もともとは、「最強パーティーもいいけど、そろそろ新しいキャラクターもやりたいな」とか、「最強パーティーのGMが、毎回シナリオを用意するのは大変だ」とかいう理由で、新しいキャラクターを作ったのが始まりです。
キャラクターを作るためにダイスを振り始めた当初は、旅芸人一座などになる予定ではありませんでした。ところが、雑談などをしながらワイワイとキャラを作ってみると、いつの間にやら旅芸人一座の出来上がり。まあ、それでもよかろうということで、以後12話のシリーズになったのでした。
なお、このシリーズは、1話から6話までは、リプレイ本を作ってコミケで売りました。(イラストは草薙あつし氏)
年齢は、第1話当時のものです。
アスファロス人間の父とエルフの母の間に生まれたハーフエルフ。43歳なんだそうだ。
キャラクターが最年長だったため座長に就任。しかし、あまり尊敬されていないようだ。一座の中では、手品師をしているのだが、トランプの数当てにウインドボイスを使うなど、精霊魔法を裏で使ってズルをしている。
金を出されるとすぐに依頼を引き受けるため、金の亡者と呼ばれている。本人は、「一座のためを思って、金を集めているのだ!」と、強く否定しているが……。
アックス・ボンベイもと傭兵。それがどういうわけだか、旅芸人一座にいたりする。35歳。
この顔に実に似合わないのだが……一座の歌うたいである(バード技能を持っていたりする)。とくに、アンダルシアとのコンビは絶妙で、客には人気がある。
もと傭兵だけあって力持ち。テント設営や荷物運びなど、力仕事は彼の仕事。また、その力を見せ物にした出し物もある。
アニース一座の家事全般を引き受ける19歳。その正体は、メデロンパの森で大賢者モショエショエに拾われ、育てられたソーサラー。
養父であるモショエショエが「わしは旅に出る。お前も好きなようにしなさい」との書置を残して姿を消したのをきっかけに冒険に出たのはいいが、途中で路銀も尽き、仕方なしに、酒場で踊り子兼ウェイトレス兼料理人をしていたところ、座長に料理の腕を見込まれて引き抜かれた。
一座の胃袋を握る、実は一番の権力者だったりする。
アマーニ・プレシェードな〜んにも考えていないグラスランナー。20歳くらい。綱渡りとかの軽業を見せ物にしている。
誰とでもお友達になれるという特技を持っていたようだが、ピクシーには嫌われたようだ。
アンダルシア一座の唄い手、伴奏係、客引きに声帯模写と、数多くの特技を持つ器用貧乏27歳。
両親もやはり旅の楽師だったが、アンダルシアが幼少の頃、はやり病で亡くなった。その後、彼は両親のあとを継ぎ、放浪の旅を続けていた。しかし4年前の冬、飢えと寒さで倒れていたところを、アスファロスに拾ってもらった。そのせいで座長にはいつも文句を言っているくせに、どこか頭が上がらないらしい。
アンポ・ン・タンこんな名前を付けた親の顔を見てみたい(この世界じゃ高貴な名前かも知れないが……)。15歳、138センチ、30キロ。
両親は貧農で、兄弟は上に13人、下に6人。そのせいで、口減らしのため捨てられたのを、たまたま祭の興行に来ていた旅の一座に拾われたのが8年前。その面倒を見ていたのがアスファロス(当時はまだ座長じゃなかった)なので、彼女にとってアスファロスは育ての親。
特技は、座長の手品の邪魔、練習サボり……もとい、ナイフ投げである。
旅芸人一座の冒険 vol.1
- (1) さらわれたおてんば姫
- 元は普通のキャンペーンの第1話になるはずでした。それが旅の一座になり、お姫様誘拐という、ちょっと古いパターンの話に化けました。
- そのせいで大部分がアドリブ。読み返してみると、かなり強引な部分があります。バランスも崩れていたせいで、いきなりアニースが死んじゃうし……。あまりにもかわいそうなので、すぐに復活させてあげました。
- (2) 生命の木の実
- せっかく旅の一座になったのだから、コミカルな話を作ってみようと思いました。
- ピクシーと一緒になって悪戯をしてもらおうと、森の中には、蜂の巣やら、 毛虫やら、泥団子を作れる水溜りやらを用意しておいたのですが、石をぶつける という攻撃的な方法になったのが残念です。
- (3) 裏切りの魔術師
- 8月にやったシナリオで、「夏といえば怪談!」という安直な発想から作り 始めたものです。そのわりには、けっこう雰囲気が出ました。
- かたきの魔術師を追い詰めるのに偽幽霊を使う、というのは予想していたの で、イリュージョン・ワンドを出してあげたのですが、結局使いませんでしたね。
旅芸人一座の冒険 vol.2
- (4) 封印の水晶球(前編)
- 第3話で出てきた謎の水晶球。もちろんただ出てきた分けじゃありません。 旅の一座になったせいで没になったキャンペーンの再利用のために、一座を騒乱 の渦の中へと放り込むために出て来たのです。
- その導入としては、まあ、こんなもんでしょう。なお、元もと旅芸人には向 かない話を無理矢理再利用してのこと。以後3話の間、強引な話の展開が続きま す。
- (5) 封印の水晶球(中編)
- 前編で見ぐるみ剥されてしまって、無一文の旅の一座(とは言っても、けっ こう隠し持っていたりする)。ただでさえ目立つのに、追われる立場となった彼 らが、どう行動するか。お手並拝見といたしましょう。
- (6) 封印の水晶球(後編)
- クライマックス(?)ですね。元の話では、本当に対決させるはずでしたが、 まさか旅芸人一座を魔人と対決させるわけには……。
- ということで、けっこう間抜けな設定ですが、まずはめでたしめでたしになっ たのでした。
- (7) 昔々のモーニングコール
- 旅芸人一座が、地下の古代遺跡めぐり。あまりにも似合わないといえば似合 わない。
- この話の後半でストーンゴーレムを出したのですが、もちろん、戦わせるつ もりはありませんでした。できれば、崩れかけている遺跡に誘い込んで、生き埋 め(?)にするくらいの知恵を働かせて欲しかったのですが、結局、逃げ回って いるだけでした。
- (8) ボンベイ親子の再会
- 普段は無口なアックスを喋らせようと、主役にしてみました。
- 一見ただの商人夫婦のアックスの両親が、実は元腕利きの冒険者。一座が盗 賊団に捕らえられたところで、アックスの両親の意外な活躍がある……はずでし たが、敵が弱すぎたのか、一座が強くなりすぎたのか、そのせいで、旅芸人らし くなくなってしまいました。
- (9) 大怪獣バジリスク
- 元のタイトルは「大賢者モショエショエ」。モショエショエはアニースの養 父なので、今回はアニースを主役にしました。成行き上、アンダルシアも主役扱 いになりましたが……。
- (10) アンポお嬢様
- 一度やってみたかった「そっくりさん」ネタで、あなたが主役シリーズ第3 段。主役はタイトルを見て分るとおり、アンポです。主役になったおかげで、普 段台詞の少ないアンポも、さすがによく喋りました。
- (11) 思い出の町
- あなたが主役シリーズ第4段。アンセリウムが主役です。
- 一度やってみたかった「幼馴染」ネタと、「押しかけ女房」ネタ。自分が こういう扱いを受けるとは思っていなかったのか、アンセリウムの狼狽ぶりは、 見ていて楽しいものがあります。
- (12) 2つのクリスタル
- あなたが主役シリーズ第5段。アスファロスが主役です。一度やってみたかっ た「タイムスリップネタ」なのですが、話自体は旅芸人らしくありません。
- とりあえず、旅芸人の最終話ということになってます。結局アマーニが主役 の話はやりませんでした。