| Chapter I | スティニアへ |
| Chapter II | 国境越え |
| Chapter III | ガヤン神殿壊滅 |
| Chapter IV | 待ち伏せ |
| Chapter V | 永久の別れ |
| Appendix | 暇人の統計 |
〈聖剣〉ジャスティス。それは、〈悪魔〉騎士クラスの魔物でさえも、その刀身に封じて破壊するこという、黒い封魔の剣。かつてはスティニア王城の宝物庫に収められていたそうだが、今は、バールゼブル・ランバートの手にある。
さて、そのバールであるが、王城から勝手にジャスティスを持ち出したため、スティニアから追われる身となってしまった。そこで、その時の協力者である龍闘技使いのザウと共にスティニアを脱出。逃亡途中に立ち寄ったクラースで、ミル、ルート、ルフェルトと知合い、以後行動を共にしている。
そして、彼らは今、トリース森王国の王都デューラーの、とある宿に滞在中なのであるが……。
GM ということで、前回はジャスティスにひびが入ったところで終ったんだな。さて、誰のせいだったのでしょう?
ミル ええっと……それは……あの、人形から出てきたモヤモヤのせいよ!
バール ……お前のせいだよ。
ミル そ、そんなこといったって、うちがやらんでも、きっと他の人がやっとったよね? ね?
ルフェルト そりゃそうかも知れないけどね。それで、何で急にひびが入ったんだ? 怒ってるのかなぁ。
ザウ 満足しているのかもよ。満腹になって腹がはちきれそうだとか(笑)。
GM ザウがそう思うのは勝手だけど、普通に考えるなら、あまりいい状態じゃないね。封印が容量オーバーで、一気に破られる前兆とかね。
ルート ええっと……それで、どこかで修理できるんじゃなかったっけ?
GM 場所は分かっていないよ。ただ、ジャスティスがかつて保管されていた、スティニア王城に行ってみれば、何か記録が残っているかも知れないということだ。もしもその記録に、ジャスティスが生み出された場所が記されていれば、その場所でならば修理が出来るかもしれない。
ザウ そうだった。そしてその場所に、古の〈龍〉の力も眠っているんだったな。
ルート 思い出した。それで、今度はスティニアに行ってみようってことになってたんだっけ。それじゃ、旅の準備が出来たら、早速出発しましょう。
デューラーからスティニアに向かうには、いろいろなコースがあるだろう。しかし、なるべく急いでゆかなければならないということになると、やはり途中で船を使わねばなるまい。
一つ目のルートは、ここからクラースに戻り、そこからバドッカ行きの船に乗り、途中のスティニアの港で下りるというコース。もう一つは、オータネス王都エグに向かい、そこから船でオータン湖を縦断して、国境付近の町シャルペーに。そこから山越えしてスティニアに入るというコースである。かかる日数は、どちらもおそらく4〜5巡りくらいだろう。
ルート 海は、クラース出身だから見慣れているしな。湖の方が面白そうだから、そっちのコースに一票。
ミル それもそうだけど……何でまた、スティニアまでわざわざ行かんとならんのよ。そのまま使わないで放っておけば大丈夫なんとちがう?
ルート そりゃ、大丈夫だっていう可能性もありますが、そうじゃない可能性だってあるわけでしょう? そうなると、万が一封印が解けた場合に出てくる連中は、洒落にならない連中ですよ。
ザウ バールの親戚がぞろぞろ出てくるんだったっけ? 従兄弟とかお父さんとかお爺さんとか、ひい爺さんとか(一同笑)。
バール 俺の一族は魔物じゃないぞ(笑)。
ルフェルト そうじゃなくて、〈悪魔〉やら何やらが、たくさん封印されているんだろ? うまく浄化できてればいいんだが、ひびが入ったってことは、怪しいところだろう。やっぱり、ちゃんと修理しておいた方がいいと思う。
ミル はぁ……やっぱりそうなるんね。
ザウ それに、古の〈龍〉の力を手に入れるためには、何としても謎を解かないとならないんだ。なあ、ルート。
ルート そうですねぇ。他に手掛かりもないし。
ミル でも、王城になんて行けるわけ? バールたちは、指名手配されているんでしょう?
GM もちろん、以前バール達がジャスティスを持ち出した時のように、こっそりと潜入しなくちゃならないだろうね。そこで、まずはその時にも手を貸してくれた村を訪ねるのがいいだろう。
スティニアの山奥にあるドワーフの村で、ザウが修行していた龍闘技の寺院も、その村の近くの険しい山の上にある。
ルフェルト でも、スティニアにあるんだろう? 信用できる人達なのかい?
GM もともとスティニアには、半独立の町や村がたくさんあるし、隠れ里みたいなところもあるようだ。その村も、そんな村の一つ。
ルフェルト なるほど、それなら大丈夫そうだな。それで、なんていう村なんだい?
GM グリトグラ村。(一同笑)
ミル 村の名前はともかく、龍闘技の寺院があるなら、是非とも行ってみたいわ。
ザウ 残念ながら、一般の人には開放していないんだ。
ミル 大丈夫やって。そこ出身のザウがいるやないの。
ルート ……ねえ、グリトグラって……なんか聞いたことない?
ミル モグリとモグラ?
ザウ グリとグラだろ。絵本じゃないか(笑)。
行くと決まれば、さっそく旅の準備に取り掛かる。
まずは、ペローマ神殿でいろいろな霊薬を買い込んでおく。値段は、高司祭のルートがいるおかげで三割引になっているのだが、やはり霊薬は高い。ミルなんて、三割引とはいい買いものだと思ったのか、《戦士》とかの霊薬を買い込んだのはいいが、後でこの先の旅費の心配までする始末。
そして、準備が出来たらエグに向けて出発し、三巡りくらいでエグに到着。旅費は……この日程だと、200ムーナくらいにしておいたっけ?
バール そんなもんだったと思う。
GM それじゃ払っておいて。
ミル ああ、ただでさえ軽い財布が、ますます軽くなってゆく〜。残り310ムーナ。
ルート なんでそんなに少ないんです? わたしなんて、いつの間にか2,000ムーナもありますよ?
……ミル、この先の旅費、ちゃんと出せるんだろうか? まあ、足りなくなったら、どうせルートに借りればいいからいいんだけど。
GM 陸路を旅してエグに到着。さて、ここから船に乗ってオータネス湖を縦断すれば、十日くらいでシャルペーに到着だ。でも、休養とか情報集めとかで、二、三日はエグに泊まるだろう。そうそう、その船賃ということで、各自100ムーナ払って切符を買っておいてね。
ミル あ〜ぁ、残り210ムーナや〜。(しくしく……)
GM 出発まで何かすることは?
ルート 見物!(笑)
GM はいはい。エグの名物といえば、でっかいペローマ神殿だね。デューラーのもでかかったけれど。
ルート それじゃ、挨拶だけして、あとは町を見物。
GM 町をぶらぶらしていると、王城前広場でファッションショーをやるという話を聞いたぞ。独立したばかりの新人デザイナー達が出品しているんだそうだ。
ザウ 見に行ってみるか。
ミル そうやな。きれいな服、見に行くだけならいいかな。……買う金はないけどね(笑)。
GM では見に行った。王城前広場に特設ステージが設置されて、結構な人だかりが出来ている。ところが、そろそろ始まるというところで、突然ガヤン神殿の人達が駆け込んでくる。「皆さん、ショーは中止です。速やかにここから離れて下さい!」
ルフェルト ねえ、それって……。
GM 「落ち着いて、避難してください。このステージに、テロリストが爆弾をを仕掛けたそうです!」
それを聞いて、集まっていた人は慌てて避難し始める。
ルフェルト やっぱり(笑)。
ルート なんか、この町も物騒ですねぇ……。
ミル それで、その後どうなったん?
GM ドワーフの技術者の人が、仕掛けられた時限爆弾を処理して、爆発の危険はなくなった。でも、ファッションショーは来巡りに延期。
ミル 来週まではおらへんもんな。船は三日後に出るし。ま、しゃあないかなぁ。それじゃ今度は……
GM あの……情報集めとかはしないんでしょうか?
ということで、ファッションモデルになったネーカーちゃんを見ることは出来す(笑)。
さて、観光をしている四人とは別に、バールは酒場とかを巡って、スティニア関連の情報の類をそれとなく集めていた。
そこで集めた情報によると、関所などでのスティニアの入国審査はかなり厳しくなっているそうで、スティニアではお尋ね者のバールとザウは、どう考えても無事に通れそうにない。ついでにいうと、入国許可書はスティニア大使館とかで発行してもらえるが、その手数料が200ムーナもかかるそうだ。
ルート ええっと……袖の下を使うと安くなるとか……。
GM 話の分かる奴にうまく当たればいいけどね。そうでない場合は、逆に、かなり厳しい詮議を受けることになるだろう。うっかり「熱狂/黄金の姫」なんて特徴を持った人に当たったりしたら……。
ルフェルト 黄金の姫?
GM 何代かに一度、王家に生まれる、いろんな意味で異常に高い能力を持った姫様のことだよ。有名なところでは、争いを続けていた五王国に〈バドッカの盟約〉を結ばせるために尽力したセレニア姫がいる。それから、スティニア建国時に活躍した初代〈黄金の姫〉は、リルレイア・ランバートという名前だ。あと、今の〈黄金の姫〉は……あれ? なんて名前だったっけ? まあ、あまりプレイには関係しないから、どうでも良かろう。
ルフェルト そうかぁ……今はお姫様が治めているのか。……でも、あの怪しげな毛虫男とかロボコップとかを送り付けてきたのも、スティニアなんだよな。
GM 情報としてはそんなところかな。それで、大使館に行ってみるかね?
バール 許可証がなくても入国する方法は、いくらでもあるけどな。少なくとも、俺とザウはそうしないとまずいぞ。
ザウ スティニアじゃ、極悪人にされているからな。
ルート そうなると、みんなして裏道を通るから、入国許可証をもらう必要もないですね。
バール お前らだけはまともに街道を使って入って、スティニアの適当な場所で合流っていう手もあるがな。
ルート スティニアの地理には、詳しくないんです。
ルフェルト それで、その裏道っていうのはどの程度の危険があるんだ?
GM さあ? 国境近くまで行けば、いろいろ話が聞けるだろうけどね。エグの町では、そういうルートもあるらしいってことだけだな。
バール そうなると、ここで相談していても始まらないな。どうせ、国境近くの町でも、入国許可証は手に入るんだろう?
GM そうだね。そういうところなら、領事館とかを置いてそうだし。
ザウ それじゃ、まずは船で、その町まで行ってみようか。
そして二日後、船が到着。それに乗り込んで、波に揺られて十日ほどでシャルペーに到着したのであった。
GM シャペルーに到着。ここを出発して十日ほど歩いて、峠を越えればスティニアだよ。
バール さてと、問題は……正直者をどうするかだな。
GM そうだね。ええっと、ルフェルトと、ルートと……
バール というか、俺以外、全員「正直」なんだが。(一同笑)
GM それは、どう考えても、関所を無事に通るのは無理なんじゃないかね?
バール 俺もそう思う。
ザウ 大丈夫だ。俺には「意志の強さ7レベル」がある。
バール ザウはそれでいいとしても、他の連中はどうするんだよ。
ザウ そうだよな。「おい、怪しいドワーフを知らないか?」
ミル 怪しいドワーフ? それなら、ここにおるやないの。
ルート そうそう。たしか、スティニアでお尋ね者になっていたんじゃないっけ?
GM それで、入国目的は?
ルフェルト スティニア王城に忍び込んで、ジャスティスに関する資料を調べるんじゃなかったっけ?
バール とまあ、そうなること請け合いだな(笑)。
とうことで、然るべき所で情報を集め、山脈越えの裏ルート(すでに裏街道でも何でもなく、完全に国境の山脈縦走登山って感じ)を教えてもらった。
町で、ロープやくさび、それにキャンプ用の寝袋や、数日分の食料などを買い込んで、密入国のための山脈越えルートにアタックすることになったのであった。
ミル ああぁ……ますます財布の中が軽くなるぅ〜。残り50ムーナや。
ルート 財布が空になったら、貸してあげますからね(笑)。
GM そしてシャルペーを出て、まずは東へ。二日ほど行った所で、オータネスとスティニアの国境になっている山脈に向かう。最初のうちは、ちょっときつい山道という程度なんだが、さすがに、いよいよ山脈を越えようって辺りは険しいね。
ルフェルト やっぱり、何かの判定がいるのか?
GM 〈登攀〉の判定を、何回かしてもらおう。まずは、5〜6メルーほどの高さの急な岩場だ。〈登攀〉判定を一回やってもらおう。技能なし値は、敏捷力か体力-5ね。
ルフェルト 余裕余裕。〈登攀〉は16レベル持っているんだ。(ころころ)ほらね。
バール 俺も13レベル持ってるからな。(ころころ)成功。
ルート ええっと、《空中歩行》で歩いていきます。
GM 三人は無事に上がれたか。で、残りの二人は?
ザウ かなり厳しいんだが……ええっと、失敗するとどうなるんだ?
GM どうせ上にいる人がロープを垂らしてくれるだろうからな。それに捕まっていれば、1〜3メルー滑り落ちた分のダメージをくらうくらいでいいだろう。そして、成功するまで判定を繰り返してもらう。
ミル 痛そうやなぁ。(ころころ)あれ〜え!
バール 何? 落ちたのか? それで、死んだか?(笑)
ミル ええと、2メルー滑り落ちて、ダメージが(ころころ)鎧で止まった。でも痛い(笑)。ここ、かなり危険やで。
ザウ 俺も駄目だ。(ころころ)3メルー滑り落ちて……でも、同じく痛かっただけ。おーい、俺達には無理だ。上から引き上げてくれー。
ルフェルト だらしがないなぁ。
バール 仕方ないか。それじゃ、しっかり体を結わえ付けておけよ。俺とルフェルトで引っ張り上げるから。
ミル あ、うちもお願い!
GM ミルとザウは、二人にずりずりと引っ張り上げてもらった。バールとルフェルトは2点ずつ疲れておくこと(笑)。
ルフェルト しかし、この先が思いやられるなあ。
GM そうだねえ。しばらく行くと、更に険しい崖にぶち当たることだしね。高さは20メルーくらいあるし、角度も急だ。今度は落ちるとちょっとやばげだぞ。
ルート それじゃまず、わたしが《空中歩行》で上に行って、ロープを垂らしておきますね。それを命綱にしてください。
GM こんどは、〈登攀〉に失敗したら、1〜6メルー滑り落ちることにしよう。
ルフェルト (ころころ)よし、今度も余裕の成功だ。おーい、早く登って来いよー。
バール そう急ぐなよ。(ころころ)俺も成功。
ミル ……うちらじゃ、登るのは無理やね。
ザウ ……そうだな。おーい、また引っ張り上げてくれー
ルフェルト はいはい、分かったよ。
GM それじゃ、また疲れておいてね。そして、ここからは下りになる。最後の難関、今度は6メルーくらいの崖を下ります。
ルート またまた《空中歩行》。
ルフェルト 余裕余裕。もっと険しい山道でも平気だったぞ(笑)。
バール 落ちても6メルーくらいだからな。(ころころ)成功。
GM あのぉ、ルフェルトとバールが先に下りると、ミルたちを下ろす人がいなくなるんだけど……。
バール そうだった(笑)。今度は失敗しても下に落ちてくるだけだから、自分で何とかしてみてくれ。
ミル ひえ〜っ! (ころころ)おっ!?
ルート 成功した?
ミル ええっと……これは、ぎりぎりで失敗や。やっぱ落ちるんか〜ぁ! 3メルー落ちて、イテテテテ、今度はダメージがちょっと来た。
ザウ (ころころ)ふぁ〜んぶる!(一同爆笑) 6メルー、いきなり崖の上から転落。ゴロゴロゴロゴロゴロゴローッ!(一同笑)
GM ファンブルって、それって、滑り落ちるんじゃなくて、崖のてっぺんから下まで一気に墜落ってこと?(笑)
バール い、いくらなんでも、ちょっとやばくないか?
GM もともとダメージは、落下ダメージをそのまま使っているんだ。5メルー以上は、1メルーに付き1D-2ダメージ。6メルーだから6D-12だな。
ザウ (ダイス6個、ゴロゴロゴロゴロゴロゴロッと)鎧で防いで、7くらった。
ルート ええっと、そこまであからさまに落ちてくるなら、途中で《空中歩行》がかけられないかな?
GM そうだな。5メルー転げ落ちた所で、一回くらいはチャンスがあるか。
ルート かけてみます。(ころころ)ああ、失敗! すいません、役に立たなかったですけど、大丈夫ですか? すぐに《大治癒》かけますね。
GM どちらにしても、ここから先はあまり危険な場所はないから、もう転落の心配はしなくていいだろう。
ミル ああ、しんどい道やった。
ザウ そうか? 大したことなかったと思うけど?(←そりゃ、戦闘となれば、もっとでかいダメージ食らうけどねぇ……)
ルート それにしても、バールさんとザウさんは、スティニアから脱出する時も、こういう所通ったんですか? バールさんはともかく、ザウさんよく生きてましたね。
バール こんなひどい所は通らなかったよ。関所は避けてきたけれど、それでも一応道は付いていたぞ。脱出の時は、もし見つかってもその場を切り抜けて脱出してしまえば良かったからな。今回は、潜入した後もいろいろやらなくちゃならないんだから、そういうわけにはいかない。
ルート あ、なるほどね。
ミル それでやな……うちも怪我しとるんやけど、《小治癒》かけてくんない?
ルート 焼酎をかける?
ミル 誰が焼酎なんて言ったんや! 《小治癒》や!
ルート ああ、呪文の《小治癒》ね。てっきり、傷口に焼酎をかけて消毒するのかと思った。
ザウ 口に含んで、それから傷口にプーッって吹きかける(笑)。
ルフェルト でもそれはそれで、間違った対処方じゃない気がする。
この日はもう少し進んだとこで日が暮れてきた。こういう所でのキャンプの準備もちゃんとしてきたので、無理はせずにさっさと休んでしまうことにした。
一応、交替で見張りを立てておいたが、この夜は何事もなし。
次の日。朝も早くからさっさと出発。そしてその日のお昼頃、ようやく麓の村が眼下に見えてきた。
GM この様子なら、もう一刻ほどで到着するだろう。
ルフェルト ええっと、それはもう、スティニアの村なのかな?
GM 当然。
ルフェルト スティニアって、黄金の姫……だったっけ? そのお姫様を崇めているんだろ?
バール まあ、そういう奴が多いな。
ルフェルト それだったら、村に付いた時に「黄金のお姫様万歳!」とか、のぼりを立てていったら歓迎されるかも。
一同 やるんじゃなーいっ!(笑)
GM 逆に、怪しい奴って通報されるか、黄金の姫様を愚弄する不埓者ってことで捕まっちゃうかだよ。
さて、そしてそのうち、その村に到着する。当然、いきなり山から下りてくるんじゃなくて、一旦、村からちょっと離れた街道に出て、そこから街道を通って村に入るんだろうけど。
バール そういうことだ。
GM 村に入ると、村人たちがチラチラと君達の方をうかがう、冷たい視線が付き刺さる。
ルート よそ者は歓迎されないって聞いていたけど、かなり閉鎖的ですね。でも、異国の村の様子は珍しいから、こっちも好奇心のこもった目で、村の様子とかを熱い視線でうかがっています(笑)。
ザウ ルート、観察するのはいいが、その視線はやめろ(笑)。それで、なんていう村だ?
GM 名もなき小さな村だ(笑)。そんでもって、そのまま道を行けば、村に一軒の酒場兼宿屋兼村の集会所が見つかる。
ルート 今日はそこで泊りかな。
GM はい、宿の前です。
ミル ずっと保存食やったからな。久しぶりに、まともな御飯が食べられるぅ♪
ルフェルト スティニアって、何か変わった食べ物があったりするのかな?
GM 例えば?
ザウ イナゴとか、ハチノコとか。
ミル テッポウムシとかいう、カミキリの幼虫を食べる所もなかったっけ?
ルート 一度くらいなら食べてみてもいいですね。
バール ふふふ、じつは、スティニアで一番使われる食材は、トカゲやヘビなのだ……とか言ったら?
ミル 嫌じゃーっ! やめてーっ!(一同笑)
GM そんなに騒いでいると、周囲の視線はますます冷たくなるぞ(笑)。とにかく、宿屋のドアの前までやってきた。
ルフェルト ごめんくださーい。
GM と言おうと思った時、ドアがばーんと開き、「ちくしょう、おぼえてやがれ!」と、数人の男が転げるように飛び出してくる。
ミル はぁ? 喧嘩でもしたんか?
GM そうみたいだね。顔がボコボコになってるし(笑)。
バール そういう輩は放っておいて、さっさと店に入ろう。
GM その店から、大声が聞こえてくるぞ。「うゎはははははははははぁ! たかぁがチンピラごときが、この、クレコ村の勇者様、グレイ・ウォーキンス様に喧嘩を売ろうなど、十年と138巡り早いわぁ!」
一同 あいつかぁっ!(爆笑)
ルート なんでこんな所にいるんですか、この人が! って、この前は、私は会ってないけど。
バール おい、そこのお前。
ミル あれ? あんた、確か、デューラーでストリートファイトをやってた……
GM 「そう、クレコ村の勇者様、グレイ・ウォーキンス……ん? おお、あんたは確か、ミルさんだったな。こんなところで会えるとは思ってなかったぞ」
ルート ミル姉、知合いですか?
ミル ま、まあね。結構強い。
GM 「さて、ここで会ったのも何かの縁だ。今日は俺がおごってやるから、みんなで賑やかにやるとしよう。さ、入った入った」
ミル なんと! どうもありがとな。
GM と言って店に入ろうと、ウォーキンスが店の中の方を振り向くと、そこには腕を組んだ店のおやっさんが立っている。「お客さん……出ていって下さい」(一同笑)
ルフェルト あんまり歓迎されていないみたいだな。
バール 喧嘩してたんだろ。そのせいじゃないのか?
GM そうだろうね。店の中を覗いてみると、テーブルがひっくり返っているし、皿は割れて料理は床にぶちまかれているし、椅子は壊れているしで、結構ひどい有り様だ。
ルート はぁ、これはちょっとひどいですね。とかいいつつ、なにげに掃除を始めたりして(笑)。
バール そんなのは気にしない。その隣の、まだ無事なテーブルに着こう。
ザウ ……ミル、後は任せたぞ。
ミル 任せたって、何をよ?
GM ちなみに、喧嘩のせいでか何かは知らんが、他の客の視線は冷たい。「これだからよそ者は……」とか言う声も聞こえたりする。店のおやっさんも無愛想に「それで、あんた達、何か用かね?」
ミル え、ええっと、お昼御飯。
GM 「へいへい。うちも商売ですからね。注文されればランチセットくらい出しますがね。また喧嘩でもやられたら面倒だから、それを食べたら、さっさと出てってください」
ザウ ところで、さっきの男は一体何をしたんだ?
GM 店の常連に、そこは俺の席だからどけと言われて、大人しく立ち上がったと思ったら、いきなり顔面にパンチ。そのまま喧嘩モードに突入(笑)。
ザウ かなり単純そうな奴だから、どうせそんなことだろうと思っていたけど。
GM 「さ、ランチセット5人前ですぜ。さっさと食って、トラブル起こす前に、あんたらも出てって下さい」
ルフェルト 我々も、歓迎されてないみたいですね。
雰囲気が良くないので、宿に泊まるのはあきらめて、飯を食ったらさっさと出発。
どうせ野宿になるのなら、もうちょっと先に進んでからにしようと、さっさと街道を南へと進んでいくのだが、すぐに、さっき村を追い出されたクレコ村の勇者がキャンプをしているのを発見した。
ちなみに、ここから勇者と別れるまでテープが止まっていたので、適当に捏造します。(ちょっとは覚えているかと思ったが、ほとんど記憶に残ってないみたい)
GM 「よう。なんだ、あんた達も追い出されたか?」
ミル あんたとは違うってば(笑)。
ルフェルト ところで、どうしてスティニアなんかに?
GM 「うむ。あの後デューラーでしばらく挑戦者を募っていたのだがな。やはり、この俺様にかなう者は現れなかった。そこで、俺はデューラーに見切りを付け、更なる強敵を求めて、旅を続けたわけだ。
しかし、オータネスでも、このスティニアでも、俺様の相手になるような奴は現れない!」
バール そりゃ、スティニアのこんな田舎村で挑戦者を探す方が間違ってるぞ。
GM そうだよね。せめて、オータネスを旅している間に、〈悪魔〉湖の監視者にでも挑戦すりゃ良かったのに、町や村で「挑戦者求む」としかやってないからねぇ。
ミル それで、これからどこに行く予定なんや?
GM 「スティニアの山奥には、未だ知られぬ隠れ里があり、さまざまな格闘技の流派が伝えられているという噂だ。例えば、ドワーフの龍闘技の寺院とかな。おれは、そういう奴らと勝負がしたい」
ルフェルト 龍闘技といえば、ここにザウがいるじゃないか。
ミル おお、そうやった。この前紹介してやるっちゅうたけど、忙しくて出来んかったからな。ちょうどいい、ここで紹介してあげるわ。こいつが、龍闘技使いのザウっちゅうドワーフや。
GM 「なにっ!? それは是非とも手合わせを!」
ザウ ええーっ。面倒臭いよ。何でこんなところで戦わなくちゃならないんだ。
GM 「そこを何とか!」
ザウ こんなところで怪我をしても、お互いつまらないだけだろう。それに、俺達は急ぎの旅なんだ。悪いが、こういうところで時間を潰すわけにはいかない。
GM 「……なるほど、何か知らぬが、大切な事情があるのだな。それほど言うならば仕方がない。またいつか、出会える日を待つことにしよう。やはり、龍闘技と戦うには、龍の寺院を探さねばならぬのか」
ルフェルト (ザウにボソボソ)ザウがいた龍闘技の寺院て、これから向かうグリトグラ村の近くにあるんじゃなかったっけ?
ミル (ぼそぼそ)そういえばそうやったね。
ザウ (ころこそ)そうだけど……こんな騒がしい兄ちゃんを連れて回って、目立ちまくるのはまずいぞ。
バール (ぼそぼそ)そうだな。そんなこと教えたら、絶対に一緒についてくるって言うぞ。
ルート (ぼそぼそ)そうなるとやっぱり、このままここで別れた方がいいですね。
GM 「ん? どうかしたのか?」
ミル あ、なんでもないんよ。ザウがいた龍闘技の寺院の場所なんて知らないから、うちらについてきても無駄やよ。それより、ザウは気乗りしないみたいだけど、うちなら相手してやってもいいけど?
GM 「おれは、女とは戦わないと言っただろう? まあ、旅を続けていれば、また会う日もあるさ。それじゃ、気を付けて行けよ」(←こいつは単純なので、ミルの発言内容を追求したりしない)
バール ああ、お前も、あまり妙なことやって、スティニアの連中に捕まるんじゃねえぞ。それじゃな。
GM 君たちは、クレコ村の勇者グレイ・ウォーキンスと別れ、街道を南へと向かったのであった。彼は、君達の姿が見えなくなるまで手を振っている。「また、いつか会おう!」
ザウ 「おお、またなーっ!」って、グリトグラ村に行ってみたら、あいつが先に到着してたりするんじゃないだろうな?(一同笑)
そしてそれから十日ほど。すでに主要街道からは離れて、山奥のグリトグラ村へと続く険しい道を進んでいるのだが、今のところ、バールとザウの面が割れることもなく、危険な動物に襲われることもなく、スティニア国内の旅は順調に進んでいる。
しかし、順調過ぎるのも、このメンバーにとっては、ちょっと不都合がありまして……。
バール なんだ、盗賊どころか、獣も出てこないのか。
GM 今のところね。そのせいで、ずいぶん長い間何も切ってないからな。一昨日あたりから、ジャスティスの刀鳴りが始まっている。
バール 大丈夫、オッケー。ミルを切れば済むことだ。(一同笑)
ミル ちょ、ちょっと待たんかい!
バール 元はと言えば、お前が〈悪魔〉を吸いとらせたせいで、ジャスティスにひびが入って、こんな所まで来ることになったんだろう。なに、ちょっと切って血を吸わせるだけだから、大丈夫だ。どうせ今までの戦いで、もっとひどい怪我をしてるだろう?
ミル で、で、でも、でも、うちを切ったりしたら、もっとひびがひどくなって、こんどこそ壊れるかも……
ザウ それはないはずだ。ジャスティスのひびは、血を吸わせたせいじゃなくて、〈悪魔〉を封印したせいなんだから。
ルフェルト ……ひょっとして、ミルは実は〈悪魔〉だったのか(笑)。
ミル ちがーうっ! そんなわけないやろーっ!
ルート え、ええっとですね、やっぱりここは、今までみたいに動物を仕留めてですね……
GM その動物も出てこないから困ってるんだろ。まあ、ずっと先の方に村が見えてきてるから……
バール なるほど。すると、夜になってからだな(笑)。
ルート 違うでしょう! 村で、生きた鶏でも買って、我々の夕食兼ジャスティスの食事ってことでいいじゃないですか。
バール それでもいいがな。
GM とりあえずそのまま村のすぐ近くまでやってきた。
ザウ なんていう村だ?
GM またまた、名もなき小さな村(笑)。
バール さすがに、ジャスティスがこの状態で村に入るのは、怪しすぎるな。夜になってから、盗賊のふりでもして……
ルート そ、それはさすがにまずいですよ。出てきた盗賊を叩き切るならともかく(笑)。ところで、ジャスティスが鳴りっぱなしだと、何かまずいことありましたっけ?
バール あまり長い間放っておくと、勝手に動いて、お前らが食事にされるぞ。犠牲者は、ルートかな? ミルかな?(笑)
ルート そ、それでも、村人はやめましょうよ。ほら、この辺りの山に入って狩りをするとか……
GM まわりは、岩山だぞ。スティニアの山地は、高くて険しい。
ルート い、岩山じゃ無理そうですねぇ。そうなると、やっぱり危ないから村に入らず、今夜も野宿ですか。
ルフェルト ええーっ、せっかく村があるんだから、ゆっくりしたいよな。せめて、食料の調達くらいはしていきたい。
ミル でも、それじゃジャスティスの腹はふくれない。
バール とにかく、村からちょっと離れた所で野宿ということにしよう。何、大丈夫。明日の朝には満腹になってるって。(一同笑)
ルート どうやって!?
バール だから、さっさと村は通過してしまおう。ああ、そうだ。どうせ通過するんだから、人間の食料は調達しておいた方がいいだろうな。俺は、ジャスティスがこの状態じゃ、村に入ったところですぐに怪しまれてしまうから、迂回する。調達の方は任せたぞ。
ミル そんな物騒なこと言わんで、生きた鶏とか兎とか牛とかを、ついでに調達してこればいいんやないの?
バール ああ、そういう手もあったか。まあ、手に入ったとしても鶏くらいだと思うが、それでも構わないぞ。足りなかったら、どうせすぐ近くで餌が手に入ることだし(笑)。
それじゃあ……そうだな、ずーっと向うの峠に、高い木が見えるだろう? あの木のところで待ち合わせということにしよう。
こうして、バールは村を迂回して先に行き、残りの連中は村に入って食料(人間用とジャスティス用)の買いだしということになった。
バールと別れて、ザウたち四人はそのまま村に到着。でも、ここでわざわざ村を出したからには、それなりの理由があるわけで……
GM さてと、ザウ。
ザウ 何?
GM 君、スティニアに入ってからも、別に変装とかはしていなかったよね。
ザウ してないぞ。
バールの茶々 そうだな。俺もザウも素のままだ。
GM そろそろ夕食の買出しの時間なんで、村の広場に出ている市場は、結構混雑している。そこに余所者の君達が入っていくと、いろいろ注目を集めるけどね。
ルフェルト どういうものがあるの?
GM それや、野菜とか肉とか卵とか、色々あるよ。
ルート おおーっ。やっぱり、新鮮な野菜は必要ですよね。日保ちしそうな物を、たっぷり買い込んでいきましょう。
ミル そうやね。荷物持ちはザウやルフェルトがいるから、持てるだけ持たせていろいろ買ってしまおう(笑)。
ザウ 生きた鶏も忘れんなよ。
ルート そういうのは、最後でいいでしょう。
GM それじゃそういうことで、適当に金を払っておいてくれ。
さて、そうやって買いものもおおむね終ったころ。通りの向うの方から、金色の鎧を着たのを先頭に、4人ほどが広場にやってくる。おそらく、この村のガヤン神殿に勤めている連中だろう。
ルフェルト そ、それって、やっぱり俺達?
GM そうみたいだね。君達の方を指さして案内しているのが一人いて、かなりの速足でやってくる。
ザウ ま、まずい。買い込んだ食料を抱えて、急いで退散しよう。
GM そんな大荷物抱えてたんじゃ、すぐに追い付かれるよ。追い付いたところで、ザウの手配書をぴらりと見せて、「貴様、指名手配中ザウだな! 国家に対する反逆、および、大量殺人の罪で逮捕する。大人しくしろ!」
ルフェルト その手配書、似てる?
GM クラースにいた時、見たことあるんじゃなかったっけ? 目付きが多少悪くなってるが、間違いなく、これはザウだよ。
ルート あ、似てる似てる。ここまでそっくりに描かれたらかなわないですねぇ(笑)。
GM 「それから、お前達もザウの仲間だな。同じく拘束する。大人しく神殿まで連行されろ! 逆らうと、ろくなことにならないぞ」
ミル そう言われてもなぁ。はい分かりましたって言う奴、いないと思うんやけど?
ザウ っていうか、お前ら、俺が違うとか何とか言う前に、完全に手配書の人物が俺だって、認めちゃったんだな……。
まあ、ここにいるのは正直者ばかりだからねぇ。
ここにいる、スティニアのガヤンの連中は四人。一応武装はしているが、やはり田舎村だけあって、隊長がソードブレーカーと金色に染めたヘビーレザー、残りはブロードソードにヘビーレザーといった装備で、この人数ならあまり問題はあるまい。
ザウ 生きてる鶏を隊長の方にぶん投げて、そのままダッシュで逃げる!
ルート ああーっ、せっかく買い込んだ食べ物をーっ!
ルフェルト まだ生きてるから、食べ物を粗末にしたことにはならないだろうけど(笑)。
GM 逃げたとしても、買出しした荷物を持って逃げたんじゃ無理だろうね。全部捨てていくなら、君達の方が足が速いだろうけど。
ルフェルト ここは一旦捕まって、それから無実を証明するっていうのは無しか?
ザウ 無理だ! さすがにお前らは死刑なんてことはないだろうが、樽に詰められて連行されて強制労働くらいにはなるぞ。
GM 「ほら、大人しく武器を捨てろ!」
ザウ 俺、もともと武器なんて持ってないぞ(笑)。
ルフェルト ええっと、俺は、トリース森王国のガヤン神官なんだが……。ソードブレイカーを見せても駄目?
GM それは、指名手配犯の味方をする、悪のガヤン神官だと思われる(笑)。
バールの茶々 それに、お前ら全員密入国者だし、入国許可証も持ってないだろう。
ルフェルト し、しまった! そういえばそうだった!
GM 市場にいた人達も、何だ何だと言って、君達を囲むように集まってきてるが。
ミル ええい、こんなところでぐずぐずしていても、しょうがないやん。とりあえず、そうやって相手がごたくを並べている隙に、出来るだけみんなに《韋駄天》をかけるよ。
GM いいだろう。そうやってみんなにかけ終ったところで、痺れを切らしたガヤン神官達が、一斉に飛びかかって来る。「かかれーっ!」
ミル ああーっ、何か駄目や。《韋駄天》失敗しまくっとる(笑)。
ルフェルト ここで戦っても、いいことなんて何もないだろう。野次馬の一番少なそうな方に、ソードブレイカーを振りかざして突っ込む! もちろん、脅しだけだけどね。
GM 驚いた村人達はパニックになって逃げ出すから、すぐに道が開ける。
ミル みんな、ルフェルトと一緒に逃げた方がいいやろな。うちは、すぐにそれに続く。
ルート そうですね。わたしもそうします。
ザウ 同じく、買出しした荷物を全部ぶちまけて、ルートの後を追いかける。
さっさと逃げ出すことにしたザウたち。ガヤンの連中はしつこく追いかけてくるが、基本的にこちらの方が速いので、まず追い付かれることはあるまい。
GM バールが待っていると、村の方から四人が全速力で走って逃げてくるのが見えた。ここまで走ってくる間に、追っ手はかなり引き離されたが、あきらめるつもりはなさそうだ。
バール ああー、あの馬鹿ども、追いかけられてるなぁ。どうしようか……。隠れちまおうかなぁ(笑)。
GM そう思っていると、ミルたちの声が聞こえてきたりして。「ジャスティス、助けてーっ!」(一同爆笑)
ミル ジャ、ジャスティスはないんやないかなぁ(笑)。
バール それで、追いかけてきてるのは何人だ?
GM 隊長を入れて四人。その後ろ、だいぶ離されて、神殿からの応援が四、五人。
バール そいつらから逃げるのは、ちょっと面倒だな。よし、剣を抜いて、ここで待ち構えておこう。
ザウ それで、先頭を走ってきたミルを、まず切り倒すんだな。(一同笑)
ルート そのまま四人を切り伏せて、「そら、捕まえてやったぞ」とか(笑)。
バール いやぁ、変装していたらその手も使えるんだが、今は変装してないから駄目(笑)。ついでに言うと、今使っているのはジャスティスじゃなくて普通の武器だから、わざわざ味方の血を吸わせるほどの意味もない。
GM 待っていると、そのうちミルたちがたどり着く。
ザウ ジャスティスーっ、獲物を連れてきたぞーっ!(一同笑)
ルート だから、ジャスティスに呼びかけるのはやめましょうよ。怪しいから(笑)。
GM 呼びかけに反応して、カタカタカタカタって、鞘の中で騒いでたりして(笑)。
ザウ あいつら、ひどいんだぜ。俺の顔を見るなり、いきなりこれだ!
ルート あの人達、ひどいんですよ〜。おかげで、せっかく買った食料、全部放り投げてきてしまいました。
ザウ 放り投げたのはお前らだろうが。まあいい、連中には、その分の代償は払ってもらうつもりだからな。とにかく、後ろの応援が到着する前に、まずはあの四人を片付けるぞ。フフフフフ……
ミル でも、本当に戦うんか? そうしたら、全滅させるしか手がなくなるんと違う?
バール もちろん、そのつもりだ。
ルート ミル姉、気が進まないのは分かりますけど、ここで逃げたところで、追っ手の数が増えるだけですよ。
バール あいつらをこのまま返すと、あちこちから応援を呼ばれて、余計面倒なことになる。まあ、全滅させてもそうなるだろうが、神殿の機能が麻痺するだろうから、少しは時間が稼げるはずだ。
一応、バールの待っている大木のところまで長距離走ってきたということで、ルールに従い何回か生命力判定をして、みんなそれなりに疲労してもらった。もちろん、追いかけてきているガヤンの連中も同じ。
生命力の低いルートなんかは結構疲労困憊していたのだが、ここで、ペローマ神殿で買い込んだ《治癒》の霊薬が役に立つ。怪我をしていない時に飲むと体力が2D回復するのだ。
ルート よし、体力満たん! いつでもどうぞ。
GM 追いかけてきた方は……期待値で半分失敗したことにするか。「ぜー、ぜー、ぜー、ぜー、……お、おいつい……たぞ。ぜー、ぜー、ていこう……するな……よ。……しない……よね?」(一同笑)
ルート あのぉ、その調子だと、絶対に私たちに勝てないと思うんで、大人しく帰った方がいいですよ(笑)。
バール ニヤリ……一気に突っ込んでいくぞ!
ミル 悪いこと言わんから、逃げなってば!
GM 「何を言うか! 黄金の姫様に逆らう、異国人め!」
バール 遅い! 俺はもう攻撃に入るぞ!
このままイニシアチブをとって、戦闘シーンに突入。
ちなみに、相手はザコばかりなので、こちらが一方的に相手を痛めつけるという展開であった。ミルやルフェルトはそれでも手加減をしているのだが、バールは容赦なく相手を切り伏せて行く。
ルフェルト ほら、どう見ても勝ち目はないぞ。大人しく村に戻れ!
バール 戻られたら困るんだが(笑)。それ、全力2回攻撃が、両方あたり。
GM ええっと……一気に死亡判定か。(ころころ)生きてるけど、次のターンには気絶だな。
バール さてと、次は隊長の相手でもするかな。こいつが倒れたら、後から追ってきてる連中が引き返すかも知れないから、そうならないように、適当に防御しながら長引かせるとしよう(笑)。
で、数ターンの後。特筆するべき事態も生じず(途中のイニシアチブ決定のダイスで、GMとプレイヤー合わせて6人全員が5を振ったというのもあったけど、46,656回に一回は出るんだから、別に変なことではない)、金色に染めたヘビーレザーを着た、ガヤン神殿の隊長だけが残ったのであった。
バール このターンは俺からだな。朦朧状態の隊長に、攻撃しているふりをする(笑)。ということで、全力防御だ。
ザウ それなら、俺はやられたふりをして倒れていようかな(笑)。
ミル うちは、ガヤン隊長に後ろ回し蹴り。
バール よしよし、そのミルの攻撃を止めるからね。
ミル バール、なに遊んどるんや!
ザウ 馬鹿だなぁ、ミルは! と、倒れたまま言う(笑)。
バール 応援のやつらが来るまで、隊長は、がんばって戦っていなくちゃならない(笑)。そうじゃないと、逃げられるかも知れないからな。
ルート 何で? 逃げていってもらった方がいいじゃないですか。
バール このままガヤンの連中を帰したら、俺達がどっちに向かったか、すぐに通報されるに決まっているだろう。それなら、ここで全滅させておいた方が、時間が稼げるんだよ。
ルート あ、なるほど。
ミル でも、全部殺さなくちゃならないっていうのは……
ルート ミル姉。気持ちは分かりますけど、ここでやっておかないと、後で余計に相手が増えるだけだと思いますよ。差引で考えると、ここで相手を全部倒しておいた方が、結果的に、犠牲者が少なくなると思います。
ミル ……。
バール ここまでついてきていて、覚悟が足りないんだよ!(←ドスの効いた声)
GM そうやってもめている間に、追加が追い付いてくるのかな?
バール 仲間割れしていると思ってくれると、なお楽だな(笑)。
ということで、しばらく隊長の攻撃を適当にさばきながら(途中でバールが一発クリティカルをくらって怪我をしたが、たいしたことはなかった)、敵の追加が追い付くのを待つ。
GM 本当なら、もう50〜60ターンはかかるんだが、そんなにやってるわけにもいかないので、追い付いてきたことにしよう。相手は五人だ。「隊長、大丈夫ですか!」「みんな、油断するな!」「マ、マイケル……ジョン……。ちくしょう、お前達のかたきは討ってやるぞ!」
バール マイケルにジョンね。一応、名前が付いていたのか(笑)。
ザウ そこで、倒れていたドワーフが、むくりと起き上がってくる(笑)。(←倒されたふりをしてました)
ルート 一応、降伏することをお勧めしますが……。
GM 黄金の姫の熱狂者達だから、スティニアの敵には聞く耳持たん。(イニシアチブころころ)こちらからだな。(ころころ)隊長はミルに攻撃成功。
ミル 受け成功よ。
GM 雑魚連中は……まずはルートに当たり。
ルート 全力防御してるから、何とか止めました。
GM ザウには(ころころ)おお、ファンブルでバランスを失う。それから、ルフェルトには命中で、バールには二人行って両方外れ。
ザウ ソードブレイカーで受け折りしてやる。(ころころ)受け成功!
GM 技能勝負は負けたけど、折れるのは三分の一の確率だから大丈夫だった。「貴様、ガヤンに仕える身でありながら、そのような犯罪者の味方をするなんて、恥ずかしくないのかっ!」
ルフェルト 恥ずかしいよぉ!(一同爆笑)
バール (笑笑笑)お、お前なぁ。
ザウ それが本音かい(笑)。
ミル ルフェルトらしいといえば、ルフェルトらしいけど(笑)。
ルート 今ので三秒くらい、みんな固まって戦闘が止まったような気がするぞ(笑)。
ルフェルト 本当は、こんなところで無駄な戦いはしたくないんだ。でも、こうしないと任務を果たせないんだ。
それでもって、三ターンも経ったら、相手はことごとく気絶。全力防御を続けていたルートを攻撃していたおかげで唯一無傷だった好運な入信者も、他が片付いて駆け寄ってきたバールやザウの攻撃で、あっという間にぼろぼろになってしまった。
そして、最後まで頑張った隊長も、バールの全力2回突き攻撃をくらって倒され、ついに、この村のガヤン神殿に勤めていた連中は、全滅してしまったのであった。
GM 「む、無念……だ……。黄金の姫……様……。申し訳……ありま……せん。がくっ」
バール 寝たきり小娘など、守ってもしょうがないだろうに。
ルート しかし、勝てないと思ったなら、さっさと逃げれば良かったのに。何で最後の一人まで戦い続けたんでしょうね。
バール 仲間の敵討ちを何としてでもしてやりたいというのもあっただろうがな。
ルート ……そういう無駄なことで、命を粗末にしてしまって。
バール それから、隊長の最後の言葉……。
ルート 黄金の姫ですか?
ルフェルト 教育のたまもの……かな?
ルート ここまで来ると、教育じゃなくて、洗脳ですね。
ミル ……気分が悪くなってきた。
ルフェルト 早めにこの場を離れた方がいいな。
バール でも、その前に……と。ジャスティスを使って止めを刺して行くかな。ぐさっと。
GM ほい、死んだ死んだ。さっきのダメージで隊長も死んでるから、これで二人死亡ね。残りは気絶しただけだけど。
バール ジャスティスは食事が終るまで、そいつに突き立てたままにしておいて、他の連中も順番に処理して行く。
GM ジャスティスは血をすすっている。……って、ひび割れから洩れてきたりして(笑)。
ルート ジャスティスの様子を観察しておきます。へえ、こういう封にして、血を取り込むんですね……。
バール グサッ、二人目。ザクッ、三人目。グリッ、四人目……。
ミル 真っ青な顔で、その様子をただ眺めている……。
バール 止めを刺した連中は、どこかその辺のくさむらとか、崖下とかに放り込んでおく。
ルフェルト ……この際、仕方ないか。
ザウ とにかく、これ以上面倒なことになる前に、さっさと逃げてしまおう。
ルート あーあ、結局、食料とか置いてきちゃったな。
バール でも、金はこいつらから回収できそうだから、損はしてないだろう。
GM そうかもね。君達は、ガヤンの連中を壊滅させた現場を後にして、夜通し歩き続け、夜明けも近くなってから休憩した。それから更に二、三日して、次の村が見えてくる。
ルート 今度こそ、食料とかを調達したいですね。
ルフェルト 何回も、同じことを繰り返すんじゃないぞ。
バール 元よりそのつもりだ。
ミル ザウも、今度はついてきちゃ駄目やよ。バールと一緒に迂回してきて。それから、念のために変装もしておいた方がいいんとちゃう?
ザウ わかった。買いものの方は任せたぞ。
今回は、ルート、ミル、ルフェルトの三人で買物。村人の視線が余所者に冷たいのは相変わらずだが、この三人は、今はまだ指名手配とかになっているわけではないので、買物は無事に終了。
ルート 今回は、無事に買物できたぞ。新鮮な野菜も手に入ったことだし、今夜の夕食は、鍋物だ。
GM 鍋って……このパーティーは、新しい食料が手に入ったら、全部鍋にするのか(笑)。
ルート いいじゃないですか。簡単だし、おいしいし、工夫のしがいもあるし。
バール 鍋にはマヨネーズは入らないから、安心しているだけじゃないのか?(←それはルートじゃなくて、ルートのプレイヤーのことでしょう)
GM 食料買出しも無事に終り、旅は更に続く。やがて、グリトグラ村がある山脈が見えてくる。道はここから、深い谷川沿いの険しい道になっている。グリトグラ村は、この川の上流にあるのだ。
ミル ザウのいた龍闘技の寺院も、その近くやったな。
GM グリトグラ村近くの、険しい山の上に建っている。
ルート そういえば、龍闘技の寺院を探している人がいましたね。
ミル どこぞの田舎村出身の勇者やろ(笑)。
ザウ でも、村までは一本道。これまで抜かれていないんだから、先に到着しているはずがない。
ルフェルト ……と思うけれど。村に着いたら、「よう、遅かったな」とか言われたらどうする?(一同笑)
バール 無理だって。あいつ、村の場所も知らないんだぞ。その情報を集めて、それから出発して、俺達より先に到着するはずがない。
ザウ いや、分からんぞ。行き倒れになっているところを、俺のかつての同僚か何かに拾われて、何故か意気投合して、近道を使って案内されているとか(笑)。
GM さて、さっきも言ったように、道は谷川に沿って続いている。その道を上流に向かって進むわけだが、途中でいくつか小さな村があるから、そういうところで食料は調達できる。
ザウ 俺とバールは、相変わらず迂回。無理なら変装してから入る。
GM そうやって行くなら、特に問題なく通過できる。しかし、一体どういうルートで流れて来るのだか、あの村でのガヤン神殿壊滅事件は、尾ひれがついた噂となって、すでにこの辺りにも届いているようだ。
ルート でも、手配書とかは無しだろ?
GM もちろん、そんなものはまだまだ届かない。ザウやバールの手配書なら、だいぶ前から出回っているけどね。噂の方は、「なんでも、例のザウとか言う極悪テロリストが、十数人の仲間を連れてスティニアに潜入したらしい」とか(笑)。
ルート それで、そのメンバーには、天を突くような大女がいるんでしょう?
GM それから、悪魔に魂を売り渡した、闇のガヤン神官が。
ミル でも、そいつは己の悪行を恥じているという。(一同爆笑)
バール それを聞いていた連中は全滅させたから、その話は伝わっていないって(笑)。
GM ザウを取り巻く、悪の四天王がいるとか。
ルート 悪の四天王って……確かにその他四人だけど、いったい誰のことだ?(笑)。
すでに一体どういう連中のことなんだかさっぱり分からなくなっている噂を聞きつつ、旅は順調に進む。そして、更に数日。一行の行く先に、深い谷川にかかる、長い吊橋が見えてきた。
ザウ それを渡ると、グリトグラ村か?
GM いいや。渡ってから、あと半日ほどかかる。
ミル でも、あともうすぐなんやね。
GM ちなみにこの辺りの地形だが、君達が歩いている細い山道の左手は、深い谷川になっている。右手の方は、ずっと5メルーくらいの高さの岩の崖。崖の上は、針葉樹の森で、谷川の向うの岸も同じく森だ。そして、あと50メルーも行けば、吊橋がある。
さて、ここで全員聴覚判定をしてくれ。
ルート 聴覚? (ころころ)8成功ですが。
GM 成功した人には、右手前方の崖の上から、ガサガサガサと、茂みをかき分ける音が聞こえてくる。
ルート 皆さん、何か来ます……。
バール ああ、俺も聞こえた。
ミル 警戒しておく。
GM その少し後。「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」という叫び声が上がり、それと同時に、崖の上から巨大な影が降ってくる。人型、ただし身長は2.5メルーはある。それはズシーンと着地して、再び雄叫びを上げる。「ぐおーっ、ぐおぅをおぉーっ!」
ミル あ、あれ、何?
GM それに続いて羽搏きの音がする。見上げると、翼人が一人、人間の男を一人抱えて、崖の上からゆっくりと降りてくる。
ルート あ、翼人……。何でこんなところに?
GM 最初に飛び降りてきたでっかいのは、オーガー。身長2.5メルー、体重200カガル。
ルフェルト で、でかい……。
GM 巨大なモールを、軽々と持ち上げ、ぶんぶん振り回している。
ミル それは、かなり痛そうやな。
バール それで、それを追って降りてきた翼人は?
GM 追って来たわけじゃないけどね。オーガーが飛び降りた後、悠長についてきたって感じ。抱えられている人間は、シールドバトンにキックブーツを装備した男だ。
ミル アルリアナ?
GM 他に、こういうの使う連中いないだろう。
バール オーガーとそいつらは仲間か。そうなると……
GM 翼人が、少しなまりのある言葉で叫ぶ。「見ツケタゾ、ばーるぜぶる・らんばーと!」
それから、こいつらのリーダーは、翼人が抱えてきた人間のようだ。「手配中のドワーフ、ザウらしきものを見たという通報があってな。村のガヤン神殿が壊滅したと聞いて、間違いないと思って来てみれば、やはりそうだったか」
ルート その……バールゼブル・ランバートって?
バール 俺のことだよ。
ルート あ、やっぱり? それで、用件は?
GM 大人しく連行されろ。
ルート 嫌です(笑)。
GM そりゃ、普通はそう言うだろうな。
バール 一応聞いておくが、どこに連行するつもりだ?
GM 「スティニアの王城だ。バール、お前は殺さずに、生きたまま連行してこいと言われている」
バール ついでにもう一つ聞いておこう。誰が、そういう命令を出した?
GM 「上のお方だ」
バール ようするに、お前は下っ端だから、そこまでは知らないってことだな(笑)。お前じゃ話にならん。もっと上の奴を連れてきたら、話を聞いてやる。さっさと帰れ。
ルフェルト そうだな。邪魔だ、さっさと失せろ。
ミル そうやね。連行じゃなくて招待だったら、行ってみてもいいかなと思っとったんやけどね。
GM 「まあいい。それなら、抵抗できないようにしてから連行するまでだ。それから……そこにいるお前、ルートとかいう奴だな?」
ルート ほへ? よく知ってますね。……じゃなくて、何で知ってるんです、気持ち悪いなぁ。
バール つまり、推測が当たっていたってことじゃないのか。お前の兄貴が、スティニアについているんだよ。
ルート あ、やっぱり? それで、兄さんは、今、何してます?
GM 「やはり、ドクター・スクエアーの双子の弟か。お前も、発見したら生きたまま連れてこいといわれている」
ルート 絶対に、嫌です! 冗談じゃない!
GM 「バールとルート以外の者は、抵抗するようなら殺して構わんと言われているが……」
ザウ と言うことは、用があるのは、その二人だけなんだな。それなら、俺達は邪魔にならないように、お暇[いとま]しようか?
ルフェルト そうだね。
ミル あ、それいい。楽そうだし(笑)。
バール まあ、どうでもいいけどな。それだったら、一体なんでお前らここまで一緒についてきたんだ?
ミル それは非常にいい質問だと思う(笑)。
ルフェルト そうだった。ジャスティスとスティニアのことを調べなきゃならないんだった。
GM で、どうするって? その三人が邪魔しないっていうなら、そのまま行かせてもらえるけど。
ザウ 俺は、ジャスティスとルートがそろっていないと、古の〈龍〉の力への道が調べられないからな。
GM だから、どうするって?
ザウ だから、邪魔者は排除する。
ルート うんうん、実に理論がしっかりしていて、分かり易くていいですね(笑)。どうせ相手は三人しかいないんだし。
GM この場合は、三人もいる、と言うんだが。
ルート でも、普通に考えると、もっと人数を用意した方がいいと思うんですが。
GM ならば、増やしてあげよう。
ルフェルト えっ!?
GM 君達が話をしている間、翼人はちょっと精神集中をしていたんだけどね……
ミル ルート! あんたが言わんでもいいこと言うから!
GM まあ、最初からこいつを召喚する予定だったんだけどね。翼人は、風の元素獣ルドラを召喚した。こんなやつね。(ガープスルナル(完全版じゃない方)に載っているイラストを見せる)
ルート なんか頭悪そう。(一同笑)。
GM たしかに、あまり良くはないけどね(笑)。
バール どうせこれ以上話を長引かせても、やることは変わらないだろう。それなら、さっさと方を付けよう。ほら、さっさとかかってこい。
GM 「フッ、そのようだな。では、我々に従わなかったことを後悔させてやろう。かかれっ!」
そして、戦いが始まる。
一番手強そうなオーガーには、ザウとルフェルトが二人がかりで攻撃。バールは翼人に召喚されたルドラを、ミルはリーダーの蹴打術使いを相手にすることに決めた。と言うことは、余ったルートは翼人と戦うことになる。
最初の数ターンは、それぞれ移動や呪文の集中。この間に、ミルは自分に《倍速》を使っている。ルートはいつもと同じく、《大治癒》に集中しつつ全力防御の体勢。残りの連中は、それぞれ敵との間合いに入るために移動。
ミル このターンはうちからやね。まずは、回し蹴りが命中。
GM それは蹴打術で受けている。
ミル ま、そんなもんやろうな。でも、後で《倍速》の追加行動があるもんね。
ルート わたしは、相変わらず集中。
ザウ オーガーに後ろ回し蹴り。(ころころ)あ〜、普通に攻撃していたらクリティカルだったのに!
GM でも、それだけ成功すれば、攻撃はまずくらうだろうなぁ。(ころころ)ほら、防御に-5ももらったから、防御失敗。
ザウ ダメージが6。
GM スケイルメールで4点止めて、毛皮と皮下脂肪で2点止まるから、全部防ぐな。
ミル か、硬い!
バール 俺がそっちに行ってた方が良かったかもな。
ルフェルト 俺の攻撃も命中して(ころころ)4じゃダメージが行かない(笑)。
バール ルドラを攻撃、ダメージが7。
GM よけてない。ザクッと切り裂かれて、かなり痛かった。さてと、こちらの番だ。まず、オーガーはルフェルトを攻撃して命中してる。
ルフェルト それは止めた。
GM そりゃ、技能が高いから止めるだろう。でも、失敗した時は大ダメージを覚悟しておけよ。次に、翼人。1.5メルーくらいの高さから槍で攻撃。高低差の修正で、こちらには攻撃に+1、そちらは回避に-3修正が付く。(ころころ)命中。
ルート ひどい、そんなの勝負にならないじゃないですか。-3が付いて、全力防御でも駄目!
GM ありゃ、でも2ダメージじゃ駄目か(笑)。
ルート 助かったぁ! (意志判定をして)精神集中も乱れず。
GM ルドラはバールに向けて真空刃だ。(ころころ)何とか命中させたぞ。ええっと……稲妻だったら《電光》の呪文と同じ扱いで、盾で止められそうだが、真空刃はさすがに無理かな? よけだけ有効にしよう。
バール あ、駄目だ。
GM 9点の切りダメージ。鎧は有効だろう。
バール 1.5倍して7発来たか。結構きついな。(ころころ)転倒はしない。ついでに、我慢強いので、衝撃もないし朦朧ともしない。
GM ミルには、後ろ回し蹴りだ。(ころころ)-2成功。
ミル あー、1負けた。
GM 攻撃も当たってる。
ミル フェイントを1くらったけど、それでも受けてる。それで、うちの《倍速》の追加行動やな。全力攻撃で、回し蹴り、後ろ回し蹴りの二連発や! 一発目は当たり。
GM 実は、こいつも《倍速》やろうなんだ。この二発を何とか頑張って、ミルに逆襲したいところだな。
ミル げげげっ、まずかったかも……。
GM (ころころ)一発目は止めた。
ミル よしっ! 後ろ回し蹴りは-8成功、攻撃も命中。
GM ええと……4成功しても、フェイントを4らったか。(ころころ)残念、受けられなかった。
ミル ここで大きいダメージを出して沈めないと、反撃が来るから(ころころ)よーしっ、9ダメージ!
GM いきなりでかいダメージぃ! ごきゅごぼって、生命力の半分以上来た。朦朧状態になってしまった〜。(ころころ)転倒はしない。
ミル よし、このまま一気に畳み掛ける!
次のターン。ザウはオーガーに後ろ回し蹴りを叩き込んだが、やはりダメージは無し。ルフェルトは、このターンはフェイントをしかける。バールはルドラにさらなるダメージを与た。
自分の硬さに自身があるオーガーは、ルフェルトにフェイント即攻撃。しかし、フェイントは全く効かず、攻撃は受けられてしまった。ミルの相手は朦朧状態のまま。翼人は、そいつを守るためにルートへの攻撃を止めて、ミルの方へと向かう。ルドラの攻撃はバールに受けられて効果無し。
ミル そして最後はうちの番。相手が朦朧状態だし、次のターンには翼人が来るから、今のうちに全力タコ殴り(笑)。まずは、かかと落しいっちゃおう! 全力攻撃で技能+4にして(ころころ)命中。
一同 おおっ!
GM 駄目だ、くらった!
ミル 脳天に7発!
ルート そのかかと落し、初めて戦闘で役に立ったかも知れない(笑)。
GM 鎧と頭蓋骨で4点防いで……頭へのダメージって、何倍だったっけ?
ミル 4倍だから、12やね。
ルート うわぁ……痛そう〜。
GM あ〜、せっかくミルと技能や能力値をそろえておいたのに、何もしないうちに気絶してしまった〜。
ミルの《倍速》分の行動が残っているが、届く範囲に敵がいないので、このターンは翼人の方に向き直すだけ。
次のターン、ザウ&ルフェルトvsオーガーは、ダメージが足りず/攻撃受けられるで進展無し。バールvsルドラも互いに防御成功。翼人の攻撃はミルに受けられてしまう。ミルの後ろ回し蹴りでの反撃も失敗。ルートはバールに《大治癒》をかけて、ルドラからくらったダメージを全快させる。
ミル で、うちの倍速行動。後ろ回し蹴り2連続の全力攻撃。
GM (いろいろ判定して)よけて、止めた。
ルート 何かミル姉、今日はやたらにぐるぐる回ってるね。しかも《倍速》だし。
ミル そういえばそうやね。ぐるぐるぐるって、いつもより多く回っております。うーん、目が回ったらどないしよう?(一同笑)
次のターンはバールから。しかし、ルドラはバールの攻撃をひらりとかわし、自分はバールに稲妻を吐きかけるための集中を始める。翼人はミルを槍で攻撃するが、ミルは防御に成功。でも、反撃は失敗した。オーガーはここ数ターン、フェイント即攻撃を繰り返しているのだが、これも全然当たらない。
ルートは次の《大治癒》に備えて集中。ザウ、ルフェルトは、それぞれ2ダメージ、3ダメージをオーガーに与えている。ミルの倍速行動はファンブルで自分にダメージだったのだが、幸いダメージが小さくて問題なし。
ミル ねえ、翼人の足に組み付いて、引きずり下ろすって出来ない?
GM 出来そうだね。とりあえず、普通に敏捷力の即決判定をしようか。
ミル 組み付く方に+3修正が付くんやったね。
GM 一応、攻撃や防御の時と同じく、高低差の修正は付けよう。(ころころ)-3成功。
ミル よし、6成功。このターンの最後の倍速行動で、引きずり下ろす。
次の三人は集中だったりダメージが足りなかったり。そして、バールの攻撃はクリティカルした。効果は「相手は生命力判定に失敗すると朦朧状態」だったが、ルドラは耐える。そして、バールに向かって稲妻を吐き付ける……が、盾で止められた。オーガーの攻撃は、あいも変わらず当たらない。
GM 翼人か。足を掴まれているんだが……この体勢で、突っつけるかな?
ミル あー、なんとなく、出来そうな気もする。
バール 「ええ一、その手を離せっ!」って感じだな。
GM よし、-2修正で攻撃できることにしよう。「キサマ、ソノ手ヲ離セッ!」(ころころ)当たり。
ミル きゃーっ、組付いてるから受けも止めも出来なくて、一応よけは出来るけど……しっぱーい!
GM うへーっ、でもダメージが1じゃ全然効果がなーい!
ミル やった! ここの倍速行動で、自分と同じ高さまで引きずり下ろしたいんだけど。
GM 体力の即決勝負にしよう。でも、翼人だから、負けそうだな。(ころころ)そもそも、失敗だよー。
ミル 勝った! これでも、勝負は完全にうちのものや!
何か、今回はミルが目立っているが、他が地味なんだから仕方がない。
ザウ・ルフェルト・オーガーの対決は、オーガーがルフェルトから3ダメージをくらう。ここでオーガーは意志判定をしたのだが、馬鹿なくせに成功して、バーサークはせず。バールの攻撃はよけられる。ミルに捕まり大ピンチの翼人は、ルドラに、ミルを攻撃するように指示を出した。ルドラはそれに従って、バールから離れてミルに向かって突進して行く。その間に、ミルを振り解こうとするが、やっぱり無理だった。
そしてその次のターン。オーガーのところは完全に膠着状態。バールはルドラを追って移動するが、追い付かないので攻撃は出来ず。翼人は、次のターンでルドラがミルを攻撃するまで、全力防御で何とか持ち堪えようとするが……
ミル 膝蹴り二連発。ゲシゲシゲシッ、両方当たり。
GM うぎゃーっ、防御はことごとく失敗! 両方ダメージ下さい。
ミル まずは(ころころ)9点が、膝蹴りだから重要器官に命中。
GM ぐぶっ、口から血を吐いて悶絶するかも。
ミル 次が、ちょっと小さくて4点。
GM ぐげぶぼっ。そもそも重要器官に叩きダメージが来ると、生命力判定に失敗したら転倒だし、そうでなくでもすでに気絶判定が必要な状態。(ころころ)駄目だ、落ちた。それで、このターンの最後はルートだったな。
ルート 集中以外、やることがありません(笑)。
ミル それで、うちの倍速。ルドラが来とるんやったね。
GM ああ。すでに接敵状態だから、次のターンから攻撃してくるよ。
ミル ルドラに後ろ回し蹴り。フェイントの分は-7成功。
GM まあ、それだけ出せば食らうよな。命中したら、ダメージどうぞ。
ミル 8ダメージ。
GM それで、風の元素界に追い帰した。
蹴打術使い、翼人、ルドラと、すべてミルが片付けて、残るは体力馬鹿のオーガーだけ。さっきからザウとルフェルトがチクチクとダメージを与えているのだが、もちろんまだまだ余裕がある。もっとも、オーガーの方も、一発も攻撃を命中させていないんだが……。
GM オーガーは、ザウを攻撃して(お互い判定して)受けられたか。
ルート そいつが最後の一匹ですね。無駄だと思うけれど、一応、降伏を呼びかけましょう。
GM 「ぐおーっ、ぐおーっ、うおおぉーん、ぐがーはぁっ!」 モールをぶんぶん振り回しながら、合いも変わらずザウ達と交戦中(笑)。
ルート やっぱり無駄ですね(笑)。
ザウ 駄目だ、これじゃダメージが通らん!
ルフェルト ダメージ+2の全力攻撃が命中!
GM (ころころ)それはよけた。
バール オーガーを攻撃するために移動だ。
ミル うちも移動。それから、倍速で更に移動(笑)。
GM それで、次のターンのイニシアチブだ。
ザウ 俺からだ。(ころころ)命中して(ころころ)よし、10ダメージだ。
GM おおっ、今までの最高じゃないのか? そのダメージで、気絶判定が必要になったが(ころころ)平気。それから意志判定をして(ころころ)バーサークっ!
ザウ なんだと!? ちくしょう、負けないぞっ!(一同笑)(←こいつもバーサーク持ち)
ミル そんなん、対抗せんでいいってば(笑)。
ルフェルト うーん……よし、ダメージ+2で全力攻撃!
GM おい、いいのか!? このターンのオーガーの攻撃がルフェルトに行ったら、どうするつもりだ?
ルフェルト ええと……まだ1ダメージもくらってないわけだし、二発くらっても、死亡判定直前くらいで何とかなるよ。ルートがすぐに治してくれるだろうし。
GM や、やるのね。
ルフェルト やる。攻撃は命中。
GM その攻撃は(ころころ)受動防御だけなら当たるよね。
ルフェルト 7ダメージ。
GM では、オーガーは、ルフェルトの挑戦を受けるぞ! 全力二回攻撃だ。大口叩いたことを後悔させてやる。受動防御しかないから、これで撃沈だ!
ルフェルト 気合いで何とかしてみせる!
GM 一発目は(ころころっと)……
一同 あーっ、3だ!?
GM クリティカルかい(笑)。効果は(ころころ)通常ダメージだが、ただ当たっただけで3D+6ダメージあるんだよねぇ。
ルート とんでもないダメージですね……。
GM 17ダメージ。(一同爆笑)
ルフェルト ひえ〜ぇっ、鎧で4点しか止まらないから、いきなり-2!?
GM そこへズシンと踏み込んで、連続攻撃の二発目が来る!(ころころりん)
一同 うわあぁぁぁぁぁぁっ!? なんでまたクリティカルなんて出る〜ぅっ!?
GM だ、大丈夫かな……?
そして、ルフェルトの運命を決める、クリティカルの効果決定ダイスが振られた。
GM やばい効果が出ませんように(ころころ)。
一同 ……………………。
ルフェルト …………5?
バール …………ダメージ3倍……なんですけど……。
ミル ちょ、ちょっと、ルフェルト!?
GM (3D+6を振って)14の3倍、42ダメージ……なんだけど……。
ルフェルト -40。死亡判定が6回か。
ルート ルフェルトの生命力って11だったっけ?
ルフェルト こ、これは、やっぱり死んだかな? 1回目(ころころ)成功、2回目(ころころ)成功、3回目(ころころっとな)成功! 4回目(ころころ)よしっ!
ミル ルフェルト頑張れ、その調子であと2回!
ルフェルト (ダイスを一つずつ振って)5……(ころっと)4!?
一同 2以下、2以下、2以下、2以下……
ルフェルト (念を凝らしてころころ)うわーっ、だめだったぁっ! みんな、さよ〜なら〜。
GM あー、初めてプレイヤーキャラクターが死んでしまった。クリティカル2連続で、しかもその片方が3倍ダメージなんて、運が悪かったとしか言いようがないけど……。これも、オーガーを見くびって、全力攻撃を仕掛けた酬いか?
とにかく、次の方どうぞ。
ミル そういえば、翼人に組み付いた時に、シールドバトン両方落していたんだっけ。さっきの移動はなし。前のターンで拾って、このターン移動……なんやけど……ルフェルトーっ!
ルート ルフェルトが死んでしまったのは、あからさまに分かるのかな?
GM 1ターンで、合計51ダメージだからねぇ。
バール 体半分潰れてるんじゃないのか? あるいは、岩に叩き付けられて、辺り一面が溢れ出した血で染まっているとか……。
ルート とにかく、急いでルフェルトの元に駆け寄ろう。まだ、間に合うかも知れないことを祈りつつ。
バールとザウが、オーガーに怒りの攻撃を叩き込む。ミルはまだ、攻撃出来る位置に来ていない。そして、ルートがルフェルトの元に駆けつけて、ルフェルトの体を抱え起こしたのだが……
ルート 《診断》技能(ころころ)……死亡……確認……。
GM 次はザウ。
ザウ 駄目だ、ダメージが通らない。
ルフェルト 俺は死んでる(笑)。
バール 俺の攻撃は当然命中。
GM あ、それは受動防御値以下が出て外れてる。それで、オーガーはダメージ+2でザウを攻撃して命中。
ザウ (ころころ)うぐぐ、今度は俺の番か?
GM 当たってしまったか。ダメージが3D+8で……20ダメージ。
ルート ああっ、ザウさんまで!?
ザウ 鎧で4減らして16。ひえ〜、生命力が一気に-3か。(ころころ)気絶はしないし、転倒もしない。(ころころ)バーサークもせず。
GM だから、最初に「敵は三人もいる」って言っただろ。すぐにルドラが追加されたけど。それで、どうする? バーサークしてるから、当分の間倒れないぞ。これ以上犠牲者が出ないうちに、何とか逃げ出した方がいいんじゃないかね?
ミル でも、やっぱり……ね……。後ろから攻撃って出来る?
GM もちろん出来るけど、ダメージが増えるわけでもないし、こいつはそもそも受動防御だけしか使えないんだから、あまり有利になるとは思えないぞ。まあ、攻撃はくらわなくて済むかも知れないけど。
ミル そうか。頭を狙うのも無理だろうし……。とりあえず、普通に回し蹴り。ダメージが9発。
GM 倍速どうぞ。
ミル 回し蹴りで全力2回攻撃。9と10ダメージ。
GM 合計7ダメージ追加と。それで一応死亡判定だが……17や18は出ないよな。(ころころ)やっぱり死なない。
次のターン。
ルートはザウが重傷を追ったことに気付き、治療のために呪文の集中を始める。ザウは朦朧状態から回復し、オーガーに反撃の大ダメージを与えている。オーガーは、さっき背後から攻撃されて怒ったのか、技能レベル+4の全力攻撃で、背後のミルを大振りで攻撃。
ミル それをシールドバトンでガツンと受ける。お、重い……。みんな、ここは退却や! と、呼びかけながら回し蹴り……って、まだうちの番やないね。
バール 退却するにしても、こいつの足止めはしないとな。左足を狙って命中、10ダメージ。
GM 4通って1.5倍の6ダメージ。死亡判定三回目だ。まあ、無理だと思うけど(ころころ)おおっ、18だと? 死んだーっ!
ルート あ、あっけない……。
GM 足の動脈をばっさりやられて、失血性ショック死か?
ミル オーガーが倒れたなら、急いでルフェルトに駆け寄るけれど……。
ルート (黙って首を横に振る)
ミル ルフェルト……こんなところで……
バール ルフェルト、お前のかたきは討ったぞ。
ルフェルトの魂 礼を言いたいけど、死人に口なし(笑)。
GM それで、翼人と人間は、気絶しただけなんだけど、どうする?
ルート まだ生きていたか……殺します。ぐさぐさぐさっ。(←幼馴染みが死んだショックで、ちょっと性格が変わってる)
ミル うちは、しばらくショックから立ち直れへんわ……。
ザウ それで、この後どうするんだ? この辺りに穴を掘って埋葬か?
GM 吊橋を渡った半日ほど行けば、グリトグラ村だよ。
ルート そこまで連れていってやりましょう。本当は、クラースまで連れていってやりたいけど、無理だし。
バール 村につけば、防腐処理くらい出来るかも知れないぞ。
ルフェルトの魂 剥製じゃないんだから、その村に埋葬でいいよ(笑)。
ルート それでは……っと、出発前に、懐をあさっておきます。
GM ルフェルトの?(一同爆笑)
バール 違うだろう、スティニアの連中のだよ(笑)。
ルート そりゃ、ルフェルトの形見の品は、クラースまで持って帰りますけどね。
GM ルフェルトの形見の品は……やっぱり、ソードブレイカーかな?
ミル そうやね。他に、何かか嵩張らない物を持っていたなら、持って帰るけど。
GM それじゃ、倒した連中の懐をあさってみると、人間が500ムーナちょっとの金を持っていた。他に目ぼしい物はなし。
ルフェルトの魂 それから、俺の所持金が1,658ムーナある(笑)。
それからルートたちは、ルフェルトの亡骸と共に出発。吊橋を渡り、グリトグラ村へと向かった。そして半日後。彼らの行く先に、険しい山腹はりつくように作られたドワーフの村、グリトグラ村が見えてきたのであった。
ザウ ルフェルト、もう少しで、ちゃんと葬ってやれるからな。
ルフェルトの魂 今回の教訓。安易な全力攻撃は謹むべし。
バール まあ、クリティカル2連続だったから、全力攻撃は関係なかったけどな。「俺はそんなザコじゃねぇっ!」という、オーガーの怒りがさいころに乗り移ったんだな。
GM 今回はちょっと戦闘が多かったから、ご苦労さということで、4CPずつあげよう。そうそう、ルフェルトは特に大変だったから、ボーナスで5CPね。すでに意味がないけど(笑)。
バール それよりも、殉職したんだから二階級特進じゃないか。
ルフェルトの魂 あまり嬉しくない〜(笑)。
| No. | 名前 | 台詞数 | (%) |
|---|---|---|---|
| 1 | GM | 200 | ( 30.6 ) |
| 2 | ミル | 112 | ( 17.2 ) |
| 3 | ルート | 101 | ( 15.5 ) |
| 4 | バール | 96 | ( 14.7 ) |
| 5 | ルフェルト | 71 | ( 10.9 ) |
| 6 | ザウ | 66 | ( 10.1 ) |
| 7 | 一同 | 7 | ( 1.1 ) |
| 合計 | 653 |
今回は、戦闘メインの話だったので、プレイ時間はかかったけれど、リプレイの長さやセリフ数はちょっと少なめ。最後の戦闘で、一人で三人片付けたミルのセリフが多めです。
しかし……ついに犠牲者が出ました。恐るべし、オーガー!
このパーティーは、技能レベルが高いおかげで、相手の攻撃がなかなか当たらないのですが、今回はそれが裏目に出て、ほとんど無警戒のところに大ダメージをくらったという感じがしました。もっとも、ルフェルトがやられたのは、クリティカル二連続しかも二回目がダメージ三倍などという不幸のせいですが。
ということで、ルフェルトのプレイヤーには、新しいキャラクターを作ってもらうことになります。さて、どういうキャラクターになることやら……。
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