げたかは分からないから、あちこ
ちで検問をしているらしい。
アスファロス:そうですか。早く捕まるといいですね。
GM :まあ、あの王様のことだから、どうせ何も悪いことをしていない
連中を捕まえようとしているんだろう、とか言っている。
アンダルシア:峠で検問かぁ…。
アマーニ :べつに、ロケーションで追跡はされていないみたいね。
アンダルシア:それならば、水晶球を売ってしまって金を作るという手もある。
(一同爆笑)
アマーニ :詐欺師になってしまう。(笑)
アスファロス:タイトルは、『ある詐欺師一座の不孝』。(笑)
アリ :おぬしもなかなかのワルよのぉ。(笑)
アンダルシア:いえいえ、お代官様ほどではございませんよ。(笑)
アニース :今更何をやっても…というほどではないけれど、すでにお訪ね者
なんだから、そのくらいはやっても変わらないと思うわ。
アマーニ :でも、売られた人は困るじゃないの。
アスファロス:悪徳商人に売り付ける。
アンダルシア:そうだな。それとか、見るからに贅沢そうなおっさんとかね。
アニース :金は、余っているところから取ってくるというのが一番だからね。
というわけで、そういう店については詳しいんじゃありませんか、
アリさん?
アリ :え?
アニース :職業については、大体見当はついているんですよ。そうでなけれ
ば、となりの牢屋の鍵を開けて来るなんて、普通の人には出来ませ
んからね。
アリ :ほう、お主も鋭いの。(笑)
アマーニ :というわけで、いかにも怪しげな道具屋に売ってしまおう。
GM :はい、裏道りで怪しげな道具屋を見付けました。『ほう、結構立
派な水晶球だが、ここに傷があるぞ。500ガメルくらいかな?』
アスファロス:傷? ああ、安く買おうという魂胆だな。
アリ :少し粘らないと、足元をみられるぞ。
アスファロス:本当は、1000で売りたいんだけれどな。誰もこういうのが得意な
技能なんて、持っていないからなぁ。
結局、水晶球は560ガメルで売ることになりました。
GM :君たちが店を出て行こうすると、道具屋の親父さんが呼び止めた。
『お前たち、とてもこんな物を持っているようには見えないから、
どうせ盗品か何かだろう。この先で検問をやっているが、お前たち
が引っ掛かるのはかわいそうだ。抜け道を教えてやろう。』
アスファロス:おお、ありがとう。持つべきものは友達だ。
アニース :いきなり友達になっちゃうわけ?(笑)
GM :『峠に行く道を途中から右…だったかな? 左だったかな?』
アンダルシア:ちょっと待てよ。(笑)
アスファロス:思い出すんだ!
GM :『そうそう、たしか右の方へ行くとな、山をぶち抜いた昔のトン
ネルがあるんだ。ちょっと物騒なものが出るんで、かなり前から使
われていないんだが、お前たち、結構数もそろっているみたいだか
ら、何とかなるだろう。』
アスファロス:物騒とは、どういうものが?
GM :不死の怪物が出るんだそうだ。腐ったやつとか、カラカラしてい
て気持ちのいいのとか。
アンダルシア:まかせなさい、私のレクイエムの餌食だ。
アスファロス:ありがとうよ、商売がんばれよ! といって、店を出る。
GM :後ろの方から小声で、結構な品が安く手に入ったわい、といって
いるのが聞こえてきた。
アニース :高い買い物になるとは知らずに…。(笑)
トンネルの話を聞いた一座は、それを利用することにしました。怪物が出ると
いうので、多少無理してでも武器を買いそろえることにします。
アスファロス:食料も考えないとな。あまりいい武器は買えないぞ。
アニース :いざとなれば、もう一度今の手をやればいいけれど…あまりやり
たくないわ。
アリ :それならば、このルビーを売って…。
アスファロス:おおっ、あんたも隠していたのか!
アンダルシア:この、悪党。
アスファロス:それじゃ、武器を買うのに足りない分を出してくれないか?
アリ :でも、自分の武器も買いたいからな。
アニース :座長、いくらいるの?
アスファロス:34ガメル足りない。
アニース :34ガメルあげる。
アスファロス:アニース、偉い! 今度給料を上げてやるからな。
アニース :はいはい。どうせ本気にしていないからね。(笑)
アスファロス:ああ、安いレイピアにするから、34ガメルはいらないや。
これで、何とか武器がそろいました。アスファロスとアリとアンポがレイピア。
アニースがメイジスタッフ。アンダルシアはスモールシールド。アマーニが必要
筋力2のダガー。アックスがロングスピア。
アニースは全員の三日分の食料も買い込みました。
★☆★ 古代遺跡にご招待 ★☆★
GM :それでは、出発してしばらく行くと、山道になってきます。
アスファロス:右に行くんだな。
GM :右に道を外れると、なかなかトンネルは見付かりません。さて、
みんなで捜してみよう! レンジャーの人は技能を使ってもいいよ。
最高はいくつ?
アニース :9。
GM :それなら…さんざん捜しまくって日が暮れようとするころ、蔦に
覆われた大きな横穴を見付けました。
アニース :では、明かりをつけましょう。ライト…は失敗(笑)。もう一回
やって、明かりがついた。
アスファロス:一応、隊列を決めておこう。
適当に隊列を決めて、横穴へと入っていきました。
横穴は少しずつ下っていっており、足元は滑りやすくなっています。あまりト
ンネルらしくありません。
そして、しばらく進むと、何か動物の目が光っているのが見えました。
アニース :何だろう? 照らし出してみよう、ライト。
GM :狼が15匹もいるぞ。敏捷度は16。
アリ :それではお先に…命中でダメージが12。
アンポ :攻撃13。
GM :命中した。少しダメージが行ったね。
アンダルシア:踊れ、けだものどもめ。ダンス14。
アンダルシアの呪歌で、狼はほとんどが踊り始めてしまいました(一体どんな
踊りなのだろうか?)。一方、一座の方もアックス達が踊り始めてしまったので、
この呪歌はあまり役には立たなかったようです。
アンダルシア:意味がないな。次のラウンドでやめよう。
アックス :僕は Dancing with wolves ですね。(笑)
アニース :イリュージョン・ワンドのコマンドは知っていたよね?
GM :ランベルトの幽霊に教えてもらったよ。
アニース :アリの剣に合わせて、ファイヤーウエポンなんかよりももっと派
手な、巨大な炎の幻影を作る。それをふりかざして、まっすぐ突進
していけばいいでしょう。それっ!
アリ :おお、これはすごい呪文だ! と思っている。
GM :突然の炎に狼は驚いて、外へと逃げていった。
アスファロス:やった、頭脳プレイの勝利だ。
GM :ここからは、下り坂になっている。少し行くと左に曲がって、ま
た下り坂。また少し行くとまた左に曲がって下り坂になっている。
しばらく行くと平らになっていて、突き当たりに鉄の扉がある。
どうやらここは、トンネルではないらしい。
アスファロス:一体なんなんだ? でも、めちゃくちゃ危険というわけじゃない
だろうな、ドラゴンがいるとか…。
アンポ :わからないよ〜。
アンダルシア:とにかく、きき耳をしてくれ。
GM :音なんかしないぞ。ついでに、この扉には何やら文字のような物
が書かれている。
アニース :読んでみよう。
GM :ソーサラーだから読めるね。上位古代語で、『もし汝らが邪悪な
者ならば、ここから立ち去れ!』と書かれている。
アスファロス:大丈夫。
アックス :邪悪じゃない。
アリ :…と思う。(笑)
アマーニ :今まで、とくに邪悪だと思われることはしていない。
アスファロス:そうだ、邪悪というには程遠いぞ。
アリ :朱に交われば赤くなると言うから、まわりが邪悪じゃないのなら
ば、もし俺が邪悪だったとしても、もう大丈夫だろう。(笑)
アニース :上位古代語で書かれているところが、なんか危ないんだけれど…。
普通は下位古代語で書くよね?
アスファロス:まあ、大丈夫でしょ。開けよう。
GM :手を掛けようとすると、扉が自然に開いた。
アスファロス:おおっ、素晴らしい。
GM :そこは小さな部屋になっていて、扉が三つある。
アンダルシア:まっすぐだろうな。
GM :すぐに下り階段になっている。そして、かなり大きめの部屋に出
る。部屋の左右には通路があって、その先には扉がついている。正
面には立派な扉がある。
アスファロス:なんか、どんどん下に下がっていくな。まあ、もっと先に行って
みよう。きき耳。
GM :何も聞こえないようだ。
アスファロス:ならば行くぞ。
GM :押しても引いても、扉は開かない。
アニース :鍵はないの?
GM :ないよ。それから、この扉にも上位古代語で詩のようなものが書
かれている。
アニース :読んでみよう。
GM :ジャ〜ンジャジャ〜ン。
アマーニ :何? ジャ〜ンジャジャ〜ンって書いてあるの?(一同笑)
アニース :当然共通語に訳してから読むから。そのまま読み上げたりしない
よ。そうでないと、何が起こるか分からない。
GM :べつに呪文ではないらしい。
扉に書かれている詩は、
『破壊神のしもべ地上に現れ、全ての存在を破壊せんとす。しかし偉大なる
人間の王、魔神の肉体と魂とを引き裂き、二つの水晶球に封印す。だが二つ
の封印が解放され、魔神に新しき血が注がれた時、破壊の魔神は甦る。後の
世の者よ、その時こそ濁りなき水晶球を使うのだ! されば魔神は再び引き
裂かれるであろう。』
という、ものでした。
アスファロス:アックスの持っている水晶球は…
GM :透明。
アスファロス:要するに、濁りがないんだな。これは早いとこ、最高導師様に知
らせた方がいいな。有益な情報だ。メモしておこう。
GM :メモを開けると、前回のシナリオで最高導師様が、ランベルトの
研究ノートから『肉体と魂』『二つの封印』『濁りなき水晶球』と
いう文字が読み取れた、と言っていたことがメモしてある。
アスファロス:そうだな。同じ文面だろう。
アリ :記憶術で、そのまま暗記しよう。
アンダルシア:詩ならば、バード技能で歌にして覚えられるかも知れないぞ。
アックス :僕もやってみよう。それ、6ゾロだ!
アスファロス:完璧!
アックス :それでは、マーチの曲にしたことにしよう。(笑)
扉が開かないので、とりあえず左右の通路へ行ってみました。それぞれ小さな
部屋がありましたが、中に置いてあった宝箱はすべて開けられていました。
次は、一つ上の部屋へと戻り、左右の扉を開けてみることにします。
アスファロス:右の扉。
GM :部屋になっていて、そこには像が立っている。
アリ :何の像。
GM :人間の像。大きさは実物大で、魔術師の像らしい。
アンダルシア:名前とかは彫ってないのか?
GM :台座に彫られているようだけれど、君には読めない。下位古代語
で『偉大なる王リュザーン』と書かれている。
アスファロス:最後、左に行くしかないな。
GM :そこにも像がある。魔神の像だね。台座には『破壊の魔神』と書
かれている。
アスファロス:出口がないじゃないか! 引き返せというのか!
アニース :あとは、詩が書いてあった扉だけでしょう。ドアに透き間はある?
GM :ない。
アニース :魔法の鍵ならば、かなり強力でしょうね…。
アスファロス:ここで一回寝るとするか? もう夜中近いはずだ。
アニース :そうしましょうか。寝るならば、王の像があった部屋ね。
★☆★ 鏡の中の魔術師 ★☆★
GM :朝起きると、ライトの魔法は切れているはずなのだが、なぜか薄
明るい。水晶球が来ているからね。
アニース :便利だ。
アスファロス:明かりがわりにして、持っていくか。昨日開かなかった扉へ行く。
GM :水晶球が近付くと、ひとりでに開いた。
一同 :おやぁ?
アニース :それでは、行きましょうか。
GM :その先は下り階段になっている。そして、また大きな部屋になっ
ていて、そこには一体の生物がいる。セージチェックだ。
アンダルシア、アリ:14。
GM :これは、スフィンクスというものだ。
アンダルシア:おお、謎掛け魔ではないか!
アリ :あれはスフィンクスだと、他の人に教えてあげる。
アスファロス:何だそれは、恐ろしいものか?
アリ :謎掛けをよくやってくるんだ。
アスファロス:なかなか、お茶目なんだな。
アンダルシア:えーっと…人間! 駄目か?(笑)
アスファロス:問題よりも先に答えを言ってどうする!(笑)
GM :『おや、ここを訪れる者がいるとは久しぶりだな。それに、手に
持っている物は封印の水晶球ではないか。』
アマーニ :これがなきゃ、開かないんじゃないの?
アニース :高レベルの魔術師が、アンロックをかければ開くじゃないの。
GM :『二十年ほど前、その娘が言った方法でここにやってきて、見事
にその水晶球を手に入れた者がおったが、その水晶球がここに戻っ
てくるとはのう。』
アックス :あなたは、水晶球とどういう関係があるのですか?
GM :水晶球の守護者だそうだ。
アスファロス:ひょっとして、前に持っていった者というのは、ランベルトとい
う名前ではありませんでしたか?
GM :違うそうだ。『ところで、この部屋の前の扉の文字は読めたかな?』
アンダルシア:はい。
GM :『この遺跡は、水晶球を守るために造られたものだったのだ。』
え〜とね、この前に水晶球を持っていったやつは、水晶球を手に
入れると喜んでそのまま出ていってしまったのだが、この遺跡とス
フィンクスを造った主人が、ちゃんとこの遺跡の中にいるそうだ。
アスファロス:いるの?
アックス :アンデット化しているのかな?
GM :そして主人の話では、魔神復活の二つの鍵はすでにそろってしま
っているそうだ。そしてスフィンクスは、『その水晶球に最初に触
れたのも、何かの運命だろう。お前たち、魔神の封印は任せたぞ。』
と言っている。
アンダルシア:なんか、あっさりと言ってくれるなぁ。
アニース :ちょっと、困るんですけれど…。
GM :『そのためにも、この奥へ行って主人と会わなくてはならない。』
アスファロス:我々は、平穏な生活がしたいんですけれど。
GM :『しかし、その水晶球を持っている以上、それは運命なのだ。』
アンダルシア:そうだよな…くっついてきて離れないんだもんだ。
アニース :た、確かに…仕方ないんじゃないかなぁ。
GM :『ただし、一つだけ運命から逃れる方法がある。』
一同 :どうするんだ!?
GM :『水晶球を持っている者を、殺すことだ。そうすれば、次に触っ
た者に、運命は引き継がれるだろう。』
アックス :ヒエ〜ッ!?
アスファロス:それは、確かにできないなぁ。それでは、せめて我々が飢え死に
しない程度の援助を…。(一同笑)
GM :『それは、主人と会って頼むがよい。だが、その前にお前たちに
それだけの資格があるかどうかを試させてもらおう。私が出す質問
に答えよ!』
アスファロス:答えられなかったら?
GM :『私がお前たちを殺し、資格を持った者が現れるまで水晶球を守
り続ける。』
アスファロス:なるほど…がんばるしかないな。
GM :それではいくぞ。『破壊神のしもべの魔神を封印せし者の名は?』
アニース :偉大なる王リュザーン。
アスファロス:あ、簡単に終わったな。
GM :『それでは、主人のもとへと行くがよい。』と言って、隠し扉を
開けてくれた。
一座が最初に入った部屋には、いくつかの宝物が入っていました。そして、階
段を下りていくと、そこには大きな鏡がありました。
GM :鏡には、君たち7人の他に、もう一人の姿が映っている。その一
人は、魔術師の格好をしている。
アスファロス:部屋を見渡すと?
GM :誰もいない。
アックス :あなたは、どなたですか?
GM :鏡の中の男が答える。『私の名は、リュレーンという。魔神を封
印したリュザーンの子孫だ。』
アニース :それが、どうして鏡の中に?
GM :古代王国が崩壊した時に、封印の水晶球だけは守らなくてはなら
ないということで、彼はこの遺跡とスフィンクスを造った。彼自身
は鏡の中に魂を封印して、水晶球を預ける者が現れるのを待つこと
にしたのだそうだ。
アスファロス:肉体は朽ち果てても、魂だけが永遠に残るってわけだ。
アックス :鏡を割ったら、どうなるんだ?(笑)
アンダルシア:大地震か何かが来て、ペッキンコって割れたりしてね。(一同笑)
GM :きちんと、守りの魔法がかけてあるんじゃないの?
アスファロス:とにかく、我々はどうすればいいのでしょうか?
GM :『もちろん、魔神を封印するまで頑張ってもらう。』
アリ :あ、ちょっといいですか? この洞窟の、反対側の出口というの
はありますか?
GM :どうして、そういうものが必要なわけ?
アスファロス:うわ〜っ! 道具屋の親父にだまされたぁ!(笑)
アンダルシア:ところで、この人は魔法が使えるのかな?
GM :使えるそうだよ。移動は出来ないけれどね。
アンダルシア:それならば、テレポートの呪文で魔術師学院の前まで飛ばしても
らおう。
GM :えっと、テレポート、テレポート…。『移動先は術者の目に見え
ている場所か、術者が良く知っている場所に限定されます。』だっ
てさ。
アスファロス:それじゃ、駄目だな。
GM :まあ、せいぜいこの遺跡近辺と、この人の出身地であるザーン周
辺だね。
『ところで、何がだまされたんだね?』
アスファロス:街道から右に行けば、古いトンネルがあるって聞いたんですよ。
GM :『ああ、それならば、峠の左側にあるはずだ。』
アスファロス:う〜ん、しょうがない。
GM :『さて魔神の封印のしかただが、今の状態ではどうしようもない。
魔神が復活した時に、その水晶球を魔神に叩き付けるだけでよいの
だが…。』
アマーニ :つまり、戦争が始まってからじゃないといけないわけだ。こっち
の国は、どうせ魔神を頼りにして攻めてくるだろうからね。
アックス :だから、最高導師様のところに急ごう。
GM :それから、必要ならば、上の宝物庫の中に残っている物をやろう
と言っている。
アスファロス:どんな物があるんですか?
GM :氷の精霊を封じ込めた石で、炎によるダメージを半分にしてくれ
るという石が6個。使っているうちに小さくなっていくから、いつ
効果が切れるかはすぐに分かる。
それから、+1の魔剣が一本。必要筋力は17。
アスファロス:これは、アックスしか使えないな。
アマーニ :売っちゃおう! そうしないと、馬とかが買えない。(笑)
GM :後は、スタッフが一本。あと10回くらいはキュアーウーンズがか
けられる。そんなもんだね。
アスファロス:アックスは魔剣をもらうとして、他の人は石だな。スタッフは戦
闘中一番暇な人が持てばいい。
アマーニ :ハ〜イ、暇で〜す。
アスファロス:ところで、魔神は今すぐにでも復活するのかな?
GM :鍵はそろったが、血が足りないから、まだ復活は出来ないだろう
と言っている。
アンダルシア:血が足りない? トマトジュースじゃ駄目なのか?
アマーニ :ああ、それで戦争をおこしてたくさんの血を流すつもりなんだ。
GM :他に、聞くことはないか? たいていのことには答えてくれるぞ。
アンダルシア:それでは、歌の心について。(笑)
GM :どのような歌でも、心を込めて歌えば、人の心を捕らえるものだ
といっている。
アックス :それなら、昨日作曲したマーチを歌ってみよう。
GM :魔神のマーチ?(一同笑)
アックス :それ、また6ゾロ。(笑)
GM :『曲は非常に素晴らしいのだが、歌詞と全然あっていないぞ。(笑)』
アックス :すいません、出直してきます。(笑)
アスファロス:お金が欲しい!(一同爆笑)
アマーニ :これは、切実な願いね。
アスファロス:魔剣を売れとかいわれたらどうする?
アマーニ :結局、最後には売るでしょう。旅芸人一座には必要ないもの。
GM :スフィンクスがいた部屋の、反対側にも隠し扉があるから、そち
らへ行けばまだ宝が残っているはずだと言っている。
アスファロス:よし、行こう。
一座は早速そちらへ向かい、合計1300ガメルほどの価値がある装飾品を手に入
れました。
★☆★ 封印の水晶球・後編に続く ★☆★
アスファロス:それでは、山の向こうまで飛ばしてもらおう。
GM :それでは、テレポートの魔法をかけた。気がつくと君たちは、峠
を越えた山の向こう側にいた。
それでは、経験点を1100点あげよう。
アスファロス:やった! インビジビリティーが使えるようになるぞ。
アマーニ :で、中編終わり。それから、次回予告があるのかな?
GM :え、次回予告? 作っておいたら面白かったかもね。
『迫り来る破壊の魔神、一座の前に立ちはだかる暗黒の魔術師。
旅の一座の手に封印の水晶球が輝く! 次回、封印の水晶球・後編
に、イ・ナ・ズ・マ・キーック!』とか?(一同笑)
…それとは関係なしに、近くの村人に聞いた話です。首都に集ま
っていた軍隊が、南に向かって動き出したとのことです。
一同 :えっ!?
アスファロス:急げーっ!
アマーニ :軍隊に抜かされないように急がなきゃ!
アスファロス:どこかで馬を買おう!
GM :実は、最初はもっと遅くなるはずだったんだけれど、昨日だか一
昨日だかに“急遽”出発が決まったそうです。
アマーニ :やっぱり、封印の水晶球がなくなったから急いでいるんだ。
アニース :アックスのところに戻ってきちゃったからね。
アマーニ :もしかして…最後に水晶球を魔神に叩き付けなくちゃいけないの
って、アックスじゃないの?(笑)
一同 :あ、ありがちな話…。
さて、次回は『封印の水晶球』の最終話の予定です。
水晶球の謎も完全に解けて、魔神の封印というとんでもない使命まで負ってし
まった一座。彼らの平穏な生活は、最終回にかかっている!
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