くりてぃかる・ひっと
		      ソードワールドRPGリプレイ
			旅芸人一座の冒険・第3話
			   「裏切りの魔術師」


 さて、前回はエヴァ村で活躍をした旅の一座ですが、今回は、その一ヶ月後の
話です。
 エヴァの村を後にした一行は、街道沿いのパスという町に入り、そこでも芸を
披露しました。そして、次の目的地は、第一回の舞台であったラーサの町。
 パスの村での仕事の後片付けも終わり、さて、出発となったのですが…



		    ★☆★ 今月は、黒字だ! ★☆★


GM    :さて、今回もまず最初に、先月の儲けを決めてもらおう。エヴァ
      村での興行は大成功だったから、ダイスの目に+1していいよ。

アスファロス:それ、10だ! 400ガメルの儲けだ。一人60で、座長のおれは100 
      ガメル。それでいいな?

アマーニ  :やった、今回はお給料がでた。(笑)

アンダルシア:アマーニ、この前の100ガメルの借金、返しとくよ。

アマーニ  :利子は?(笑)

アンダルシア:んなもん、付くのかよ…。

アマーニ  :グラスランナーだと思って、甘く見てもらっちゃ困るわよ。ちっ
      ちゃいからって、馬鹿にしてるでしょう!

アンダルシア:…。

GM    :それから、前回と同じく、1d6で技能レベルより大きい数を出
      せば、一般技能を上げていいよ。

アンポ   :…上がらない。

アニース  :家事も、踊り子も上がった。

アンダルシア:今回は、上がった。声帯模写が4になったぞ。

アスファロス:う…上がらん。マジシャン5のままだ。

アマーニ  :やった、軽業師が3になった!

GM    :それでは、本筋を始めようか。



		     ★☆★ 山奥の幽霊屋敷 ★☆★


GM    :君たちは、エヴァ村を出た後、パスの町で芸をやっていた。ここ
      でしばらく仕事をしてから、今度はラーサに戻ることにした。

アマーニ  :ところで、私たちの一座は馬か何か持っているの?

アスファロス:一応、馬車があるはずだ。(GMが、持っていることにしました。)

アマーニ  :こういう一座の馬って、年を取っていてぼろぼろだと決まってい
      るんだよね。(笑)

アックス  :坂道登る途中で止まったりしてね。

アンダルシア:それで、ラーサっていうのは、一番最初にお姫様と会ったところ
      だよね?

GM    :そのとおり。パスからラーサまでは、一週間くらいの道程だ。

アンダルシア:よし、出発しよう。

GM    :ところが、出発する予定だった日から、一週間くらい雨が降り続
      いていて、足止めをくらっているのだ。

アスファロス:げ、最低。

GM    :そして、雨は一週間以上も降り続いた後、やっとやんだよ。この
      雨のせいで、街道沿いの川は増水しているね。

アスファロス:とにかく、雨がやんだんだ。出発しよう。

GM    :ところが、三日くらい行ったところで、川の増水のせいで橋が流
      されていた。

アスファロス:ひでぇ! 何とか渡れないかな?

GM    :むりだね。

アスファロス:少し戻って、近くの村の人に聞いてみよう。もしもし、この先の
      川、何とかして渡れませんか?

GM    :え! 川を渡るだって? 正気の沙汰とは、とても思えませんよ。

アンダルシア:すると、橋がなおるまで、この先には行けないんですか?

GM    :ラーサの方に行きたいんですか?

アンダルシア:そうです。

GM    :それなら、もう少し行ったところに、山越えの迂回路があります
      よ。少しきつい道ですが、馬車も何とか通れます。

アスファロス:そこを通るしかないな。

アンダルシア:馬車も何とか通れるって、言っているからね。

GM    :馬車も何とか通れるんだけれど、かなり険しかったんだな、これ
      が! 途中で馬がバテちゃったり、馬車がぬかるみにはまったりし
      てね。こうして、迂回路の半分位まで来たところで、日が暮れてき
      た。

アスファロス:仕方がない。どこか適当なところを見付けて、野宿でもしよう。

GM    :と、やっているうちに、天気まで悪くなってきてしまった。

アスファロス:どうしようか…

アンダルシア:どこか、雨宿り出来そうな洞窟か何かは?

GM    :今のところは見付からない。そう言っているうちに、雨がぽつぽ
      つ降りだした。

アスファロス:この先に、何かないかな。

GM    :そう思って、行く先の方に目をやると、何と明かりがついている
      のが見える。

アスファロス:あそこだ! もう少し頑張って、あの家に泊めてもらおう。


 一行は、明かりが見えた方に向かって出発します。しかし、そうしている間に
も、雨はますます強くなり、辺りもどんどん暗くなってきます。
 やっと、明かりの見えた館についた時には、雨は土砂降りで、辺りも真っ暗に
なっていました。


アックス  :あ〜あ、びしょ濡れになってしまった。

GM    :その家を見ると、さっきは確かに明かりがついていたんだけれど、
      今は真っ暗だね。

アスファロス:なぁんで、消えているんだ!

アンダルシア:さっきは、確かについていたんだろ?

アスファロス:分かった、もう寝たんだ。というわけで入口をノックする。寝た
      ばかりならば、起きてくれるだろう。コンコン!

GM    :返事はない。おまけに、よく見ると、クモの巣までかかっている。

アンダルシア:およよ?

アックス  :誰か、いませんかぁ?

アスファロス:なんか…怪しげだなぁ…。

アニース  :嫌だなあ…。とにかく入ってみましょうか?

アスファロス:この家の他に、雨をしのげそうなところはないの?

GM    :ない。

アスファロス:しかたないなぁ。

アックス  :入口の扉を開けてみる。

GM    :ギギイィ…。(一同、ひきつり笑い)

アックス  :…相当長い間、使われてないな。

GM    :玄関はホールみたいになっているから、馬も入れてあげられるね。

アスファロス:人は住んでいないみたいだなあ。すると、さっきの光は何だった
      んだ? …鬼火かぁ?

アンダルシア:とにかく、外は土砂降りだから、入るしかないな。

GM    :入口を入ったところで、レベルと知力ボーナスで、成功ロールを
      してみて。…15以上だった人は、入った途端に悪寒が走った。

アンダルシア:ゾクッ! 辺りを見回す。

アスファロス:やーい、よわむし!(笑)

GM    :とにかく、かなり長い間空き家だったようです。

アスファロス:眠れそうな部屋を捜そう。

アンダルシア:まずは、一番近い部屋から開けてみるか。

GM    :アンダルシアが開けるんだね? ドアを開けると、そこは何故か
      地下室のようだ。そして、魔術師のような人が二人もみあっていて、
      一人が倒れる。その途端に光景が消えて、普通の部屋に戻った。

アンダルシア:ありゃ、光景が消えちゃったの? …あれ?

アックス  :おいおい、何かいたのか?

アンダルシア:いや、変なおっさんが二人いて、一人が倒れて…

アックス  :…いないじゃないか。

アンダルシア:あれ?

アスファロス:うそつきぃ。(笑)

一同    :うそつき、うそつきぃ!(笑)

アックス  :袋叩きだぁ。(笑)

一同    :ポカポカポカ。(笑)

アンダルシア:ちょっとまっちくりぃ。(笑)

GM    :この部屋は、二人分のベッドがあるね。調度品とかも結構立派だ
      ね。もちろん、ほこりはかかっているけれどね。

アスファロス:一応、センス・オーラをしてみよう。

GM    :君たちの他には、生き物なんかいないぞ。

アスファロス:やっぱり、何もいないじゃないか。うそつき!

一同    :アンダルシアの、うそつきぃ。(笑)

アンダルシア:…。

アスファロス:まあ、いいさ。他にも寝られそうな部屋がないかどうか、調べて
      みよう。


 とりあえず、屋敷の中を一通りみて回ることにしました。
 この次に入った部屋は、この屋敷の主人の部屋だったらしく、書斎と私室が、
隣り合っていました。
 書斎の本はほっといて、私室の方をみると、机やベッドがあります。机の上に
置きっぱなしになっていた本などから、この館の主人は魔術師だったらしいとい
うことが分かりました。


GM    :机を調べると、日記も見付かる。

アスファロス:読んでみよう。

GM    :まず、魔術師の人は聞いたことがあるけれど、この日記を書いた
      人は、ランベルトという、レナスの魔術師学院のかなり位の高い導
      師様だ。しかし、彼は三年ほど前から行方不明になっている。そし
      て、ここは彼の別荘兼研究室だったらしく、何か研究をしていたら
      しい。三年前の日付で日記は終わっている。

アンポ   :それじゃ、次の部屋。

GM    :その部屋は、最初の部屋と同じような部屋で、三人くらい寝られ
      るね。

アスファロス:これで、六人分の寝床が見付かったけど…なんか不気味だから、
      残りの部屋も調べておこうか。

GM    :次の部屋は食堂だ。食器棚の中で何かがカタカタいっている。

アックス  :なんだ?

GM    :そのうちに、食器が落ちてきて割れてしまった。

アスファロス:なんかいるのかな?

GM    :戸棚の中に、鼠が一匹。

アスファロス:何だ、ただの鼠か。食堂の向かいの部屋は?

GM    :そこは、台所だ。さてと…アスファロスだ。

アスファロス:なに? どうかした?

GM    :包丁が飛んできま〜す。

アスファロス:ゲッ! 避けていいでしょうか?

GM    :どうぞ。

アニース  :だめ。(笑)

アスファロス:回避するぞ! 10。

GM    :当たったな。7ダメージ。包丁は、そのまま床に落ちた。

アスファロス:2点ダメージを受けてしまった。で、台所に誰かいるのか?

GM    :だ〜れもいないよ。人の気配すらない。

アンダルシア:日記の日付が三年前までで、魔術師が行方不明になったのも三年
      前か…。

アスファロス:ねえ…この館から、出ないか…。

GM    :そして台所を出ると、いつの間についたのやら、血痕が離れの方
      へと続いている。

アスファロス:ゲ、ゲゲゲゲゲッ! なんだこりゃぁ!

アンダルシア:ギョギョ〜ン! こ、この展開は…。

アックス  :血痕は、新しいの?

GM    :今、ついたばかりのようだ。

アニース  :でも、幽霊は血を流さないはず…。

アスファロス:とにかく、離れの方へ行ってみよう。



		      ★☆★ 地下室の幽霊 ★☆★


[Image: 闇に沈む廊下]


GM    :血痕は、離れに続く廊下にもついている。そして、離れの建物の
      ドアの前まで来た。

アスファロス:開けよう。

GM    :中は、実験室のような感じになっている。薬品棚には、色々な瓶
      が並んでいる。部屋の真ん中には大きなテーブルがあり、その上に
      は薬品の入った瓶やら、わけの分からない実験道具やらが並んでい
      る。それから、入口の他にはドアが二つある。

アンダルシア:それで、血痕はどうなっているんだ、血痕は?

GM    :血痕? 消えたみたいだね。

アンダルシア:この部屋のドアの前で終わっているのか。

GM    :今まで通ってきた廊下を見てもないよ。

一同    :えぇっ?

アニース  :不思議だ…なんかないの…?

アスファロス:はっきり言って、恐いぞ…一応、剣を手に持っておこう。

アンダルシア:手前に見えるドアを開けてみる。

GM    :ここは、倉庫のようだ。金属の粉が詰った瓶とか、何とかの黒焼
      きとか…使い道の分からないような物ばかりだ。

アマーニ  :イモリの黒焼き?

GM    :その時、君たちの後ろの研究室の方で、パシーン! という音が
      聞こえた。

アスファロス:すぐに、振り向いてみる!

GM    :テーブルの上に並んでいた瓶に、ひびが入っている。

アスファロス:なんなんだよぅ、この屋敷は!

アマーニ  :分かった、ポルターガイストとか地縛霊とか…。

アニース  :あぶないなぁ…。

アスファロス:もう一つのドアは?

GM    :半分くらい開けたところで、なにかが引っ掛かっている。

アスファロス:蹴飛ばせば開くだろう。

GM    :蹴飛ばすと、ドアが開くと同時に、ガシャンといってなにかが割
      れたようだ。

アニース  :またぁ、座長はなんでもすぐに壊すから。(笑)

GM    :そんなことを言っている暇はないぞ。白いガスが発生した。近く
      にいたと思われる人は、生命力の抵抗をしてくれ。

アスファロス:そ〜れ、抵抗!

GM    :大丈夫だったね。なんの害もなかった。他の人も、みんな抵抗し
      てるなぁ。つまらん。それから、このガスについてセージでチェッ
      クしてもいいよ。

アンダルシア:おそらく、毒ガスなんだろうけれど…分からないな。

GM    :この部屋も倉庫のようだ。薬瓶とかがおいてある。さっきドアを
      蹴飛ばした時に、落ちて割れたのもあるね。

アスファロス:あれ、地図を書いてみると、この部屋の隣にも隙間があるぞ。薬
      品棚の後ろに何かあるんじゃないか? みんなでずらしてみよう。

GM    :薬品棚をずらす時に気付いたけれど、この棚は前にも一度ずらさ
      れたことがあるらしい。床に傷がついているよ。そして、棚をずら
      し終えると、その後ろにはドアが一つ隠れていた。

アニース  :開けてみます。

GM    :そこには、下り階段が隠されていた。

アンダルシア:下り階段だと…。地下室かな、行ってみるか?


 旅の一座は、辺りに注意しながら階段を下り始めました。階段は狭く、一人づ
つしか下りられません。
 階段は研究室の地下室へと続いていました。


GM    :さっきアンダルシアが見たのは、この地下室の光景だったんだね。
      地下室の真ん中の辺りに、魔術師の杖と、ローブが落ちている。さ
      て…アンダルシアは、精神力の抵抗。

アンダルシア:抵抗は、15。

GM    :一瞬、気分が悪くなった。次は…アンポ。…失敗したね? する
      と、突然アンポの様子がおかしくなった。

アックス  :おい、アンポ、どうしたんだ!

GM    :アンポは、アンポではない別の声で話し始めた。

アンポ   :フ、ハ、ハ、ハ、ハ、ハ、ハ…(笑)

GM    :『ようやく、わしの望みをかなえられる者がやってきたか。お前
      たち、私の話をよく聞くのだ。』

アスファロス:人を傷つけておいて、その態度は何だ! ここの傷だ!

GM    :無視されているね(笑)。『私の名は、ランベルト。かつては、
      レナスの魔術師学院で導師を勤めていた者だ。』


 ランベルトは、自分がなんのために現れたかを、アンポの体を借りて話し始め
ます。
 彼はここで何かの研究をしていたのですが、三年前に、彼の一番弟子のデュラ
ンという男にこの地下室で殺されたのです。
 しかも、デュランは彼の研究の成果を盗み、それのおかげで、今は学院でラン
ベルトの地位を継いでいるというのです。


アスファロス:かわいそうなやっちゃなぁ。

GM    :『そこで君たちの使命だが…』

アマーニ  :ちょっと待った!(笑)

アンダルシア:その、『使命だが』というのは、なんだ!(笑)

アックス  :勝手に決めないでくれぇ。(笑)

アンポ   :『スパイ大作戦』じゃないんだぞぉ!(笑)(本当は、しゃべれ
      ないんだけれどね。)

GM    :別に、いいじゃないか(笑)。『そこで君たちの使命だが、デュ
      ランの悪事を暴き、学院からデュランを追放することにある。』

アンダルシア:だから、なんなんだよ!

アスファロス:なんで、俺たちがそんなことまでせにゃならんのじゃ。

GM    :『もちろん、ただでやってくれとはいわん。そこの壁の隠し扉の
      奥に、わしからのささやかな贈り物がある。』

アスファロス:よし、引き受けましょう。(やはり、金の亡者…。)

アンダルシア:引き受けるって、座長、俺たちの職業をなんだと思っているんだ?
      (笑)

アマーニ  :隠密同心じゃないんだよう!(笑)

GM    :ランベルトは、座長が引き受けたと見なしたね。(とり憑かれて
      いるアンポが)壁に近付いてキーワードを唱える。すると、隠し扉
      が開く。

アンダルシア:我々の言っていることは、聞いていないんだね…。

GM    :そこには、小箱が四つ入っている。

アスファロス:一つ質問。悪事を暴くためには、具体的には何をすればいいんで
      すか。

GM    :『それは、お前たちが自分で考えるのだ。』

アスファロス:証拠くらいあるだろう!

GM    :証拠ならば、いくつかあるよ。上の部屋にあった日記には、当時、
      デュランがこの館に泊まっていたことが書かれている。それから、
      デュランが持っていった研究はまだ途中であって、もっと進んだ研
      究の内容が小箱のうちの一つに入っている。あとは、学院の最高導
      師様がランベルトの先生で、行方不明になったことを怪しんでいる
      らしいから、彼も協力してくれるだろうと言っている。

アマーニ  :あなたが直接、学院に乗り込んで話せばいいじゃないですか。

GM    :『私は、ここから離れられない。』

アマーニ  :建物の一部を切り離して、それごと持っていったらいいんじゃな
      いの?(笑)

GM    :やれるものならやってみろ。そして、小箱の説明が終わってから、
      ランベルトの霊はアンポから離れた。アンポはしばらく気絶してい
      てね。

アスファロス:幽霊の願いも聞いてやることにしたし(押し付けられたんじゃな
      いの?)これ以上おかしな事は起こらないだろう。箱の中身を確か
      めてから、上の部屋で寝るか。


 一つめの小箱には、小さなワンドが入っていました。これは、上位古代語のコ
マンドを唱えることによって、イリュージョンの呪文が使えます。(このことは、
ランベルトが教えてくれた。)
 二つめには、ルビーが六個入っていました。アマーニが鑑定した結果、ルビー
一つが200ガメルくらいの価値であることが分かります。
 三つめの小箱には、研究の成果を記録したノートが入っていました。
 そして最後は、ランベルトにも使い道の分からない、強力な魔力を放つ水晶球
です。
 なお、三つめと、四つめには罠が仕掛けられていました。(ランベルトは罠の
ことは言い忘れたまま消えてしまったのだな。)箱を開けたアスファロスは、最
後の箱の毒針の罠にかかり、麻痺してしまいました。


アックス  :それじゃ、上の部屋で寝るか。座長は、床にでも転がしておこう。
      (笑)

GM    :麻痺したアスファロスは、半日もすれば起きるよ。気絶している
      アンポはそろそろ起きてもいいよ。君は地下室で嫌な感じがしてか
      らの記憶がない。気がつくと、周りにみんながいた。

アンポ   :あれ? ここはどこ?

アマーニ  :なんにも覚えていないの?

アンポ   :う〜ん、分からない。寝る。

GM    :それじゃみなさん、どうぞお休みしてください。


 ランベルトの幽霊とお人好しの座長のせいで(GMの陰謀だと言ってはいけな
い!)重大な使命を引き受けてしまった旅の一座。
 この先どうなることですか…。



		   ★☆★ レナスの魔術師学院 ★☆★


GM    :その後は何もおこらなかった。そして朝です。今日は朝から快晴
      です。

アスファロス:え〜と、最高導師のもとに、日記とローブと杖と、それに研究の
      ノートを持っていけば、後は何とかなるだろう。

アマーニ  :え? 持っていくのは、ルビーとワンドと、水晶球だけじゃない
      の?(笑)

アスファロス:そんな非道なことはやらない。

GM    :ところで、最初に水晶球に触ったのはだれ?

アックス  :ぼく。

GM    :朝起きたら、横に水晶球があった。精神点を1d6だけ減らして
      おいてね。全快の状態からでいいから。

アックス  :呪われたのかなぁ。

アスファロス:水晶球をあずかる人は決まったな。ルビーはこの場で分けてしま
      おう。それが終わったら、出発しよう!

GM    :さてと、半日くらい歩くと、川沿いの街道に出た。それからしば
      らく行くと、小さな村に出て、そこで一泊。それから一週間くらい
      して、魔術師学院のある、首都レナスへと到着しました。

アンダルシア:途中で何もおきないのか。

GM    :おこしても面倒なだけだからね。レナスは、古代王国時代から残
      る水上都市で、海上に柱が立っていて、それで町が支えられている。

アンダルシア:どひぇ〜、そりゃすごい。

アスファロス:さすが、古代王国時代の技術は素晴らしい。

アンポ   :地震か何かがあったら崩れるんじゃないの?

GM    :そんなにやわな造りなら、古代王国時代からずっと残っていたり
      しないよ。まあ、町外れの辺りは、崩壊のとばっちりをくって廃墟
      になっているところもあるけれどね。

アスファロス:結構きれいな町みたいだな。観光地みたいにもなっているんじゃ
      ないの?

GM    :そうだね。まあ、君たちも、仕事でたまに立ち寄るようなところ
      だよ。

アマーニ  :あ〜あ、こんな仕事を押し付けられたんじゃなければ楽しいのに。

アスファロス:とにかく、めんどうくさい仕事はさっさと片付けて、この町で芸
      でも始めよう。

アマーニ  :座長がこんな仕事を引き受けなければ良かったのに…。手紙を届
      けてくれとかいうのじゃないんだよ。


 レナスについた一行は、荷物などをいつもの宿にあずけて(旅の一座なので、
なじみの宿くらいあるであろう。)さっそく魔術師学院を訪ねます。
 なお、アックスは水晶球のせいで、毎朝精神点に1d6のダメージを受けて、
最近はどうも気分が良くないようです。


GM    :はい、学院の受け付けです。『どのようなご用でしょうか?』

アスファロス:最高導師様に会わせて欲しい…なんていったら、追い返されそう
      だな(笑)。アニース、まかせた。

アニース  :最高導師様とお話しがしたいのですが。ランベルトさんのことに
      ついてなのですが…。

GM    :『最高導師レノルード様は、ただ今お出掛けしております。でも、
      他の導師様ならいらっしゃいますよ。デュラン様ではどうでしょう
      か?』(一同笑)

アニース  :いえ、結構です。(笑)

アマーニ  :でも、一回どんな人か見てみたいなぁ。あってみようよ。

一同    :絶対に嫌だ!

アニース  :また後でうかがいます。

アスファロス:仕方がない。町に出て噂でも集めてみるか。ついでに、明日から
      仕事を始めよう。宣伝もかねて町をぶらついてみる。

アマーニ  :は〜い、またまたやってまいりました、『旅の一座A』!(笑)

アンダルシア:ビラ散きとか、歌を歌ってみるとか?

アスファロス:町をみて、学院の関係者らしい人に話し掛けてみよう。

GM    :アニースは、この町の出身ではないんだよね? それなら別にコ
      ネはないから…アスファロスが見掛けたのは、その辺で買い物をし
      ている見習い魔術師でいいな。

アスファロス:すみません、デュランさんについてお聞きしたいことがあるので
      すが。

GM    :『ああ、デュラン様は、私の先生ですよ。』

アスファロス:すると、かなり偉い先生なのですか?

GM    :えっと、学院には最高導師様がいて、その下に今は四人の導師様
      がいる。デュランはその内の一人だな。

アスファロス:今は、どんな研究をしているのですか?

GM    :『何でも、先生のランベルト様が行方不明になった後、その研究
      を引き継いでいるとか。でも、私には難しすぎて、その内容までは
      分かりません。』

アスファロス:ランベルト様が行方不明になったのは、いつごろですか?

GM    :『三年ほど前のことです。』

アスファロス:すると、あのおっちゃんは、別にうそをついているわけではない
      な。

GM    :で、この人が知っているのは、このくらいだな。

アマーニ  :その辺の子供たちに聞いてみよう。ねえねえ君たち、デュラン様
      って知らない?

GM    :知らな〜い。

アマーニ  :そりゃ、そうだろうね。(笑)

アスファロス:ところで、あの研究ノートにはどんなことが書かれているんだ?

GM    :非常に難解な内容で、よく分からない。ただ、所々に水晶球とい
      う言葉が書かれている。

アックス  :ほほう。

アマーニ  :アックスが最近気分が悪いのは、そのせいね。

アックス  :おい、セージ技能を持っているやつは、よく調べてくれよぅ。気
      持ち悪い。

アマーニ  :黒人人形なみに、気持ち悪いって?(笑)

GM    :朝起きてみると、いつの間にか枕もとに来ている。(笑)

アマーニ  :水晶球が、水晶球が来るよ〜ぅ!(笑)

アンダルシア:よし、調べてみよう。

GM    :この水晶球が、かなり強い魔力を放っていることしか分からない
      ね。

アスファロス:ついでだ、レノルード様がいつ帰ってくるかを聞いてみよう。

GM    :レノルード様は宮廷仕えの魔術師でもあるから、今はお城に行っ
      ているそうだ。姫様の勉強もみているんだと。

一同    :姫様? 姫様のお勉強ねぇ。(笑)

アスファロス:何だ、それならすぐに帰ってくるな。

アマーニ  :当分帰ってこないと思うわ。

アンダルシア:まず、つかまえるのに時間がかかる。(笑)

アマーニ  :セレナちゃん、お勉強が嫌いだからね(笑)。広場で芸をしてい
      れば、見に来るかも知れない。

アスファロス:この前みたいにお忍びで(笑)? それもいいかも知れない。い
      つもの広場で準備をしよう!

GM    :ところが、広場には先客がいる。

アスファロス:ひでぇ!

GM    :だって、本当はラーサの町で仕事をするはずだったんだもん。こ
      の人たちは、あと一週間くらいここにいるつもりらしい。

アスファロス:仕方がない。他の場所をさがすか…。


 この日は、あまりたいしたこともせずに、夕方になってしまいました。一座は、
町外れに小さな広場を見付け、そこで芸をすることにして、その日は宿で寝てし
まいます。
 次の日は、午前中は芸、午後は学院に顔をだします。


GM    :学院の受け付けです。『レノルード様は、もうそろそろお帰りに
      なる頃ですが。』

アニース  :それなら、待たせてもらいましょう。

GM    :そのうちに、数人のお供を連れて、レノルードが帰ってきた。

アマーニ  :ひょっとして、お供の中にデュランがいるんじゃ…。

GM    :デュランは、いつも朝から夜遅くまで研究室に閉じこもっている
      そうだ。そして、受け付けの人がレノルードに君たちのことを話す
      と、レノルードは君たちを上の階に通すように言った。そして、学
      院の建物の最上階の、立派な部屋へと案内される。


Image: アニースとレノルード様]


アスファロス:まずは、自己紹介をして、それからランベルトの館で起こったこ
      とを話してみよう。

GM    :『そんなことがあったのか。』

アスファロス:それから、証拠になりそうだと思って持ってきた物を全部見せる。
      杖とローブと、研究ノート。

GM    :『確かに、この杖はわたしがランベルトにさずけた物だ。デュラ
      ンも前から様子が変だとは思っていたが…。しかし、これだけでは
      本当にデュランが殺したかどうかは分からん。もっと、確かな証拠
      が欲しい。』

アマーニ  :あなたが、直接あの館に行ってみればいいじゃないの?

GM    :『しかし、私は宮廷仕えもあり、忙しくてな。とくに、あの、お
      てんば姫の勉強をみるのが一苦労で(笑)。』

一同    :やっぱり!(笑)

GM    :『そうだ! 君たち、しばらく学院内に残ってよいから、その事
      について、もう少し調べてみてはくれないかな?』

アスファロス:デュランのことについてですね。

アマーニ  :そうだ、セレナちゃんに、このお手紙を届けてもらおう!『元気
      にしてる? 息抜きしたくなったら、いつでも遊びにおいで。』(笑)

GM    :『わたしておこう(笑)』

アニース  :そうちょくちょく、お城を抜け出して遊びに来られたら、たまら
      ないわ。(笑)

アスファロス:そうだ、研究ノートを読んでみてもらおう。

GM    :しばらく読んだ後、『非常に難解な内容だ。これを解き明かすに
      は、しばらく時間が掛かりそうだ。このノート、私に預けてはくれ
      ないか?』

アスファロス:どうぞ。私たちが持っていても、しょうがありませんから。

GM    :『もしよければ、学院の中に部屋を用意しよう。それから、とく
      にそこの魔術師のお嬢さん、学院内の図書室は自由に使ってかまわ
      んよ。』

アニース  :ありがとうございます。

アスファロス:さてと、どうやって尻尾をつかむかだが…。

アマーニ  :座長が、ない頭を絞っている。(笑)

アスファロス:お前らもすこしは考えろ!(笑)

アマーニ  :だってあたし、考える頭なんてないもん。(笑)

アニース  :それに、この仕事を引き受けたのは座長だもんね。

GM    :レノルード様は、『それでは、私は忙しいので。』と言って、部
      屋を出ていった。

アスファロス:さて、どうしようか…(しばらく考える)…そうだ! ランベル
      トからの偽の手紙をデュランに出すんだ!


 アスファロスの考えをもとに、みんなは話し合って、具体的な計画を立てます。
 ランベルトからの偽手紙に、デュランの犯した罪の内容を書き、精神的に追い
詰めようという作戦です。
 レノルード様にも一役買ってもらい、行方不明のランベルトからレノルードに
手紙が届き、それに、弟子のデュランあての手紙が同封されていたという偽装を
することにします。


アスファロス:学院を出る前に、もう少しデュランの噂を聞いておこう。

GM    :悪い噂は立っていないね。行方不明のランベルト先生の後を継ぐ、
      研究熱心な導師様という、いい噂ならあるけれどね。他にやること
      は?

アスファロス:別にないよね?

アマーニ  :図書室に行って、難しい本を読んで、ちんぷんかんぷんになって
      いる。(笑)

GM    :図書室には若い魔術師も何人かいるね。『お嬢ちゃん、そんな本
      を読んで、何が書いてあるかわかるの?』

アマーニ  :全然わか〜んな〜い(笑)。これ、なんて書いてあるの?

GM    :迷惑そうな顔をしているよ。

アマーニ  :つまんない。ねえ、学院の建物の中の、お風呂に入ってこようよ!
      (笑)

GM    :結構広いよ。

アマーニ  :お風呂で、泳いでくる。

アンダルシア:で、溺れてくるのか?

アスファロス:そんなのは放っておこう。ランベルトは何で行方不明になったの
      か、聞いてみよう。

GM    :何でも、古代遺跡の調査に行ったまま帰ってこないという噂だ。
      それで、研究の助手をやっていた一番弟子のデュランがその研究を
      引き継ぎ、そのおかげで、今は導師になっている。

アックス  :さっき出した手紙の効果は、どうかな?

GM    :デュランは夜遅くまで研究室に閉じこもっているから、明日にな
      らないと手紙を読んでいないだろうね。

アンダルシア:何の研究何だろう?

GM    :水晶球と、なんだかの封印に関することだそうだ。

アンダルシア:一体、何の封印だろう? まあいい、今日はこれで終わり。

GM    :その前に、アックスの持っている水晶球は、もしよければ、レノ
      ルード様が預かってくれるそうだ。

アニース  :うまくいけば、アックスのもとに戻ってこなくなるかも知れない
      から、預けた方がいいね。

GM    :それでは、水晶球を預けてから、次の日にしてしまおう。



			★☆★ にせ幽霊 ★☆★


GM    :さて、次の日です。

アスファロス:午前中は、昨日と同じく芸をする。そして、午後からまた、学院
      に行く。何か変わったことはない?

GM    :別にないよ。

アスファロス:デュランの様子を聞いてみよう。

GM    :今日は、今朝からなんか気分が悪そうだったけれど、それでも研
      究室に入って、研究に没頭しているそうだ。

アンダルシア:最高導師様は?

GM    :出掛けているそうだ。

アスファロス:デュランについて、昨日とちがうことは聞き出せないかな?

GM    :特に悪い噂は無いけれど、一つだけ、変わったことを聞いた。デ
      ュランがランベルトの後を継いで導師になった時、ランベルトが使
      っていた部屋を与えられたのだけれど、その時に、その部屋の家具
      や調度品を全部入れ替えてしまったそうだ。

アスファロス:なるほど。

GM    :それから、夜中に一人でうなされていることがあるらしい。

アスファロス:それなら、枕もとにランベルトの霊が現れたようなトリックを使
      うというのは、無理かな?

アニース  :出来ないこともないわ。

アスファロス:ウインド・ボイスは使えるけれど、声の方がな。

アニース  :声帯模写というものがあるじゃない!

アスファロス:やった、完璧! まず、デュランの部屋の窓に向かって、ウイン
      ド・ボイスをかける。そして、コンコンと音を立ててデュランを起
      こしてから、アンダルシアが声帯模写で、ランベルトの声で話す!

アンダルシア:声帯模写でランベルトの声を真似てみる。うまくいくかな?

GM    :ダイスを振ってみて。

アンダルシア:やった、6ゾロ!

アスファロス:そっくりじゃないか。これでばれることはない。完璧!

アニース  :もう少し、手紙でまいらせてから脅した方がいいでしょう?

アスファロス:そうしよう。


 そこで、彼らはデュランにあてて、偽の手紙を数日にわたって出し続けます。
 その内容は、死んだランベルトからの手紙で、『三年前の借りを返しにくるぞ。』
とか、『悔い改めないと、とり殺すぞ!』とかいった脅しの文句です。


GM    :数日続けると、だんだんデュランがやつれてきたようだ。

アンダルシア:そろそろ潮時かな?

アスファロス:その辺の人と話してみよう。デュラン様、最近どうかしたんです
      か?

GM    :『最近、毎日夜中にうなされているようですよ。』

アスファロス:大変ですね、頭の使いすぎじゃないんですか?

GM    :『ええ、わたしも、あまり根を詰めて研究するとお体に障ります
      よ、と言っているんですが…』

アスファロス:しかし、うなされてまで研究するって、一体なんの研究なんでし
      ょうね。…白々しい対応だな。(笑)

アマーニ  :そろそろ押しの一発を…。(笑)

GM    :それなら夜中にするんだね。

アスファロス:窓に向かってウインド・ボイスをかけて…コンコン。

GM    :窓のところに人影が現れた。

アンダルシア:よし、話すぞ。声帯模写は…11。

GM    :その目なら、何とか成功してるね。

アンダルシア:まず最初は、『デュラン君…。』(一同爆笑)

アニース  :あんまし怖くないよ。(笑)

アンダルシア:『私だよ、デュラン君…。ランバルトだよ、デュラン君。』(一
      同爆笑)

GM    :ランベルトだ、間違えるなよ(笑)! 気付かれるのはかんべん
      してやる。

アンダルシア:いや、それはきっと、『ア』と『エ』の間の発音なんだよ(笑)。
      『三年前のことは、覚えているね…。』

GM    :デュランはうろたえている。『何のことですか、先生!』

アンダルシア:ちょうど俺、地下室でもみあっているのを見ているんだよね。

GM    :もみあっているというよりも、いきなり後ろから刺されて、ラン
      ベルトはそのまま倒れたという感じだね。

アンダルシア:『三年前の、地下室でのことだよ。ずいぶんと君らしくない方法
      でやってくれたじゃないか…。』

GM    :『そんなはずはない! あれは、俺じゃない!』と叫んで、窓を
      閉めてしまった。

アンダルシア:『また明日くるぞ…。』と言っておこう。今日は、これくらいに
      しておこう。



		 ★☆★ 魔術師デュラン、怒る! ★☆★


GM    :次の日でいいね? 今日は、デュランは起きてくるのがかなり遅
      かったそうです。目も、充血していたりしてね。

アスファロス:なんか、気の毒になってきたな。(笑)

GM    :デュランは今、研究室にいるよ。

アスファロス:デュランの部屋で、何か証拠になるような物は見付からないかな?
      でも、見付かったらアウトだし…。

アマーニ  :入るのやだぁ。

アスファロス:そのうちにぼろを出すかな?

アマーニ  :そのために、今まで細工してきたんでしょう!

アスファロス:そうだった。それなら放っておこう。夜でいいよ。

GM    :はい、夜です。

アンダルシア:声の調子をみてもらおう。大丈夫、昨日よりも調子がいいぞ。

アスファロス:ウインド・ボイス。

GM    :1ラウンドだけ効果があったけれど、すぐに効果が消えてしまっ
      た。

アスファロス:まずいな、ばれたかな? 少し場所を移動してから、もう一回か
      けてみよう。

GM    :今度は、きちんとかかっている。

アンダルシア:『三年前の罪を償いたまえ。ワハハハハハ…』

GM    :しばらくそうやっていると、後ろの方で人の気配がした。

アンダルシア:おや?

GM    :『き〜さ〜ま〜ら〜かぁ〜!』

アックス  :ばれた!

アスファロス:アンダルシア、お前、ランベルトにとり憑かれていることにしろ。

GM    :『浅はかな者たちめ、カウンター・センスという魔法を知らない
      のか。』といっているのは、デュランだね。

アンダルシア:『私は、知らん。ワハハハハ…』と、ランベルトの声でやる。(笑)


[Image: 『き〜さ〜ま〜ら〜かぁ〜!』]


GM    :『きさまら、私がランベルト師を殺したことを、どこで知ったの
      かは知らないが、そのことを知っている以上、お前らには消えても
      らおう!』

アンダルシア:ちなみに、口封じはもう遅いよ。最高導師様はもう知っている。

GM    :そんなことにはおかまいなしに、彼は呪文を唱えながら、何かを
      地面に投げ付けた。そこからは、武装した骸骨があらわれる。

アニース  :スケルトン・ウォーリア!

アスファロス:逃げろ! とにかく逃げる。

GM    :『逃げても無駄だ! お前らの正体は分かっている。この前、派
      手に宣伝をしていた、旅の一座であろう!』

アスファロス:よくお分かりで。今度、見に来てくださいね(笑)。もし可能だ
      ったら、学院の中に逃げ込むよ。

GM    :別にかまわないよ。


 ついに、デュランに見付かってしまいました。相手は学院でもトップクラスの
魔術師。まともに戦っても勝ち目がないのは見えているので、『三十六計逃げる
にしかず』とばかりに、一座の者は逃げ出します。


アマーニ  :あたしは、町の王宮の方に逃げる。

GM    :スケルトン・ウォーリアは、敏捷度が18で、移動速度が14。アッ
      クスは追い付かれてしまうね。

アスファロス:学院の中に逃げ込むよ。

GM    :では、戦闘が始まってしまう。スケルトン・ウォーリアはアック
      スを攻撃するよ。


 アックスは、一人でスケルトン・ウォーリアの攻撃をひきうけます。
 アマーニは、一人だけ王宮の方へ向かって、逃げてしまいました。
 残る4人は、学院の中へと、逃げ込もうとします。


GM    :それでは、デュランの攻撃。逃げていくアスファロスに向かって、
      エネルギー・ボルト!

アスファロス:当然、かかってしまった。

GM    :ダメージは、11点。

アスファロス:ひでぇ、一発で死にかけ。まあ、このまま建物の中に逃げ込めば、
      射程から外れるな。大声を出して、学院の中を上の階に向かって走
      り回る。


 次のラウンドに、デュランは自分にクイックネスをかけて、逃げたアスファロ
スたちを追いかけ始めます。
 アックスは、スケルトン・ウォーリアと戦闘に入りますが、足止めが精一杯。
 アスファロスたちは、学院の中を大声を出して逃げ回ります。が、そのうちに、
追い付かれてしまいました。


GM    :『見付けたぞ!』さて、どの魔法にしようかなっと。…アンダル
      シアに向かって、ルーン・ロープだ。

アンダルシア:今日は、6ゾロがよく出るんだ、テイッ! …だめだった。

GM    :アンダルシアは、魔法に捕まってしまった。

アニース  :その間に、もっと上まで逃げます。

アンダルシア:ひょっとしたら、俺は一番安全なのかも知れないぞ。縛られてい
      るのは放っといて、上の方を追い掛けるだろうからな。

アスファロス:でも、お前にランベルトがとり憑いているとかいっちゃったから
      なぁ。

GM    :そうだね。『フフフ…お前にランベルトがとり憑いているのなら
      ば、お前ごと口封じをしてやる。』

アンダルシア:こ、ここは誰? わたしはどこ?(笑)

GM    :『なぁに、私が尊敬している先生がとり憑いているんだ。殺しは
      しないよ。』といって、何やら魔法をかけた。

アンダルシア:今日は、6分の1の確立で6ゾロが出るんだ。それっ!

アニース  :でないじゃないの。

GM    :なにがいい? スズメとか、カエルとか、ネズミとか。(笑)

アニース  :定番は、カエルでしょう。ミミズも捨てがたいよね(笑)。ゴキ
      ブリというのは、いかが?

アンダルシア:ちょっと、待ってくれぇ(笑)。攻撃のできる、スズメバチとか。

GM    :そんなのには、しないよ。

アンダルシア:スズメでいいや。チュン、チュン…。ステータス『スズメ』とか
      (笑)。…この魔法って、意識はそのままだよね。

アスファロス:いかん、そんなのは放っておいて、上に逃げねば。

GM    :すると、上の方から何人か階段を下りてきた。そこに現れたのは、
      三人の導師を引き連れた、最高導師レノルード様だ!

アスファロス:やったあ!

アニース  :デュラン様ご乱心です!(笑)

アスファロス:下の方で、仲間が二人ほどやられてます。(笑)

GM    :レノルードは、デュランに向かって言う。『そこまでだ、デュラ
      ン! お前がこの者たちに向かって話したことは、すべて聞いてい
      たぞ!』
       デュランは、『お、俺は導師になりたかったんだ! 名誉と地位
      が欲しかったんだ! …しかし、こうなったら仕方がない、レノル
      ード様、覚悟!』と言って、レノルードにファイヤー・ボールを叩
      き付けようとする。しかし、その魔法は、レノルード達の前でかき
      消されてしまった。

アスファロス:すごい…。魔法使い恐るべし…。

GM    :そして、同行していた導師のルーン・ロープの魔法が、デュラン
      を捕らえた。

アスファロス:これで一安心。…あ、そうだ! アンダルシアはどうした? まさ
      かお前、殺したのか!(笑)

GM    :そこに張り付いている奴さ。(笑)

アスファロス:え、このスズメ?

アニース  :このスズメ、今夜の夜食にしようと思ったのに。(笑)

GM    :それから、アックスも下の方で頑張っているんだよ。(笑)

アスファロス:そうだ、忘れてた(笑)。早く助けに行かないと。


 レノルードは、アックスとスケルトン・ウォーリアが戦っているのを見ると、
ディスペル・オーダーの魔法をかけ、スケルトン・ウォーリアに戦うのをやめさ
せました。
 こうして、アックスも危ないところで助かったのでした。
 そして、一夜明けて次の日…。


GM    :さて、次の日の朝だよ。

アックス  :あれ? アンダルシアがいないじゃないか。

アンダルシア:まだスズメのままなの?(笑)

アニース  :君には次の日はないよ。約束どうり、夜食になっていたりして。
      (笑)

アマーニ  :あたしは、いったいどこまで行ったの?

GM    :王宮の前まで行ったけれど、当然、中に入れてもらえなくて、終
      わり(笑)。で、その日だけれどね…

アンダルシア:だから、俺はどうなっているんだ!

GM    :デュランは、杖を取り上げられて、さらに、魔法が使えないよう
      にギアスをかけられて、学院から追放された。そして、ランベルト
      の別荘に、学院から何人か人を派遣して、彼の研究成果を持ち帰り、
      学院で引き続き研究することになった。

アスファロス:それじゃ、俺たちが持ってきた研究ノートも渡してしまおう。水
      晶球は、どうする?

GM    :研究に関係しているようなので、学院で引き取らせて欲しいと言
      っている。

アックス  :それでは、引き渡しておこう。

GM    :ああ、そうだ。その水晶球は、放っておくとアックスのもとへと
      戻ってしまうらしいから、学院の宝物庫に、魔法の力を借りて、封
      印しておくそうだ。

アンダルシア:おれは、スズメから戻ったんだろ?

アニース  :戻らないと困るんですけど。わたし、食べちゃうよ。(笑)

GM    :忙しいから、二三日そのままなんじゃないの?(笑)

アニース  :ちょっとまって。(笑)

アンダルシア:戻せ戻せと、必死で歌っているぞ。チュチュン、チュン!(笑)

GM    :冗談、すぐにディスペル・マジックしてあげるよ。スズメから戻
      った時には、君は丸裸だ。(笑)

アマーニ、アニース:キャーキャー。(笑)

アスファロス:下品な奴(笑)。早く服を着ろ!

アックス  :スズメのままにしておいて、僕の笛に合わせて踊るのも、良かっ
      たのにな。(笑)

アスファロス:そうか、足し算の出来るスズメというのも、うけたかも知れない!

アンダルシア:貴様らぁ。

GM    :レノルードは、こう言っているよ。『デュランがランベルトを尊
      敬していたことは、間違いない。』

アンダルシア:それは、僕も賛成するよ。

GM    :『ただ、やつは地位と名誉との誘惑に負け、自分の最も尊敬する
      人を殺してしまったのだろう。考えてみれば、あいつもかわいそう
      なやつなのかもしれん…。とにかく、君たちの活躍には感謝するよ。』
       それから、学院でデクリーズ・ウェイトとインクリーズ・ウェイ
      トという、二つの遺失呪文を教えてもらったよ。
       でも、学院からの金銭的なお礼は出ないからね。(笑)

アニース  :学院の出入り自由というのだけでも、相当なものですよ。

GM    :それでは、経験点を1000点あげよう。…そうだ、今月はろくな仕
      事が出来なかったから、来月の収支決算は−2を付けようね。(笑)

アスファロス:いいさ。200ガメルのルビーで、トントンだ。


 こうして、ランベルトの幽霊との約束を果たした旅の一座は、いつもどうりの
の平和な(?)生活へと戻れたのでした。
 しかし、この出来事が、彼らがこの後巻き込まれる(予定である)大きな災難
の始まりであることを知っているのは、GMだけであった。

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