くりてぃかる・ひっと
ソードワールドRPGリプレイ
旅芸人一座の冒険・第3話
「裏切りの魔術師」
さて、前回はエヴァ村で活躍をした旅の一座ですが、今回は、その一ヶ月後の
話です。
エヴァの村を後にした一行は、街道沿いのパスという町に入り、そこでも芸を
披露しました。そして、次の目的地は、第一回の舞台であったラーサの町。
パスの村での仕事の後片付けも終わり、さて、出発となったのですが…
★☆★ 今月は、黒字だ! ★☆★
GM :さて、今回もまず最初に、先月の儲けを決めてもらおう。エヴァ
村での興行は大成功だったから、ダイスの目に+1していいよ。
アスファロス:それ、10だ! 400ガメルの儲けだ。一人60で、座長のおれは100
ガメル。それでいいな?
アマーニ :やった、今回はお給料がでた。(笑)
アンダルシア:アマーニ、この前の100ガメルの借金、返しとくよ。
アマーニ :利子は?(笑)
アンダルシア:んなもん、付くのかよ…。
アマーニ :グラスランナーだと思って、甘く見てもらっちゃ困るわよ。ちっ
ちゃいからって、馬鹿にしてるでしょう!
アンダルシア:…。
GM :それから、前回と同じく、1d6で技能レベルより大きい数を出
せば、一般技能を上げていいよ。
アンポ :…上がらない。
アニース :家事も、踊り子も上がった。
アンダルシア:今回は、上がった。声帯模写が4になったぞ。
アスファロス:う…上がらん。マジシャン5のままだ。
アマーニ :やった、軽業師が3になった!
GM :それでは、本筋を始めようか。
★☆★ 山奥の幽霊屋敷 ★☆★
GM :君たちは、エヴァ村を出た後、パスの町で芸をやっていた。ここ
でしばらく仕事をしてから、今度はラーサに戻ることにした。
アマーニ :ところで、私たちの一座は馬か何か持っているの?
アスファロス:一応、馬車があるはずだ。(GMが、持っていることにしました。)
アマーニ :こういう一座の馬って、年を取っていてぼろぼろだと決まってい
るんだよね。(笑)
アックス :坂道登る途中で止まったりしてね。
アンダルシア:それで、ラーサっていうのは、一番最初にお姫様と会ったところ
だよね?
GM :そのとおり。パスからラーサまでは、一週間くらいの道程だ。
アンダルシア:よし、出発しよう。
GM :ところが、出発する予定だった日から、一週間くらい雨が降り続
いていて、足止めをくらっているのだ。
アスファロス:げ、最低。
GM :そして、雨は一週間以上も降り続いた後、やっとやんだよ。この
雨のせいで、街道沿いの川は増水しているね。
アスファロス:とにかく、雨がやんだんだ。出発しよう。
GM :ところが、三日くらい行ったところで、川の増水のせいで橋が流
されていた。
アスファロス:ひでぇ! 何とか渡れないかな?
GM :むりだね。
アスファロス:少し戻って、近くの村の人に聞いてみよう。もしもし、この先の
川、何とかして渡れませんか?
GM :え! 川を渡るだって? 正気の沙汰とは、とても思えませんよ。
アンダルシア:すると、橋がなおるまで、この先には行けないんですか?
GM :ラーサの方に行きたいんですか?
アンダルシア:そうです。
GM :それなら、もう少し行ったところに、山越えの迂回路があります
よ。少しきつい道ですが、馬車も何とか通れます。
アスファロス:そこを通るしかないな。
アンダルシア:馬車も何とか通れるって、言っているからね。
GM :馬車も何とか通れるんだけれど、かなり険しかったんだな、これ
が! 途中で馬がバテちゃったり、馬車がぬかるみにはまったりし
てね。こうして、迂回路の半分位まで来たところで、日が暮れてき
た。
アスファロス:仕方がない。どこか適当なところを見付けて、野宿でもしよう。
GM :と、やっているうちに、天気まで悪くなってきてしまった。
アスファロス:どうしようか…
アンダルシア:どこか、雨宿り出来そうな洞窟か何かは?
GM :今のところは見付からない。そう言っているうちに、雨がぽつぽ
つ降りだした。
アスファロス:この先に、何かないかな。
GM :そう思って、行く先の方に目をやると、何と明かりがついている
のが見える。
アスファロス:あそこだ! もう少し頑張って、あの家に泊めてもらおう。
一行は、明かりが見えた方に向かって出発します。しかし、そうしている間に
も、雨はますます強くなり、辺りもどんどん暗くなってきます。
やっと、明かりの見えた館についた時には、雨は土砂降りで、辺りも真っ暗に
なっていました。
アックス :あ〜あ、びしょ濡れになってしまった。
GM :その家を見ると、さっきは確かに明かりがついていたんだけれど、
今は真っ暗だね。
アスファロス:なぁんで、消えているんだ!
アンダルシア:さっきは、確かについていたんだろ?
アスファロス:分かった、もう寝たんだ。というわけで入口をノックする。寝た
ばかりならば、起きてくれるだろう。コンコン!
GM :返事はない。おまけに、よく見ると、クモの巣までかかっている。
アンダルシア:およよ?
アックス :誰か、いませんかぁ?
アスファロス:なんか…怪しげだなぁ…。
アニース :嫌だなあ…。とにかく入ってみましょうか?
アスファロス:この家の他に、雨をしのげそうなところはないの?
GM :ない。
アスファロス:しかたないなぁ。
アックス :入口の扉を開けてみる。
GM :ギギイィ…。(一同、ひきつり笑い)
アックス :…相当長い間、使われてないな。
GM :玄関はホールみたいになっているから、馬も入れてあげられるね。
アスファロス:人は住んでいないみたいだなあ。すると、さっきの光は何だった
んだ? …鬼火かぁ?
アンダルシア:とにかく、外は土砂降りだから、入るしかないな。
GM :入口を入ったところで、レベルと知力ボーナスで、成功ロールを
してみて。…15以上だった人は、入った途端に悪寒が走った。
アンダルシア:ゾクッ! 辺りを見回す。
アスファロス:やーい、よわむし!(笑)
GM :とにかく、かなり長い間空き家だったようです。
アスファロス:眠れそうな部屋を捜そう。
アンダルシア:まずは、一番近い部屋から開けてみるか。
GM :アンダルシアが開けるんだね? ドアを開けると、そこは何故か
地下室のようだ。そして、魔術師のような人が二人もみあっていて、
一人が倒れる。その途端に光景が消えて、普通の部屋に戻った。
アンダルシア:ありゃ、光景が消えちゃったの? …あれ?
アックス :おいおい、何かいたのか?
アンダルシア:いや、変なおっさんが二人いて、一人が倒れて…
アックス :…いないじゃないか。
アンダルシア:あれ?
アスファロス:うそつきぃ。(笑)
一同 :うそつき、うそつきぃ!(笑)
アックス :袋叩きだぁ。(笑)
一同 :ポカポカポカ。(笑)
アンダルシア:ちょっとまっちくりぃ。(笑)
GM :この部屋は、二人分のベッドがあるね。調度品とかも結構立派だ
ね。もちろん、ほこりはかかっているけれどね。
アスファロス:一応、センス・オーラをしてみよう。
GM :君たちの他には、生き物なんかいないぞ。
アスファロス:やっぱり、何もいないじゃないか。うそつき!
一同 :アンダルシアの、うそつきぃ。(笑)
アンダルシア:…。
アスファロス:まあ、いいさ。他にも寝られそうな部屋がないかどうか、調べて
みよう。
とりあえず、屋敷の中を一通りみて回ることにしました。
この次に入った部屋は、この屋敷の主人の部屋だったらしく、書斎と私室が、
隣り合っていました。
書斎の本はほっといて、私室の方をみると、机やベッドがあります。机の上に
置きっぱなしになっていた本などから、この館の主人は魔術師だったらしいとい
うことが分かりました。
GM :机を調べると、日記も見付かる。
アスファロス:読んでみよう。
GM :まず、魔術師の人は聞いたことがあるけれど、この日記を書いた
人は、ランベルトという、レナスの魔術師学院のかなり位の高い導
師様だ。しかし、彼は三年ほど前から行方不明になっている。そし
て、ここは彼の別荘兼研究室だったらしく、何か研究をしていたら
しい。三年前の日付で日記は終わっている。
アンポ :それじゃ、次の部屋。
GM :その部屋は、最初の部屋と同じような部屋で、三人くらい寝られ
るね。
アスファロス:これで、六人分の寝床が見付かったけど…なんか不気味だから、
残りの部屋も調べておこうか。
GM :次の部屋は食堂だ。食器棚の中で何かがカタカタいっている。
アックス :なんだ?
GM :そのうちに、食器が落ちてきて割れてしまった。
アスファロス:なんかいるのかな?
GM :戸棚の中に、鼠が一匹。
アスファロス:何だ、ただの鼠か。食堂の向かいの部屋は?
GM :そこは、台所だ。さてと…アスファロスだ。
アスファロス:なに? どうかした?
GM :包丁が飛んできま〜す。
アスファロス:ゲッ! 避けていいでしょうか?
GM :どうぞ。
アニース :だめ。(笑)
アスファロス:回避するぞ! 10。
GM :当たったな。7ダメージ。包丁は、そのまま床に落ちた。
アスファロス:2点ダメージを受けてしまった。で、台所に誰かいるのか?
GM :だ〜れもいないよ。人の気配すらない。
アンダルシア:日記の日付が三年前までで、魔術師が行方不明になったのも三年
前か…。
アスファロス:ねえ…この館から、出ないか…。
GM :そして台所を出ると、いつの間についたのやら、血痕が離れの方
へと続いている。
アスファロス:ゲ、ゲゲゲゲゲッ! なんだこりゃぁ!
アンダルシア:ギョギョ〜ン! こ、この展開は…。
アックス :血痕は、新しいの?
GM :今、ついたばかりのようだ。
アニース :でも、幽霊は血を流さないはず…。
アスファロス:とにかく、離れの方へ行ってみよう。
★☆★ 地下室の幽霊 ★☆★
GM :血痕は、離れに続く廊下にもついている。そして、離れの建物の
ドアの前まで来た。
アスファロス:開けよう。
GM :中は、実験室のような感じになっている。薬品棚には、色々な瓶
が並んでいる。部屋の真ん中には大きなテーブルがあり、その上に
は薬品の入った瓶やら、わけの分からない実験道具やらが並んでい
る。それから、入口の他にはドアが二つある。
アンダルシア:それで、血痕はどうなっているんだ、血痕は?
GM :血痕? 消えたみたいだね。
アンダルシア:この部屋のドアの前で終わっているのか。
GM :今まで通ってきた廊下を見てもないよ。
一同 :えぇっ?
アニース :不思議だ…なんかないの…?
アスファロス:はっきり言って、恐いぞ…一応、剣を手に持っておこう。
アンダルシア:手前に見えるドアを開けてみる。
GM :ここは、倉庫のようだ。金属の粉が詰った瓶とか、何とかの黒焼
きとか…使い道の分からないような物ばかりだ。
アマーニ :イモリの黒焼き?
GM :その時、君たちの後ろの研究室の方で、パシーン! という音が
聞こえた。
アスファロス:すぐに、振り向いてみる!
GM :テーブルの上に並んでいた瓶に、ひびが入っている。
アスファロス:なんなんだよぅ、この屋敷は!
アマーニ :分かった、ポルターガイストとか地縛霊とか…。
アニース :あぶないなぁ…。
アスファロス:もう一つのドアは?
GM :半分くらい開けたところで、なにかが引っ掛かっている。
アスファロス:蹴飛ばせば開くだろう。
GM :蹴飛ばすと、ドアが開くと同時に、ガシャンといってなにかが割
れたようだ。
アニース :またぁ、座長はなんでもすぐに壊すから。(笑)
GM :そんなことを言っている暇はないぞ。白いガスが発生した。近く
にいたと思われる人は、生命力の抵抗をしてくれ。
アスファロス:そ〜れ、抵抗!
GM :大丈夫だったね。なんの害もなかった。他の人も、みんな抵抗し
てるなぁ。つまらん。それから、このガスについてセージでチェッ
クしてもいいよ。
アンダルシア:おそらく、毒ガスなんだろうけれど…分からないな。
GM :この部屋も倉庫のようだ。薬瓶とかがおいてある。さっきドアを
蹴飛ばした時に、落ちて割れたのもあるね。
アスファロス:あれ、地図を書いてみると、この部屋の隣にも隙間があるぞ。薬
品棚の後ろに何かあるんじゃないか? みんなでずらしてみよう。
GM :薬品棚をずらす時に気付いたけれど、この棚は前にも一度ずらさ
れたことがあるらしい。床に傷がついているよ。そして、棚をずら
し終えると、その後ろにはドアが一つ隠れていた。
アニース :開けてみます。
GM :そこには、下り階段が隠されていた。
アンダルシア:下り階段だと…。地下室かな、行ってみるか?
旅の一座は、辺りに注意しながら階段を下り始めました。階段は狭く、一人づ
つしか下りられません。
階段は研究室の地下室へと続いていました。
GM :さっきアンダルシアが見たのは、この地下室の光景だったんだね。
地下室の真ん中の辺りに、魔術師の杖と、ローブが落ちている。さ
て…アンダルシアは、精神力の抵抗。
アンダルシア:抵抗は、15。
GM :一瞬、気分が悪くなった。次は…アンポ。…失敗したね? する
と、突然アンポの様子がおかしくなった。
アックス :おい、アンポ、どうしたんだ!
GM :アンポは、アンポではない別の声で話し始めた。
アンポ :フ、ハ、ハ、ハ、ハ、ハ、ハ…(笑)
GM :『ようやく、わしの望みをかなえられる者がやってきたか。お前
たち、私の話をよく聞くのだ。』
アスファロス:人を傷つけておいて、その態度は何だ! ここの傷だ!
GM :無視されているね(笑)。『私の名は、ランベルト。かつては、
レナスの魔術師学院で導師を勤めていた者だ。』
ランベルトは、自分がなんのために現れたかを、アンポの体を借りて話し始め
ます。
彼はここで何かの研究をしていたのですが、三年前に、彼の一番弟子のデュラ
ンという男にこの地下室で殺されたのです。
しかも、デュランは彼の研究の成果を盗み、それのおかげで、今は学院でラン
ベルトの地位を継いでいるというのです。
アスファロス:かわいそうなやっちゃなぁ。
GM :『そこで君たちの使命だが…』
アマーニ :ちょっと待った!(笑)
アンダルシア:その、『使命だが』というのは、なんだ!(笑)
アックス :勝手に決めないでくれぇ。(笑)
アンポ :『スパイ大作戦』じゃないんだぞぉ!(笑)(本当は、しゃべれ
ないんだけれどね。)
GM :別に、いいじゃないか(笑)。『そこで君たちの使命だが、デュ
ランの悪事を暴き、学院からデュランを追放することにある。』
アンダルシア:だから、なんなんだよ!
アスファロス:なんで、俺たちがそんなことまでせにゃならんのじゃ。
GM :『もちろん、ただでやってくれとはいわん。そこの壁の隠し扉の
奥に、わしからのささやかな贈り物がある。』
アスファロス:よし、引き受けましょう。(やはり、金の亡者…。)
アンダルシア:引き受けるって、座長、俺たちの職業をなんだと思っているんだ?
(笑)
アマーニ :隠密同心じゃないんだよう!(笑)
GM :ランベルトは、座長が引き受けたと見なしたね。(とり憑かれて
いるアンポが)壁に近付いてキーワードを唱える。すると、隠し扉
が開く。
アンダルシア:我々の言っていることは、聞いていないんだね…。
GM :そこには、小箱が四つ入っている。
アスファロス:一つ質問。悪事を暴くためには、具体的には何をすればいいんで
すか。
GM :『それは、お前たちが自分で考えるのだ。』
アスファロス:証拠くらいあるだろう!
GM :証拠ならば、いくつかあるよ。上の部屋にあった日記には、当時、
デュランがこの館に泊まっていたことが書かれている。それから、
デュランが持っていった研究はまだ途中であって、もっと進んだ研
究の内容が小箱のうちの一つに入っている。あとは、学院の最高導
師様がランベルトの先生で、行方不明になったことを怪しんでいる
らしいから、彼も協力してくれるだろうと言っている。
アマーニ :あなたが直接、学院に乗り込んで話せばいいじゃないですか。
GM :『私は、ここから離れられない。』
アマーニ :建物の一部を切り離して、それごと持っていったらいいんじゃな
いの?(笑)
GM :やれるものならやってみろ。そして、小箱の説明が終わってから、
ランベルトの霊はアンポから離れた。アンポはしばらく気絶してい
てね。
アスファロス:幽霊の願いも聞いてやることにしたし(押し付けられたんじゃな
いの?)これ以上おかしな事は起こらないだろう。箱の中身を確か
めてから、上の部屋で寝るか。
一つめの小箱には、小さなワンドが入っていました。これは、上位古代語のコ
マンドを唱えることによって、イリュージョンの呪文が使えます。(このことは、
ランベルトが教えてくれた。)
二つめには、ルビーが六個入っていました。アマーニが鑑定した結果、ルビー
一つが200ガメルくらいの価値であることが分かります。
三つめの小箱には、研究の成果を記録したノートが入っていました。
そして最後は、ランベルトにも使い道の分からない、強力な魔力を放つ水晶球
です。
なお、三つめと、四つめには罠が仕掛けられていました。(ランベルトは罠の
ことは言い忘れたまま消えてしまったのだな。)箱を開けたアスファロスは、最
後の箱の毒針の罠にかかり、麻痺してしまいました。
アックス :それじゃ、上の部屋で寝るか。座長は、床にでも転がしておこう。
(笑)
GM :麻痺したアスファロスは、半日もすれば起きるよ。気絶している
アンポはそろそろ起きてもいいよ。君は地下室で嫌な感じがしてか
らの記憶がない。気がつくと、周りにみんながいた。
アンポ :あれ? ここはどこ?
アマーニ :なんにも覚えていないの?
アンポ :う〜ん、分からない。寝る。
GM :それじゃみなさん、どうぞお休みしてください。
ランベルトの幽霊とお人好しの座長のせいで(GMの陰謀だと言ってはいけな
い!)重大な使命を引き受けてしまった旅の一座。
この先どうなることですか…。
★☆★ レナスの魔術師学院 ★☆★
GM :その後は何もおこらなかった。そして朝です。今日は朝から快晴
です。
アスファロス:え〜と、最高導師のもとに、日記とローブと杖と、それに研究の
ノートを持っていけば、後は何とかなるだろう。
アマーニ :え? 持っていくのは、ルビーとワンドと、水晶球だけじゃない
の?(笑)
アスファロス:そんな非道なことはやらない。
GM :ところで、最初に水晶球に触ったのはだれ?
アックス :ぼく。
GM :朝起きたら、横に水晶球があった。精神点を1d6だけ減らして
おいてね。全快の状態からでいいから。
アックス :呪われたのかなぁ。
アスファロス:水晶球をあずかる人は決まったな。ルビーはこの場で分けてしま
おう。それが終わったら、出発しよう!
GM :さてと、半日くらい歩くと、川沿いの街道に出た。それからしば
らく行くと、小さな村に出て、そこで一泊。それから一週間くらい
して、魔術師学院のある、首都レナスへと到着しました。
アンダルシア:途中で何もおきないのか。
GM :おこしても面倒なだけだからね。レナスは、古代王国時代から残
る水上都市で、海上に柱が立っていて、それで町が支えられている。
アンダルシア:どひぇ〜、そりゃすごい。
アスファロス:さすが、古代王国時代の技術は素晴らしい。
アンポ :地震か何かがあったら崩れるんじゃないの?
GM :そんなにやわな造りなら、古代王国時代からずっと残っていたり
しないよ。まあ、町外れの辺りは、崩壊のとばっちりをくって廃墟
になっているところもあるけれどね。
アスファロス:結構きれいな町みたいだな。観光地みたいにもなっているんじゃ
ないの?
GM :そうだね。まあ、君たちも、仕事でたまに立ち寄るようなところ
だよ。
アマーニ :あ〜あ、こんな仕事を押し付けられたんじゃなければ楽しいのに。
アスファロス:とにかく、めんどうくさい仕事はさっさと片付けて、この町で芸
でも始めよう。
アマーニ :座長がこんな仕事を引き受けなければ良かったのに…。手紙を届
けてくれとかいうのじゃないんだよ。
レナスについた一行は、荷物などをいつもの宿にあずけて(旅の一座なので、
なじみの宿くらいあるであろう。)さっそく魔術師学院を訪ねます。
なお、アックスは水晶球のせいで、毎朝精神点に1d6のダメージを受けて、
最近はどうも気分が良くないようです。
GM :はい、学院の受け付けです。『どのようなご用でしょうか?』
アスファロス:最高導師様に会わせて欲しい…なんていったら、追い返されそう
だな(笑)。アニース、まかせた。
アニース :最高導師様とお話しがしたいのですが。ランベルトさんのことに
ついてなのですが…。
GM :『最高導師レノルード様は、ただ今お出掛けしております。でも、
他の導師様ならいらっしゃいますよ。デュラン様ではどうでしょう
か?』(一同笑)
アニース :いえ、結構です。(笑)
アマーニ :でも、一回どんな人か見てみたいなぁ。あってみようよ。
一同 :絶対に嫌だ!
アニース :また後でうかがいます。
アスファロス:仕方がない。町に出て噂でも集めてみるか。ついでに、明日から
仕事を始めよう。宣伝もかねて町をぶらついてみる。
アマーニ :は〜い、またまたやってまいりました、『旅の一座A』!(笑)
アンダルシア:ビラ散きとか、歌を歌ってみるとか?
アスファロス:町をみて、学院の関係者らしい人に話し掛けてみよう。
GM :アニースは、この町の出身ではないんだよね? それなら別にコ
ネはないから…アスファロスが見掛けたのは、その辺で買い物をし
ている見習い魔術師でいいな。
アスファロス:すみません、デュランさんについてお聞きしたいことがあるので
すが。
GM :『ああ、デュラン様は、私の先生ですよ。』
アスファロス:すると、かなり偉い先生なのですか?
GM :えっと、学院には最高導師様がいて、その下に今は四人の導師様
がいる。デュランはその内の一人だな。
アスファロス:今は、どんな研究をしているのですか?
GM :『何でも、先生のランベルト様が行方不明になった後、その研究
を引き継いでいるとか。でも、私には難しすぎて、その内容までは
分かりません。』
アスファロス:ランベルト様が行方不明になったのは、いつごろですか?
GM :『三年ほど前のことです。』
アスファロス:すると、あのおっちゃんは、別にうそをついているわけではない
な。
GM :で、この人が知っているのは、このくらいだな。
アマーニ :その辺の子供たちに聞いてみよう。ねえねえ君たち、デュラン様
って知らない?
GM :知らな〜い。
アマーニ :そりゃ、そうだろうね。(笑)
アスファロス:ところで、あの研究ノートにはどんなことが書かれているんだ?
GM :非常に難解な内容で、よく分からない。ただ、所々に水晶球とい
う言葉が書かれている。
アックス :ほほう。
アマーニ :アックスが最近気分が悪いのは、そのせいね。
アックス :おい、セージ技能を持っているやつは、よく調べてくれよぅ。気
持ち悪い。
アマーニ :黒人人形なみに、気持ち悪いって?(笑)
GM :朝起きてみると、いつの間にか枕もとに来ている。(笑)
アマーニ :水晶球が、水晶球が来るよ〜ぅ!(笑)
アンダルシア:よし、調べてみよう。
GM :この水晶球が、かなり強い魔力を放っていることしか分からない
ね。
アスファロス:ついでだ、レノルード様がいつ帰ってくるかを聞いてみよう。
GM :レノルード様は宮廷仕えの魔術師でもあるから、今はお城に行っ
ているそうだ。姫様の勉強もみているんだと。
一同 :姫様? 姫様のお勉強ねぇ。(笑)
アスファロス:何だ、それならすぐに帰ってくるな。
アマーニ :当分帰ってこないと思うわ。
アンダルシア:まず、つかまえるのに時間がかかる。(笑)
アマーニ :セレナちゃん、お勉強が嫌いだからね(笑)。広場で芸をしてい
れば、見に来るかも知れない。
アスファロス:この前みたいにお忍びで(笑)? それもいいかも知れない。い
つもの広場で準備をしよう!
GM :ところが、広場には先客がいる。
アスファロス:ひでぇ!
GM :だって、本当はラーサの町で仕事をするはずだったんだもん。こ
の人たちは、あと一週間くらいここにいるつもりらしい。
アスファロス:仕方がない。他の場所をさがすか…。
この日は、あまりたいしたこともせずに、夕方になってしまいました。一座は、
町外れに小さな広場を見付け、そこで芸をすることにして、その日は宿で寝てし
まいます。
次の日は、午前中は芸、午後は学院に顔をだします。
GM :学院の受け付けです。『レノルード様は、もうそろそろお帰りに
なる頃ですが。』
アニース :それなら、待たせてもらいましょう。
GM :そのうちに、数人のお供を連れて、レノルードが帰ってきた。
アマーニ :ひょっとして、お供の中にデュランがいるんじゃ…。
GM :デュランは、いつも朝から夜遅くまで研究室に閉じこもっている
そうだ。そして、受け付けの人がレノルードに君たちのことを話す
と、レノルードは君たちを上の階に通すように言った。そして、学
院の建物の最上階の、立派な部屋へと案内される。
アスファロス:まずは、自己紹介をして、それからランベルトの館で起こったこ
とを話してみよう。
GM :『そんなことがあったのか。』
アスファロス:それから、証拠になりそうだと思って持ってきた物を全部見せる。
杖とローブと、研究ノート。
GM :『確かに、この杖はわたしがランベルトにさずけた物だ。デュラ
ンも前から様子が変だとは思っていたが…。しかし、これだけでは
本当にデュランが殺したかどうかは分からん。もっと、確かな証拠
が欲しい。』
アマーニ :あなたが、直接あの館に行ってみればいいじゃないの?
GM :『しかし、私は宮廷仕えもあり、忙しくてな。とくに、あの、お
てんば姫の勉強をみるのが一苦労で(笑)。』
一同 :やっぱり!(笑)
GM :『そうだ! 君たち、しばらく学院内に残ってよいから、その事
について、もう少し調べてみてはくれないかな?』
アスファロス:デュランのことについてですね。
アマーニ :そうだ、セレナちゃんに、このお手紙を届けてもらおう!『元気
にしてる? 息抜きしたくなったら、いつでも遊びにおいで。』(笑)
GM :『わたしておこう(笑)』
アニース :そうちょくちょく、お城を抜け出して遊びに来られたら、たまら
ないわ。(笑)
アスファロス:そうだ、研究ノートを読んでみてもらおう。
GM :しばらく読んだ後、『非常に難解な内容だ。これを解き明かすに
は、しばらく時間が掛かりそうだ。このノート、私に預けてはくれ
ないか?』
アスファロス:どうぞ。私たちが持っていても、しょうがありませんから。
GM :『もしよければ、学院の中に部屋を用意しよう。それから、とく
にそこの魔術師のお嬢さん、学院内の図書室は自由に使ってかまわ
んよ。』
アニース :ありがとうございます。
アスファロス:さてと、どうやって尻尾をつかむかだが…。
アマーニ :座長が、ない頭を絞っている。(笑)
アスファロス:お前らもすこしは考えろ!(笑)
アマーニ :だってあたし、考える頭なんてないもん。(笑)
アニース :それに、この仕事を引き受けたのは座長だもんね。
GM :レノルード様は、『それでは、私は忙しいので。』と言って、部
屋を出ていった。
アスファロス:さて、どうしようか…(しばらく考える)…そうだ! ランベル
トからの偽の手紙をデュランに出すんだ!
アスファロスの考えをもとに、みんなは話し合って、具体的な計画を立てます。
ランベルトからの偽手紙に、デュランの犯した罪の内容を書き、精神的に追い
詰めようという作戦です。
レノルード様にも一役買ってもらい、行方不明のランベルトからレノルードに
手紙が届き、それに、弟子のデュランあての手紙が同封されていたという偽装を
することにします。
アスファロス:学院を出る前に、もう少しデュランの噂を聞いておこう。
GM :悪い噂は立っていないね。行方不明のランベルト先生の後を継ぐ、
研究熱心な導師様という、いい噂ならあるけれどね。他にやること
は?
アスファロス:別にないよね?
アマーニ :図書室に行って、難しい本を読んで、ちんぷんかんぷんになって
いる。(笑)
GM :図書室には若い魔術師も何人かいるね。『お嬢ちゃん、そんな本
を読んで、何が書いてあるかわかるの?』
アマーニ :全然わか〜んな〜い(笑)。これ、なんて書いてあるの?
GM :迷惑そうな顔をしているよ。
アマーニ :つまんない。ねえ、学院の建物の中の、お風呂に入ってこようよ!
(笑)
GM :結構広いよ。
アマーニ :お風呂で、泳いでくる。
アンダルシア:で、溺れてくるのか?
アスファロス:そんなのは放っておこう。ランベルトは何で行方不明になったの
か、聞いてみよう。
GM :何でも、古代遺跡の調査に行ったまま帰ってこないという噂だ。
それで、研究の助手をやっていた一番弟子のデュランがその研究を
引き継ぎ、そのおかげで、今は導師になっている。
アックス :さっき出した手紙の効果は、どうかな?
GM :デュランは夜遅くまで研究室に閉じこもっているから、明日にな
らないと手紙を読んでいないだろうね。
アンダルシア:何の研究何だろう?
GM :水晶球と、なんだかの封印に関することだそうだ。
アンダルシア:一体、何の封印だろう? まあいい、今日はこれで終わり。
GM :その前に、アックスの持っている水晶球は、もしよければ、レノ
ルード様が預かってくれるそうだ。
アニース :うまくいけば、アックスのもとに戻ってこなくなるかも知れない
から、預けた方がいいね。
GM :それでは、水晶球を預けてから、次の日にしてしまおう。
★☆★ にせ幽霊 ★☆★
GM :さて、次の日です。
アスファロス:午前中は、昨日と同じく芸をする。そして、午後からまた、学院
に行く。何か変わったことはない?
GM :別にないよ。
アスファロス:デュランの様子を聞いてみよう。
GM :今日は、今朝からなんか気分が悪そうだったけれど、それでも研
究室に入って、研究に没頭しているそうだ。
アンダルシア:最高導師様は?
GM :出掛けているそうだ。
アスファロス:デュランについて、昨日とちがうことは聞き出せないかな?
GM :特に悪い噂は無いけれど、一つだけ、変わったことを聞いた。デ
ュランがランベルトの後を継いで導師になった時、ランベルトが使
っていた部屋を与えられたのだけれど、その時に、その部屋の家具
や調度品を全部入れ替えてしまったそうだ。
アスファロス:なるほど。
GM :それから、夜中に一人でうなされていることがあるらしい。
アスファロス:それなら、枕もとにランベルトの霊が現れたようなトリックを使
うというのは、無理かな?
アニース :出来ないこともないわ。
アスファロス:ウインド・ボイスは使えるけれど、声の方がな。
アニース :声帯模写というものがあるじゃない!
アスファロス:やった、完璧! まず、デュランの部屋の窓に向かって、ウイン
ド・ボイスをかける。そして、コンコンと音を立ててデュランを起
こしてから、アンダルシアが声帯模写で、ランベルトの声で話す!
アンダルシア:声帯模写でランベルトの声を真似てみる。うまくいくかな?
GM :ダイスを振ってみて。
アンダルシア:やった、6ゾロ!
アスファロス:そっくりじゃないか。これでばれることはない。完璧!
アニース :もう少し、手紙でまいらせてから脅した方がいいでしょう?
アスファロス:そうしよう。
そこで、彼らはデュランにあてて、偽の手紙を数日にわたって出し続けます。
その内容は、死んだランベルトからの手紙で、『三年前の借りを返しにくるぞ。』
とか、『悔い改めないと、とり殺すぞ!』とかいった脅しの文句です。
GM :数日続けると、だんだんデュランがやつれてきたようだ。
アンダルシア:そろそろ潮時かな?
アスファロス:その辺の人と話してみよう。デュラン様、最近どうかしたんです
か?
GM :『最近、毎日夜中にうなされているようですよ。』
アスファロス:大変ですね、頭の使いすぎじゃないんですか?
GM :『ええ、わたしも、あまり根を詰めて研究するとお体に障ります
よ、と言っているんですが…』
アスファロス:しかし、うなされてまで研究するって、一体なんの研究なんでし
ょうね。…白々しい対応だな。(笑)
アマーニ :そろそろ押しの一発を…。(笑)
GM :それなら夜中にするんだね。
アスファロス:窓に向かってウインド・ボイスをかけて…コンコン。
GM :窓のところに人影が現れた。
アンダルシア:よし、話すぞ。声帯模写は…11。
GM :その目なら、何とか成功してるね。
アンダルシア:まず最初は、『デュラン君…。』(一同爆笑)
アニース :あんまし怖くないよ。(笑)
アンダルシア:『私だよ、デュラン君…。ランバルトだよ、デュラン君。』(一
同爆笑)
GM :ランベルトだ、間違えるなよ(笑)! 気付かれるのはかんべん
してやる。
アンダルシア:いや、それはきっと、『ア』と『エ』の間の発音なんだよ(笑)。
『三年前のことは、覚えているね…。』
GM :デュランはうろたえている。『何のことですか、先生!』
アンダルシア:ちょうど俺、地下室でもみあっているのを見ているんだよね。
GM :もみあっているというよりも、いきなり後ろから刺されて、ラン
ベルトはそのまま倒れたという感じだね。
アンダルシア:『三年前の、地下室でのことだよ。ずいぶんと君らしくない方法
でやってくれたじゃないか…。』
GM :『そんなはずはない! あれは、俺じゃない!』と叫んで、窓を
閉めてしまった。
アンダルシア:『また明日くるぞ…。』と言っておこう。今日は、これくらいに
しておこう。
★☆★ 魔術師デュラン、怒る! ★☆★
GM :次の日でいいね? 今日は、デュランは起きてくるのがかなり遅
かったそうです。目も、充血していたりしてね。
アスファロス:なんか、気の毒になってきたな。(笑)
GM :デュランは今、研究室にいるよ。
アスファロス:デュランの部屋で、何か証拠になるような物は見付からないかな?
でも、見付かったらアウトだし…。
アマーニ :入るのやだぁ。
アスファロス:そのうちにぼろを出すかな?
アマーニ :そのために、今まで細工してきたんでしょう!
アスファロス:そうだった。それなら放っておこう。夜でいいよ。
GM :はい、夜です。
アンダルシア:声の調子をみてもらおう。大丈夫、昨日よりも調子がいいぞ。
アスファロス:ウインド・ボイス。
GM :1ラウンドだけ効果があったけれど、すぐに効果が消えてしまっ
た。
アスファロス:まずいな、ばれたかな? 少し場所を移動してから、もう一回か
けてみよう。
GM :今度は、きちんとかかっている。
アンダルシア:『三年前の罪を償いたまえ。ワハハハハハ…』
GM :しばらくそうやっていると、後ろの方で人の気配がした。
アンダルシア:おや?
GM :『き〜さ〜ま〜ら〜かぁ〜!』
アックス :ばれた!
アスファロス:アンダルシア、お前、ランベルトにとり憑かれていることにしろ。
GM :『浅はかな者たちめ、カウンター・センスという魔法を知らない
のか。』といっているのは、デュランだね。
アンダルシア:『私は、知らん。ワハハハハ…』と、ランベルトの声でやる。(笑)
GM :『きさまら、私がランベルト師を殺したことを、どこで知ったの
かは知らないが、そのことを知っている以上、お前らには消えても
らおう!』
アンダルシア:ちなみに、口封じはもう遅いよ。最高導師様はもう知っている。
GM :そんなことにはおかまいなしに、彼は呪文を唱えながら、何かを
地面に投げ付けた。そこからは、武装した骸骨があらわれる。
アニース :スケルトン・ウォーリア!
アスファロス:逃げろ! とにかく逃げる。
GM :『逃げても無駄だ! お前らの正体は分かっている。この前、派
手に宣伝をしていた、旅の一座であろう!』
アスファロス:よくお分かりで。今度、見に来てくださいね(笑)。もし可能だ
ったら、学院の中に逃げ込むよ。
GM :別にかまわないよ。
ついに、デュランに見付かってしまいました。相手は学院でもトップクラスの
魔術師。まともに戦っても勝ち目がないのは見えているので、『三十六計逃げる
にしかず』とばかりに、一座の者は逃げ出します。
アマーニ :あたしは、町の王宮の方に逃げる。
GM :スケルトン・ウォーリアは、敏捷度が18で、移動速度が14。アッ
クスは追い付かれてしまうね。
アスファロス:学院の中に逃げ込むよ。
GM :では、戦闘が始まってしまう。スケルトン・ウォーリアはアック
スを攻撃するよ。
アックスは、一人でスケルトン・ウォーリアの攻撃をひきうけます。
アマーニは、一人だけ王宮の方へ向かって、逃げてしまいました。
残る4人は、学院の中へと、逃げ込もうとします。
GM :それでは、デュランの攻撃。逃げていくアスファロスに向かって、
エネルギー・ボルト!
アスファロス:当然、かかってしまった。
GM :ダメージは、11点。
アスファロス:ひでぇ、一発で死にかけ。まあ、このまま建物の中に逃げ込めば、
射程から外れるな。大声を出して、学院の中を上の階に向かって走
り回る。
次のラウンドに、デュランは自分にクイックネスをかけて、逃げたアスファロ
スたちを追いかけ始めます。
アックスは、スケルトン・ウォーリアと戦闘に入りますが、足止めが精一杯。
アスファロスたちは、学院の中を大声を出して逃げ回ります。が、そのうちに、
追い付かれてしまいました。
GM :『見付けたぞ!』さて、どの魔法にしようかなっと。…アンダル
シアに向かって、ルーン・ロープだ。
アンダルシア:今日は、6ゾロがよく出るんだ、テイッ! …だめだった。
GM :アンダルシアは、魔法に捕まってしまった。
アニース :その間に、もっと上まで逃げます。
アンダルシア:ひょっとしたら、俺は一番安全なのかも知れないぞ。縛られてい
るのは放っといて、上の方を追い掛けるだろうからな。
アスファロス:でも、お前にランベルトがとり憑いているとかいっちゃったから
なぁ。
GM :そうだね。『フフフ…お前にランベルトがとり憑いているのなら
ば、お前ごと口封じをしてやる。』
アンダルシア:こ、ここは誰? わたしはどこ?(笑)
GM :『なぁに、私が尊敬している先生がとり憑いているんだ。殺しは
しないよ。』といって、何やら魔法をかけた。
アンダルシア:今日は、6分の1の確立で6ゾロが出るんだ。それっ!
アニース :でないじゃないの。
GM :なにがいい? スズメとか、カエルとか、ネズミとか。(笑)
アニース :定番は、カエルでしょう。ミミズも捨てがたいよね(笑)。ゴキ
ブリというのは、いかが?
アンダルシア:ちょっと、待ってくれぇ(笑)。攻撃のできる、スズメバチとか。
GM :そんなのには、しないよ。
アンダルシア:スズメでいいや。チュン、チュン…。ステータス『スズメ』とか
(笑)。…この魔法って、意識はそのままだよね。
アスファロス:いかん、そんなのは放っておいて、上に逃げねば。
GM :すると、上の方から何人か階段を下りてきた。そこに現れたのは、
三人の導師を引き連れた、最高導師レノルード様だ!
アスファロス:やったあ!
アニース :デュラン様ご乱心です!(笑)
アスファロス:下の方で、仲間が二人ほどやられてます。(笑)
GM :レノルードは、デュランに向かって言う。『そこまでだ、デュラ
ン! お前がこの者たちに向かって話したことは、すべて聞いてい
たぞ!』
デュランは、『お、俺は導師になりたかったんだ! 名誉と地位
が欲しかったんだ! …しかし、こうなったら仕方がない、レノル
ード様、覚悟!』と言って、レノルードにファイヤー・ボールを叩
き付けようとする。しかし、その魔法は、レノルード達の前でかき
消されてしまった。
アスファロス:すごい…。魔法使い恐るべし…。
GM :そして、同行していた導師のルーン・ロープの魔法が、デュラン
を捕らえた。
アスファロス:これで一安心。…あ、そうだ! アンダルシアはどうした? まさ
かお前、殺したのか!(笑)
GM :そこに張り付いている奴さ。(笑)
アスファロス:え、このスズメ?
アニース :このスズメ、今夜の夜食にしようと思ったのに。(笑)
GM :それから、アックスも下の方で頑張っているんだよ。(笑)
アスファロス:そうだ、忘れてた(笑)。早く助けに行かないと。
レノルードは、アックスとスケルトン・ウォーリアが戦っているのを見ると、
ディスペル・オーダーの魔法をかけ、スケルトン・ウォーリアに戦うのをやめさ
せました。
こうして、アックスも危ないところで助かったのでした。
そして、一夜明けて次の日…。
GM :さて、次の日の朝だよ。
アックス :あれ? アンダルシアがいないじゃないか。
アンダルシア:まだスズメのままなの?(笑)
アニース :君には次の日はないよ。約束どうり、夜食になっていたりして。
(笑)
アマーニ :あたしは、いったいどこまで行ったの?
GM :王宮の前まで行ったけれど、当然、中に入れてもらえなくて、終
わり(笑)。で、その日だけれどね…
アンダルシア:だから、俺はどうなっているんだ!
GM :デュランは、杖を取り上げられて、さらに、魔法が使えないよう
にギアスをかけられて、学院から追放された。そして、ランベルト
の別荘に、学院から何人か人を派遣して、彼の研究成果を持ち帰り、
学院で引き続き研究することになった。
アスファロス:それじゃ、俺たちが持ってきた研究ノートも渡してしまおう。水
晶球は、どうする?
GM :研究に関係しているようなので、学院で引き取らせて欲しいと言
っている。
アックス :それでは、引き渡しておこう。
GM :ああ、そうだ。その水晶球は、放っておくとアックスのもとへと
戻ってしまうらしいから、学院の宝物庫に、魔法の力を借りて、封
印しておくそうだ。
アンダルシア:おれは、スズメから戻ったんだろ?
アニース :戻らないと困るんですけど。わたし、食べちゃうよ。(笑)
GM :忙しいから、二三日そのままなんじゃないの?(笑)
アニース :ちょっとまって。(笑)
アンダルシア:戻せ戻せと、必死で歌っているぞ。チュチュン、チュン!(笑)
GM :冗談、すぐにディスペル・マジックしてあげるよ。スズメから戻
った時には、君は丸裸だ。(笑)
アマーニ、アニース:キャーキャー。(笑)
アスファロス:下品な奴(笑)。早く服を着ろ!
アックス :スズメのままにしておいて、僕の笛に合わせて踊るのも、良かっ
たのにな。(笑)
アスファロス:そうか、足し算の出来るスズメというのも、うけたかも知れない!
アンダルシア:貴様らぁ。
GM :レノルードは、こう言っているよ。『デュランがランベルトを尊
敬していたことは、間違いない。』
アンダルシア:それは、僕も賛成するよ。
GM :『ただ、やつは地位と名誉との誘惑に負け、自分の最も尊敬する
人を殺してしまったのだろう。考えてみれば、あいつもかわいそう
なやつなのかもしれん…。とにかく、君たちの活躍には感謝するよ。』
それから、学院でデクリーズ・ウェイトとインクリーズ・ウェイ
トという、二つの遺失呪文を教えてもらったよ。
でも、学院からの金銭的なお礼は出ないからね。(笑)
アニース :学院の出入り自由というのだけでも、相当なものですよ。
GM :それでは、経験点を1000点あげよう。…そうだ、今月はろくな仕
事が出来なかったから、来月の収支決算は−2を付けようね。(笑)
アスファロス:いいさ。200ガメルのルビーで、トントンだ。
こうして、ランベルトの幽霊との約束を果たした旅の一座は、いつもどうりの
の平和な(?)生活へと戻れたのでした。
しかし、この出来事が、彼らがこの後巻き込まれる(予定である)大きな災難
の始まりであることを知っているのは、GMだけであった。
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